第5話 メカラー様

「メカラー様。この能力者は優秀なボディガードになるでしょう」

高島は人工衛星に連れられ、池に楓の葉がたくさん浮いている広い部屋に着いた。

「…では実力を拝見させていただきます」

謎の声が聞こえた。

「誰⁉︎僕と人工衛星しかいないのに⁉︎」

突然、池の中から巨大な御簾が現れた。奥に巨大な人が座っている。

「この方がメカラー様でございます」

「はぁ………………(でっか)」

「あなたがワタシのボディガードになるのですか。それでは………」

今度は、天井から人が降ってきた。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ズトッ

「そいつを殺めてみてください」

「あやめる?なにそれ」

「殺害するという意味です」

「はぁぁぁぃぁあ?」

高島はわけがわからない。

「なんでさ!」

「そいつは無能力者ですよ?」

「無能力者だからなんなの?大体、そこの人工衛星やお前、無能力者が嫌いなの?無能力者に親でも殺されたの?」

メカラーは黙った。

「………強行手段をとるしかないようですね」

高島の目の前に、大砲が出てきて、高島に向けて撃った。

「ぐわぁ!!!!!!」

「これでもうあなたはワタシのボディガードでございますwww。アハハハハハアハハハハハハハハ」

高島はもがきながら、その場に倒れた。

「……サテライト」

「ハイ!!!!!!」

「スラムを見てこい」

「了解です!!!!!!」

羅美亜らみあさん!湧欲ゆうよくさん!余詰ゆつめさん!集合してください!」

いきなり3人の能力者が現れた。4話に出てきたあの3人です。

「あなた方には、最高級のお部屋をご用意しております。どうぞこれからも、この社会の平和のためによろしくお願いします」

「ありがたき幸せ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る