風の行方の迷路

くおん

第1話 プロローグ

行き交う人々

むせるような車の排気ガス

高いビルとビルの間はとても蒸し暑く

緩やかな熱風が通り過ぎる。


とある歩道橋の上に普通の背丈のある青年が

行き交う車をずっと眺めていた。


そして歩道橋を渡ろうとしている

髪がショートボブで可愛らしい姿をして階段を登っている女子大生。


普通、行き交う人々、横を通り過ぎる人達の

生活やそのストーリなど考えることもなく、交わる事さえ有り得ない。


運命。。。

出逢うことのない関係がそれぞれの時間の点と点の中で交わっていく。。。


運命と言うものの中には

共同条理の原理の嘘や真実の愛や信実の愛も

混在してく。


俗に運命に翻弄されていく。。。と言う言葉


敢えてその世界線を選択してるのか

それとも神が与えた道なのか

考え方によっても変わっていく。



彼が見つめていた先には何があるのか

そして彼の後ろを通り過ぎようとしてる彼女の間に風が吹き抜けてゆく。


彼は後ろを振り返り、彼女は横を振り返る。

視線の先にあるものは。。。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

風の行方の迷路 くおん @qonstreet0625

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ