第25話
自宅に帰り着き、両親に旅館からのお土産を渡し、千晴さんのご両親に対し、自分の親から言われた事を伝え、ご両親から交際について許可をもらったことを報告した。
翌日にはアパートに移動し、夏休みまでの行動計画を練ることにした。
けれど、その前に、デートの戦利品である、千晴さんからお借りした下着を、丁寧に折りたたみ、ジッパーバッグに入れ、冷蔵庫に保管した。
いささか、自分は変態になったのかと、自問自答したけど、下着は生ものという思いから、冷蔵品として措置し、その日の夜さっそく使わせていただくことにした。
これを読んでいる男性の方々は、遠距離恋愛しているなら、私の気持ちを解ってくると思う。
女性の方々に対しては、遠距離恋愛している彼氏に、彼氏の誕生日やバレンタインの時、プレゼントやチョコと一緒に下着を送ってあげたら、ものすごく感激してもらえると思うし、感激しない男は、きっと浮気しているに違いないと思う。
スマホスタンドを活用し、千晴さんに言ったとおり、動画を撮影し送ることにした。
まず、冷蔵庫から出したジッパーバックを開け、下着を取り出し、デスクの上にコピー用紙を敷き、その上に置き室温になるまで待つ。
室温になった頃合いに、最初はブラジャーを取り鼻に近づけ録画スタート。
ブラジャーの乳房の当たる部分を、鼻に当て、匂いをかぎながら、
「ああ、千晴さんのいい香りがする。千晴さんの柔らかくて綺麗なおっぱいが当たった、ブラジャー、とてもいい香り」
とつぶやきながら、まんべんなく鼻を当てる。
その後、椅子から立ち上がり、ペニスを握っている場面をスマホに向け、手で扱きがら、
「千晴さんのおっぱいにキスしたいよ、乳房を舐めたいよー」
と感極まった声でいう。
その後、椅子に座り、ブラジャーをデスクにもどし、パンティを取り、股間に当たる部分を、やはり鼻に当て、思いっきり吸い込む。
「千晴さんのあそこの香り、なつかしい。また、一緒に愛し合いたい。もっともっと、デートしたい。今度は、千晴さんがこっちに来てよ」
と懇願し、再び立ち上がり、右手でペニスをしごき続け、左手に持ったティッシュに、思いっきり射精した。
その瞬間に、
「千晴さん、愛してる、愛してる。千晴さんの中に出したい、いくよ、いっぱい出すよ」
と言い続け、精液を出し切ると、震える手で動画撮影を停止した。
その後、再びブラジャーとパンティをジッパーバックに入れ、冷蔵庫に保管し、 後は、千晴さんからの返信を待つばかり。
ちょっとやり過ぎかなとは思ったけど、気軽に会えないもどかしさ、溜まる性欲、 千晴さんとの行為の記憶がつのり、やってしまった。
一日一回は、どんなに短くてもいいからメールを出す約束をしているのに、千晴さんから、メールは来なかった。
ああ、やっちまったかな?と一瞬思ったけど、この程度で嫌われるはずは無いと、 妙な自信はあり、翌朝、もしかしてメール来ているかも?、と早起きしてスマホを見ると、来てました。
しかも、添付ファイル付きのメールが。
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