第7話 迫り来る敵


 その日、私は森に出かけた。理由は前日、少し嫌な予感を感じ取ったから。私は昔から物事の変化にかなり敏感だから、何かあるかもしれない。


 森に入って10分後。人気のない所まで来た。ここなら、姿を表すだろう。私は、槍を構える。


 そしたら、虚ろな鳥人族が2人表れた。正気ではない。どうやら、洗脳されているらしい。


 お互いに、警戒していた。しかし、長引いたので、先手を取った。まずは、左側の鳥人族を攻撃した。彼女は、正気を戻したかのような振る舞いだった。


 続いて、右側の鳥人族を狙いに行こうとしたが、槍で防いだ。向こうが攻撃してきていた。ギリギリ防いだけれど、彼女は正気に見える。じゃあ、なぜ?と思ったその時だった。



「ひより、あなた洗脳解けているでしょ」


「だって、こいつが先輩の事を攻撃したから、こっちも反撃しただけですよ」


「私は、敵意ないから、ひよりも大人しくして」


「……わかりました」



 どうやら、洗脳は解けたようだ。私は、そのまま帰ろうとすると、2人とも謝った。



「意識がなかったとはいえ、すみませんでした。私は、くるるです。よろしくお願いします」


「先輩を攻撃したと思い、攻撃してしまいました。すみません。私は、石之森いしのもりひよりです」


「私は、ルーナです。よろしくね。ところで、この世界に住まない?住む所がなければだけど」


「「ありがとう」」


「決まりね」



 こうしてまた、新たな住人が増えた。ペースが急だなと思いました。

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