第7話 神白奈々とデート?・前半

学園生活の本分はなんだと思う?勉学か?運動か?友達との友好関係?、それとも恋愛?

俺はもちろん、勉学だと思って入るのだが、一生に一度の学園生活、他のことも楽しまないと損だろう。

そう思う中、貴重な休日の最後の日、俺は神白奈々に呼び出されている。

しかも二人っきりでだ、これはまさかデートなのでは?

そもそもなぜ、こんなことになったのか、それはとある、休憩時間・・・


「ねぇ伯くん、休日の最後の日って空いてる?」

「急にどうしだんだよ」

「いいから!」

「え〜〜〜空いてると思うけど、、、」

「よし!じゃあ、その日は一緒にご飯を食べるよ、いいね!」

「えっ、嫌なんだけど」


そう言うとは鋭い足蹴りが顔の横を通り過ぎる。


「何か?」

「いえ、喜んで行かせていただきます」

「よろしい、朝の10時集合ね」


そう言ってその場を去っていった。

まさか、神白奈々とデート?に行くことになろうとは、生きている心地がしない。

それに、下手に目立つ可能性もある。

細心の注意を払って動かないと。

朝目が覚めると、すぐさま、支度の準備を始めた。

いつも通り、洗面所で顔を洗い、歯を磨いて、朝ごはんを食べる。


「服装はこれでいいのか?」


鏡の前で服装を確認する。

一様、男女で遊び、服装はちゃんとしないと、神白奈々に文句を言われかねない。


「じゃあ、行くか」


そう言って俺は外に出た。



神白奈々

休憩時間、勇気を振り絞って伯くんを遊びに誘った。

正直、ものすごく緊張はしたけど、うまくいってよかったと思う。

初めて、遊び誘うから、誘い方もわからず、焦ってしまったけど、それはまぁしょうがない。

だって私にとって初めての友達で、初めてのライバルになり得る存在なのだから。

しかし、明日は・・・


「明日は楽しもう」


何も考えず、縛られず、ただ楽しもう、そう誓った。


「準備!準備!伯くんと遊び!!」


鼻歌を歌いながら、準備をする。

外から見てご機嫌だとわかるほどの笑顔。


「服は、これにしようかな?それともこれにしようかな?迷っちゃうな」


服を選んでいるともう夜中の11時を過ぎていた。


「もうこんな時間だ、よし、これに決めた」


こうして準備が進んでいくとも、夜中の0時になっていた。


「そろそろ寝ようかな」


こうして神白奈々はこの高揚感を胸に秘めて眠りについた。

朝起きるとすぐに支度の準備を始めた。

服装をチェックして、髪がをチェック、ひらりと一周回って全体を確認する。


「よし!準備はオッケー!!」


そして、神白奈々は家を出た。




集合場所は学園の一つ外にある街のカフェ、なかなかな人気なカフェらしい。

俺は基本、学園内の外に出ることは無いし、そもそもよく知らないから、どうしようもない。


「ここでいいよな」


時計を確認するとまだ9時30分、30分早くきてしまった。

しかし、それはしょうがないことなのだ、だって男女でのデート?は初めてなのだから。

するとそれから10分後に神白奈々が到着した。


「あれ?早いね〜〜」

「早くて悪かったな、てか、お前も十分早いじゃないか」

「女性は早い生き物なのだよ?知らなかったかい?」

「そうなのか?よくわからん」

「もう!そんな真面目に考えない!!早く集合したい、カフェで朝ごはんにしよ、ね!」

「ああ、」


朝ごはん、食べてたんだけど、言わないほうがいいよな、これ。

店内に入るととてもおしゃれな雰囲気をかもし出していた。


「うわぁ〜〜バチが当たりそう」

「そんなこと言わないの!!」


そのまま俺たちは席に座り、注文した。


「う〜ん!美味しい!!」

「うまいな、、」


お腹はかなりきついけど、


「ミルクコーヒーも最高!!はぁ幸せ…」


テンション高いな、まぁ楽しそうならいいけどさぁ。

食べすすめていくと、気づけば30分を過ぎていた。


「さてと、朝ごはんも食べてたし、次はショッピング!!」

「お、おう」


俺は手を掴まれて、そのままショッピングモールに向かった。

ショッピングモール行くと、まず服を見に回った。

女子は服が好きとは言うが本当だったようだ。

俺もあまり服を見る機会もないから、ちょうどいい。


「どうどう!!これとかいいんじゃない!!、ねぇねぇこれとか・・・」

「どれもいいと思うぞ・・・」


かれこれも2時間もここにいる。


「ああ、楽しかった」

「そうだな」


つ、疲れた、もうショッピングはいいかな。


「よし!じゃあ、お昼ご飯にしよっか!!」

「やっと、お昼か〜〜」

「もう!こんなんでバテてたら、他の女子と遊ぶ時、体力持たないよ」

「はははっ」


笑いしか、出てこなかった。



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