第17話 うにうに

私は今、地下室にいる。


もう私に逆らう者は今は居ない。


私にはフルールの経験がある..その中には不具者の旨い使い方もあった。


「うーうーうー」


ギルリアは今猿轡をはめて喋れなくなっている。


「ねぇ、ギルリアさん、貴方はね私の奴隷になったのよ?...騎士爵とはいえ貴族だから高く売れる筈なんだけど..方輪じゃ価値がないわ」


「うーうーうー...《それは貴方がしたんじゃない》」


「だからね、貴方を高く売れるように改造する事にしたの..うふふ楽しみね」


「うーうーうーうー」


「そうね、まずは邪魔なもう一本の腕を取っちゃおうか?」


「うーうー..《やめて、やめてよ..お願い》」


ゴリゴリゴリ....どうにか取れたわ..


「ほら、腕がとれたわよ...何も喋らないわね..気絶しちゃったのかしら..まぁ良いわ」


死なれると困るから特別な薬品を使って傷口を塞ぐのよ..これで良い...


さてと、今度は両足ね..右から..


「うーーーーーうーーーーー《痛い..あたしの腕が無い..足も、足も切るの》」


「気が付いた? これから足を切るのよ..」


ギコギコギコ..ゴリ..又気を失いましたわね...あぁ、おもらし迄して汚いわね..


固定する場所が少なくなりましたわ..仕方ない麻酔薬を使いますか..


手足を切り落とし終わったから..今度は歯を抜かないと...


歯を一本一本全部抜いて...声帯はどうしようかしら? まぁ残した方が面白そうね...


もう猿轡も要らないわね...


薬湯でまんべんなく浸して..体を弄って..完成だわ。



「う、うん、痛い痛い痛い痛い..嘘、私の手も足も..何もないのよーーーーー」


「起きましたかしら? 多分痛いのは気のせいよ..痛みは無い筈だから」


「私をこれからどうしようと言うの..こんな事までして」


「貴方は「うにうに」になったのよ..究極の性処理奴隷にね..これから売るつもりだから残りの人生頑張ってね」


「そう..私は終わったのね..だけど、貴方の自由にはならない..死ぬわ..あれ」


「そう、手足も無い..貴方の口には歯も無いのよ..ほら..私が手を突っ込んでも怪我はしないわ」


「うううう」


「ねぇ、幾ら噛んでもそんな物よ? 貴方には死ぬ自由も無いわ...」


「そんな、ねぇお願い、私を..殺して」


「駄目ね..貴方は究極の性処理奴隷うにうにになったの...高額で売れるのに殺す意味がないわ」


「お願い...殺して殺して殺して殺して殺してーーーーー」


「無理」



私は再び使いを使ってダグラスを呼び出した。


「ねぇ、ダグラス..うにうにって知っている」


「うにうにですか?..何です、それ?」


《嘘、この時代じゃ、うにうには知らないの..まぁい良いか》


「これよこれ..」


私はギルリアを見せた。


「これは..ダルマ奴隷ですね..まさか作られたのですか?..普通は作っている最中にショック死してしまい..本当はただの嘘だと伝えられている..ダルマ女を..凄いですな」


「ダルマ女じゃないわ..うにうによ」


「違うのですか?」


「かなりね..まずは..胸とか触るじゃない」


「気持ちいい..お願いもっと、もっと触ってーーーお願い」


「薬品を使って感度をあげたから、この子は喜んで男の相手をするわ」


「凄い物ですな..うん、凄い」


「それだけじゃないのよ..良かったらお尻を触ってみない?」


「良いのですか? この感触..何て柔らかいのですか?」


「これが、うにうにの特徴..赤子の様に体が柔らかいのよ..だけどこれでまだ完成じゃないのよ..この特性のエサを与えて行けば..もっと柔らかくなるわ」


「この吸いつくような肌がまだ完成でないのですか?」


「そうよ、このエサを一か月あげていれば吸いつくような凄い体になるわ」


「それは凄い」


「体は全てが性感帯で感じまくり...肌は吸い付く様に柔らかい、穴も全て最高級な感触..それを抱いた感触は..どんな高級娼婦も叶わない..一度抱いたら、病みつきになる...それがうにうに」


「凄いですね...それで幾らで譲って貰えるのですか?」


「そうね、これも言い値で良いわ....但し二人目からは高額にするつもりだけど..お試し価格で」


「そうですね..それでは7000万ゴールドで如何ですか?」


《思った以上に高く売れたわね》


「それで良いわ..でも価格の根拠は何かしら?」


「ダルマ女じたい、今では作れる職人が殆どいないんですよ..ダルマ女で通常5000万以上...そこに今回は2000万上乗せしました..すいません、うにうにの価値は正直解りませんので」


「そうよね..ありがとう..また次も宜しくね」


「はい、ジュディ様は最高のお客様ですのでこちらこそ宜しくお願い致します」


「ええ、宜しくね」






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