第7話訓練というなの罰

教育係としてのメイは俺を訓練することに

なった走り込みや筋トレの基礎鍛練は女神様からの恩恵のお陰で楽々クリアし続けるが

地球にいた頃に見たようなアサルトライフルやハンドガンなど色々な軍事装備の訓練は

さすがに覚えるのに苦労していた。

「ふーん、ボスの言う通りポテンシャルは高いみたいね。でも装備系は1から叩き込まないとだめそうね?」

「そりゃ日本じゃああんなの使わないしそれに俺は聖剣使いの勇者だぞ?銃なんて使わなくても俺は強い!」

「そう言うのは、私や少佐に勝ってからね?」

模擬戦を3回行い全敗している。それも聖剣を使った状態でだ。かすることなく完璧に避けられたうえ銃床で殴れ気絶させられてな

…化け物か?いやもしくは新人類的な何かとすら思ってしまうほどだった。

「タクヤ、自信があるのはいいけどもっと視野を広くして考える前に正しい答えを出して動かなきゃ」

スパコンか?いやそんな無茶くちゃな?

「あんた達は、みんなそんな特殊能力でももってんのか?」

質問が聞こえていた少佐は苦笑いを浮かべ

メイよりも年上であるライラ中尉は目をほせめてそらしてきた。

なんだ?聞かれたくないのか?するとメイが

「あはははいや特殊というかなんというか…みんなボスにしごかれただけなんだよね…

本当…あんまり思い出したくない…」

ボスて尊敬してるだけかと思っていたが彼らも半分被害者のようだ。

「いや、でもね、生きていくためには必要な技術というか必須というかこれのお陰で私達の部隊だけじゃなく他の部隊の損耗も少ないし。」

「まあ、お前さんは基礎が高いからなぁそんなに苦労せずボスのしごきに耐えれるかもな。」

そういった少佐は、「んじゃがんばれ」といって中尉と移動し始め俺は訓練を再開する羽目になった。


それから二週間で、武器の扱い方を学び陸での訓練へと移行することになった。ただ少しほんの少しだけ運が良ければああはならなかっただろうだがあの時の俺は聖剣を信じすぎていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る