第3話勇者は悪夢を見るか
考えることが読まれるとは…
いやそもそも俺と同じ出身なら転生?つまり
チート持ちってことだ。
「年上かどうかはどうでもいい。それより転生したものどうし仲良くしよう。」
「転生?あぁそういうやつか…ほんとこの星にきてからよく聞くな…」
星?いやそれより転生者じゃない?
じゃあこいつは?そんな疑問よりも先に
王様達が動き始めた。
「勇者よ、何をしている。早くそいつを倒すのだ!」
「タクヤ、こいつのことも気になるんだろうけどまだ戦闘中だ。さっさと終わらせようぜ!」
「あんな、子供にびびってるの情けないわね?」
ガイアとサーシャが合流し、王国軍も大砲で狙いをつけている。
「あんたには悪いが全力で、いや最大の力でねじ伏せさせてもらう。いくぞ!」
言いきって体が動く瞬間暗くなった。
「………ぃ……し…」
「少尉!!」
「がぁ、いてぇ」
目が覚めた瞬間頭をぶつけ爆笑が起こった。
「だ、大丈夫ですか少尉?」
「アホだなぁ」
「この状況で寝られるか普通?」
心配してほしい。ほんと。
「ほんとあんたの無神経さには驚かされるよ。」
「あねさん、もうちょっとメイを見習ったら…なんでもないです。ハイ。」
ヤバい、これ以上火に脂はヤバい。
「それより大丈夫?これから作戦なのよ」
「問題なしです。」
「どうせボスにやられたときのことを思い出したんだろうよ。たぶんな」
なんで、わかるんだろ。怖いな。
「ほら、総員降下準備さっさとケリつけて終わらせるぞぉ」
「「イエッサー~」」
その返事に、やれやれという感じでライコフ少佐は見ていた。
降下ポイントに近づきながら5年前のあの日を思い出す。といっても俺は一瞬で気絶させられ王国軍も簡単に無力化された。
俺はあの日から地獄にいる。
そう思いながら体はから重さが消えた。
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