《詩》鏡の中の女

古めかしい装飾が施された鏡の前に立つと、

透き通るような白い肌の女が、

僕を後ろからそっと優しく抱きしめる


不思議にも恐怖の中に心地良さを感じる

表情は薄くよくわからない


触れることはできない

話すこともできない


ティータイムには、いつも彼女のカップも用意する

彼女の笑った顔が見たい

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る