第18話 最後の幕開け

結局、貴族の令嬢たちも全員を奴隷送りに出来た。


騎士見習いのギルリアさんの惨状を見た他の令嬢は戦いはしなかった。


甘い事に、一回奴隷に落ちても実家に買い戻して貰えば良い..そう考え平民たちと同じ様にした。


人数は7人..また良いお金になりますわ。


貴族の令嬢という事で1人辺り3000万ゴールドで売れた。


合計で9人..2億7千万ゴールドだ。


「うふふ、2億6千万に7000万に2億7千万..合計6億ゴールド...これだけあれば帝国に行って爵位を購入しても悠々自適に暮らせますわね」


「あのジュディ..本当に大丈夫..大丈夫なのよね」


《本当に馬鹿ですわね..もう大丈夫なわけ無いじゃない? 貴族の令嬢を纏めて売ったのよ..もうランディウスは潰れるんじゃなくて殺されるんじゃないかしら? 王宮騎士~下級貴族...全部敵にしてふふふ...生き残れるわけ無いわね....貴方ももう解っているんでしょう? だけど認めたくないんでしょうね》


「そう、大丈夫よ..しかし本当に静かになりましたね」


「だって、それはジュディが...殺したり、売ったりするから...ここにはもう使用人と僅かな職員しかいません..からね」


「まぁ良いわ..これで後は...待つだけね」


「ええっ..ロザリオさんを待って...献上して後ろ盾になって貰うのよね」


《此奴は..頭がお花畑なのね..そんな訳無いのに気が付かないのか...はぁ放って置いてもランディウスは滅んだわ..大丈夫かしら》



...................


.........


そして、園遊会が終わって上級貴族が帰ってきた。


《本当は全員地獄に突き落としたいけど..流石に無理ね...ロザリオだけで我慢するしかないわ》


さぁ、最後の幕があがる...


私は...黒薔薇として咲き誇るだけだわ。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る