第15話 悪魔の相棒/妖精の妹
そんな中、ノーアが地獄で相棒を手に入れたと言う事を聞いた。正直、ノーアは課題がいくつかあるといい、その課題を解決出来る人だと言う。
悪魔と鬼は地獄で働き、天使と天人は天国で働く。その話を最初に聞いた時に思った事は正直、どの種族もどう働くか分からなかった。
しかし、シアとノーアの説明によると、天国は事務系の仕事がとても多く、地獄は書類仕事と体育会系の仕事と半々だそうだ。
話を元に戻すと、ノーアは悪魔なので、得意な分野は書類仕事だ。しかし、突然のことで、体育会系の仕事もはさまる事になってしまった。
それが課題と言っていたので、相棒は鬼だろうなと思った。そして、そのまま後日会うことになった。
そして、迎えたノーアが連れてきた種族は鬼だった。
(ノーア)「この人が、
(
(ルーナ)「よろしくね」
私たちは簡単な挨拶を済ます。そして、もてなしをした後、海人が帰るという時に、海人と雪人の妹の話をした。そしたら、知っていると帰された。
(海人)「レオンと呼ばれる男の所にいた気がする。2人とも操られている様子だったけどな。妹の方はすぐ洗脳解けるんじゃないか?」
(
(ルーナ)「雪人、早く行こう」
(
そして、私たちは雪降る世界のレインボースノウ山の所にレオンがいると調べる事が出来た。
ワープして歩く事15分。ついに、レオンの居場所に着いた。
(レオン)「また来たのか」
(???)「……」
(雪人)「
(ルーナ)「今回こそあなたの洗脳を解く」
(美海)「怪我をしたら遠慮なく私の所に来てください!」
雪人が殴り始める事で、戦闘が始まった。これなら、
そして、レオンだが、前回と比べて渦巻き形の跡がある。ますます、洗脳が濃くなっているようだ。あの様子だと、自分は保ててないはずだ。
(雪人)「ちぃっ、ちょこまかと!」
(ルーナ)「こっちは解けたよ!」
(レオン)「うう……」
その時、渦巻き形の跡はかなり薄まっていた。レオン自身が洗脳を押しのけようとしている。その時……
(???)「帰りますよ、レオン」
(レオン)「俺は……行きたくない……」
(???)「あなたの帰る場所は無いのでは?それから、妹と人質がどうなってもいいならこちらの期待は裏切らないでくださいね」
(レオン)「……」
前に来た謎の男が来た。今回も目深にフードを被っている。そして、男は意味深な発言をした。
つまり、彼は人質を取られて嫌々やっているのだろう。前回より洗脳が濃いのはレオンを手放したくないからだろう。
私は男の発言で怒っていた。人を物としか見ていないその態度に。でも、私以上に雪人は怒っていた。
(雪人)「おい、そいつの妹を人質に取るのはどうかと思うぞ。妹はどう思っているんだ。俺は、レオンの事嫌いだったが、人質を取ってコソコソやるやつの方が嫌いだ」
(???)「それなら、あなた達は扱えるのですか?この洗脳をした後のレオンを」
(雪人)「それは……」
(???)「いつ暴走するか分からないですよね?それなら、大人しくレオンを持っていきますね」
そう言われたら、いつの間にか寝てた。起きた時に、レオンと男はいなかった。私たちは無事リーヴェルシュタールに帰ってこられた。行く時にはいなかった氷の妖精をつれて帰ってきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます