第93話
毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩────
特訓のしすぎで精神的疲労がヤバいわッ!
今日ぐらい休ませろッ!
『そう言うな。この10日間でお前の体力と魔力は飛躍的に上昇したぞ?』
そりゃーありがたいけど、やり方が酷いッ!
生殺しだよ!?
逃げたくても逃げれねぇしッ!
しかも幻影見せられてる間、動けないとかどうなってんの!?
『当然だろ。お前の魔力を変換して『静止』スキル買ったからな。お前の魔力でスキルが使い放題だな』
はあぁぁぁぁぁぁぁッ!?
『具現化』スキルの為に貯蓄してるんじゃねぇのか?!
『そう思ったんだが、あまりにも貯まらないからお前を強化する事にした。せっかくフリューゲルに行くんだ。強い魔物を討伐してくれる方が魔力も早く貯まるからな。これは必要経費だ』
ふざけんなァァァッ!!!!
強化って言っても、ずっと抜かれ続けるだけじゃねぇか!?
『だが、それが良い』
よくねぇよッ!!!! 何達観したような言い方してやがるッ!!!!
『まぁ、あそこの制御まであと少しだ。頑張れ。じゃなきゃフリューゲルに到着しても、この前寄った街で起こったトラブルがまた起こるぞ? 『絶倫』を制御しろ』
…………確かになんとかせねば……。
途中に寄った街でセクシーなお姉ちゃんを見た時に「ヤりてぇな」と思った瞬間──
そのお姉ちゃんが俺に発情して抱きついて来たからな……それだけで股間が濡れてしまった……。
俺が発情していると周りも発情するとかどんな危険スキルなんだよ……。
『まぁ、確かに私も飽きて来たから──普通の戦闘訓練もしてやる。私が1号を『操作』スキルで操るから構えろ。本当なら『絶倫』の制御もお前を操って体に覚えさせたい所ではあるが、上司がセキュリティをかけているから干渉出来ん。お前を操れても数秒な上に手一杯で他の事が出来なくなるからな』
……ちょっと待て……お前他にもスキル買ってるんじゃん?!
『必要経費だ。はよ構えろ』
はいはい、わかりましたよッ!
『はい、は一回だ。負けたら罰ゲームな?』
お前は俺の母親か!?
しかも罰ゲームとかあるのかよ?!
『当然だろ。お前の理性を失わせる。普段は私がある程度『絶倫』スキルを制御しているからな。私が制御を止めれば──きっと白い液体塗れだな(笑)』
絶対に負けられねぇ──
俺は目の前に現れた1号に構える──
本気を出したがミカに操作された1号になす術なくやられた──
まさか、分身体に下克上されるとは……。
『気に病むな。これが本来のお前の強さだ』
つまり、俺はこれぐらい強くなれるポテンシャルを秘めているというわけか……。
『まぁな。目標ぐらいあった方が良いだろ? それに1号を使うのは今日だけだ。予想以上に私が疲れた。この経験は絶対に無駄にならないから安心しろ。それと、次からは『幻影魔法』で訓練するからな?』
俺はまだまだ強くなれるのか……。
ミカなら俺を高みに行かせてくれる──
そんな気がした。
『さて、罰ゲームだ。お前の意思とは無関係に『絶倫王』を解放する──』
今めっちゃ良い雰囲気だったよな?!
ぬおぉぉォォォォォォォォォォォォ、股間が破裂するゥゥゥッ!?
なんかメリメリッ、て音がしてるぞ?!
ピコンッ
『ま、まさか──暴走?!』
アホッ! お前が暴走させたんだろ!?
そんな事言ってないでなんとかしてくれッ!
これ死ぬってッ!
後、効果音が死ぬ程うぜぇッ!!!!
『今日の被害はヤバいだろうな……そうそう、お前の仲間がもうすぐ来るっぽいぞ?』
な、なんだと?!
白い液体に塗れる姿をマイ達に見られる?!
俺は全力で抵抗する──
『お? ショック療法もたまにはするもんだな。通常状態なら制御出来てるな』
なら暴走止めてくれッ!
せめて、アドバイスッ!
『そうだな……とりあえずパンツは脱いだ方がいいぞ』
そんなアドバイスいらねぇよッ!!!!
もはや、この場から離れるしか──
『おっと、そうは行かないぜ?』
ミカに『静止』スキルを使われて動けなくなる。
このスキル反則だろ?!
『このスキルにも弱点はあるぞ? それに魔力消費多いしな』
その使ってる魔力も俺のだけどなッ!!!!
ヤバい──
もう、限界だ──
急いでパンツを脱ぐ──
『おまけだ♪』
おねだりマイ達が現れて俺のあそこを弄りだす──
ダメだ……止まらない……どうしよ?
周りを見渡すと優しい視線を向けている本物のマイ達がいた────
◆──アリア視点──
最近、エルク様がよそよそしいです。
私達とあまり顔を合わせなくなられました。
何が原因なのでしょうか?
「マイさん、最近エルク様がよそよそしくないですか?」
「ですね……悲しいです。もしかしたら、この間夢精された時に起きていたかもしれません」
エルク様の処理をしていない日の朝、大量に夢精されていました。
それが気不味くて顔を合わせられないのでしょうか?
ですが、ちゃんと綺麗にして着替えさせましたから──エルク様は気付いておられないはず。
「エル兄が寝る前にどっか行くのも怪しい」
ティナちゃんの言う通り、夜に特訓すると言って出かけて行きます。
確かに怪しいです。
「この間寄った街であった事もありますし、もしかしたらショックを受けているのかもしれません」
ロッテさんの言う通り、この間はエルク様が色々な女性から言い寄られていました。
全て私達が阻止しましたが──その時にエルク様は股間が濡れていた記憶があります。
私達が夜な夜な抜いているにも関わらず、エルク様の精力は衰えていない。
何か対策が必要ですね……。
いえ、今はそれよりも──
街の一件で心を痛めておられるのであれば慰めて差し上げなければなりません。
「皆さん、エルク様は落ち込まれている可能性があります。私達に何が出来るかわかりませんが──1度話し合いましょうッ!」
全員満場一致でエルク様を探しに出かけます──
エルク様を発見すると──
下半身丸裸で白い液体を絶え間なく出しておられました──
私達はアイコンタクトして頷き合います。
これは無闇矢鱈に出ないようにする為の特訓なのだと察します。
この特訓の不思議な所はエルク様が1人だけなのに微動だにせず、ただ立っている状態で出している事です。
これを真似できる人はいないでしょう。
そして、全員が優しい視線をエルク様に送ります。
「エルク様、安心して下さい」
私が一言そう告げると──
「何が?!」
と困惑され、そのまま意識を失われました。
その後は止まらない液体を皆で交代しながら抜き続けて鎮めました──
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