第19話

 私はペニスを千晴さんの中に入れたまま話しかけた。

「ありがとう、とっても気持ちよかったよ。たぶん、出た量はあまり多くないと思う。」

 と思わせぶりに言うと、

「私もうれしいよ。どうして少ないの?」

「だって、昨日は会えると思ったら興奮しちゃって、千晴さんのこと思いながら、何回も自分でしちゃったから。」

「そうかぁ、、、」

「千晴さんも自分ですることある?、」

「あるわよ、その日の体調にもよるけど、ちょうど今みたいな生理の前になると、 敏感になって。私も勇樹君のこと思い出してるからね。」


 千晴さんが、一人でオナニーしているところを想像したら、ペニスがまた硬くなってきた。

 それは千晴さんも気づいたようで、壁キュキュをして応援してくれる。


 今度は、千晴さんとディープキスしながら、抜けそうになるくらいペニスを引き、 そして、最奥までペニス送り込む。

 これを繰り返しながら、千晴さんの身体を探検する。


 脇の下に口を近づけると、

「くすぐったい」

 と言われ閉じられる。


 ペニスが入っている小陰唇の周りに触れると、愛液でベトベトになっていて、そこから、肛門の方に指を動かすと、

「いやぁ」

 と言って、肛門がキュッ締め、同時にペニスを包む壁がキュッと締まる。


 耳に舌を入れたり、耳たぶを口に含んだりすると、ちょっと息がハアハアして、 感じてくれている。


 そして、再び射精感が高まってきて、千晴さんに告げると、

「はい、いいよ」

 との返事をもらい、スパートし、無事2回めの射精を千晴さんの中に放った。


 ペニスを抜き互いにティッシュで後始末すると、私の精子を受け入れてくれた千晴さんの子宮が、愛おしくなり、ヘソのあたりから陰毛のあたりに手を当て、さすってあげるよう撫で、クリトリスや小陰唇のあたりまでなでると、再び千晴さんの身体がビクンビクンし、硬直した。


 それが治まると、千晴さんの股間から私の精液が滴り落ちるのが見え、急いでティッシュを取り、拭き取ってあげると、千晴さんは、

「弱々しい声で、ありがとう」

 と言った。


 その後、私が腕枕して、千晴さんが私の胸に頭を乗せ、今度は千晴さんの手が私の身体を探検する。

「筋トレしているって言ってたけど、かなり筋肉ついたんじゃない?、ちょっとお腹に、ちから入れてみて。」

 腹筋に力を込めると、痩せ型の私の腹筋は綺麗に割れ、ついでに胸に力を入れると、ちょっとだけ盛り上がり、千晴さんの顔が動く。

「すごい、やっぱり男の人だね。私も筋トレしようかな?」

「今度、一緒にやってみよう。互いに体型変化を報告しようよ。」


 千晴さんの手が、私の身体の至る所にふれ、その触れた部分の筋肉を固くすると、驚きながらも撫でてくれ、ペニスにも触れると、またムクムクと大きくなってきた。


 千晴さんの手がペニスを握り、上下に動かし、私はクリトリスに指を当て撫で回した。

 やがてペニスは硬度を増し、それを見た千晴さんは、仰向けになり足を大きく開いてくれ、千晴さんの指による導きがなくても、自力で挿入に成功。


 挿入し、奥まで届くと、千晴さんの尻に手を回し再び密着体勢、

「今度は、千晴さんが上になって動いてみない?」

 と聞くと、何も言わずうなずいたので、だきあったまま身体を転がし、千晴さんが、上になった。


 互いに手のひらを合わせ、指を絡め合わせ、千晴さんは腰を動かし、それに合わせ私も腰を動かしてみる。

「千晴さんが感じるように動いてみて」

 千晴さんは何も言わかったが、腰が不規則な動きをする。


 しばらくすると、

「ちょっと疲れちゃった」

 と言い、ペニスを中に入れたまま抱き着き、壁キュッキュするので、私もペニスピクピクで応える。


 そして、再び千晴さんを下にして、ラストスパートに向け、ペニスの動きを速め、 3回目の射精を千晴さんの中にした。


 時間を見ると、そろそろ帰る準備を始めた方が良い時刻になっていた。

 千晴さんが、

「このままお泊りしたいけど、互いに無理だもんね」

 と寂しそうな顔をして言った。

「こうしてまた、会おうよ。春休み中はできるだけ会いにくるから。」

 と言うと、

「うん。待ってるから」

 と笑顔で言ってくれた。

「あ、でも春休み中に車の免許とるんだった。日程あわせるの、ちょっと厳しいかもしれないけど、お願いします。」

「いつかは免許とらないといけないから、夏休みはアルバイトしてもらうから、春休みにとるのがいいよね」

 と千晴さんは肯定してくれた。


 服を着て、千晴さんに駅まで送ってもらい、いつもの駐車場に停め、抱き合い、キスし、見送られながら列車に乗った。

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