第11話天罰は先んじてこず4

少しずつ押されてる。なぜだ?

「(やっぱり、連携が甘いからだんだん追い詰められてる)」

「はぁ~威勢がいいのは最初だけだったか?もっと俺を楽しませろよぉ~」

ここまで、こけにされて本気を出さないのは

俺のプライドが許さない。

「軍曹、切り札使うぜ。」

「切り札?この状況を変えられるとは思えないけど?」

聖剣シャインエッジには特殊な形態として魔力を光を刀身にまとわせ自在に長さと太さを変えられる。この形態なら切り会いにおいても有効な一撃を決められる。

俺はあえて大降りに剣を振るう体勢をとる。すると双剣使いは突っ込んできた。

双剣使いにはただ聖剣が発光してるようにしかみえてないだから迷わず突っ込んできた。

左腕の剣で流し受け右腕でとどめだろう。

聖剣が振り終わる前に光刃が双剣使いの腕を切り落とし、胸も浅くではあるが切りつけると勢いそのままに倒れ混んだ

「おっし!勝った!」

「切り札にしては…地味ね?まぁこれで終わったかしら。」

「ひどいなぁ~これでも俺は勇者なんだぞ?」

それに双剣使いは片腕だもう戦えない。

そんな油断が反応を遅らせ、メイは俺を庇って奴の一撃をもろに喰らい後方の木まで吹き飛ばされ俺は聖剣を折られた。

「なんでだよ!?あいつはもう、…いや…え?…」

聖剣が折れるそんなことあるのかという疑問

メイは負傷してしまったこと様々なことが頭の中で駆け巡る。

明らかに双剣使いには意識がないただ殺意だけで動いているようだった。

「コロスゥコォーロスゥ!?」

その姿には狂気以外の何かを感じ動けなくなった。なんなんだ?この世界は?

「タクヤ!」

メイはそういいながらハンドガンを投げていた。死にたいの奴にはハンドガンといえ殺傷能力は十分ある。メイは理解していた。

俺は恐怖で動くことすらできなかったのに。

「このっ!クソ野郎!」

ハンドガンの弾が切れるまで撃ちまくった。

頭に二発当たったところで完全に動くなっても撃ち続け弾が切れても引き続け奴が動かなくなってようやく銃をはなしメイのもとへ向かった。





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