裏設定・マクシミアンと魅惑の声
どうです?今回は例のメガネの少年魔法使いが冒険をする本のタイトルをパク、オマージュさせていただきました。
とりあえず早速本題に入っていきましょう、裏主人公であるマクシミアンについて知っていきましょう。
まずマクシミアンは作中、明らかに嫌なポジションに入れました。
主人公を敵にけしかけ、死んだら栄光を奪い取る。
しかも逃げ道は無くしていく屑っぷり。
書いていて楽しかったです。
まぁ、そんな彼は昔からの夢がありました。それは、自分に従う気のない者と友達になる。それだけでした。
理由としては彼は世界的にも珍しくすぎて知られていないナチュラルボーン魔法使いだったのです。
彼は基本的に魔法で敵を攻撃する事はありません、というか魔法を使える事すら知りません。
では何処でそんな魔法が披露されていたのか、それはマクシミアンの演説シーン。その全てです。
考えてみれば軍隊の奥まで声が届く筈もないです。
しかも最終話の彼のシーンは違和感ばかりですよね、なんで王国中に声が渡っているのかと。
それは彼の魔法は声が作り出す過程と結果を大きく増幅させると言うものだったからです。
まぁナチュラルボーン魔法使いは一つしか魔法使えないから、これ常識。って、これは初めての情報ですけどね。
故に彼の声は相手へと伝える過程を増幅させ、大幅に聞く人を増やした。
そして彼が話した事は言葉の人を動かす力を増幅する事によって実現する。
言ってしまえば洗脳ですね、甘美な声に惑わされてしまったわけです。
なので彼の英雄達は彼の死後洗脳から解かれ自殺が増加、彼の洗脳は『私と共に栄光を掴み取ろう』でした。
しかしその私がいなくなり、結果として目的がないまま生きる事になり。
そんな未来はまっぴらごめんと思った人々が死んだのです。
彼は昔からそうだったのです、昔から自分が言えばなんでも聞いてくれる人々にうんざりして。
なので彼は最後まで反抗的な目をしたアベルとじぶんを自分を殺した者を友とした。
きっと死ぬ瞬間の彼の脳内は。
『俺達の聖戦はこれからだ!
マクシミアン先生の次回作にご期待下さい!』
だろう。それぐらい彼は友が欲しかった、図体だけがデカくなるがきっと心は子供だったのでしょう。
少年兵は夢を見ない @sodecaxtuku
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます