文章はあくまで想いを伝えるツール

 最近、いかに【上手い】文章を書くかに気を取られすぎている。

 誰がどこで何を……と、いわゆる5W1Hを書くのに必死で、それらを書いた上で何を言いたいのかが抜けがちである。


 どのぐらい情報を書けばいいのか。

 自分の書き方で伝わっているんだろうか。


 読み手との文体の相性はコントロールできず、それを悩みすぎて書く手が止まってしまう方がもったいない。


 大ベストセラーと宣伝され世間で話題になってても「合わないなぁ」っていう作品はいっぱいある。万人受けするなんてことは絶対ない。

 読まれるためには『読みやすい文章』を心がけなければならないと言い聞かせながら書いている。

 自己満足で完結してもいいんだけど、やっぱり書くからには読んでもらいたいし、その上で楽しんでもらいたい。


 そう思って書き始めたのに、いつの間にか重箱の隅をつつくように、文章をこねくり回している。


 文体にこだわって自分らしさを追求するのは当たり前だけど、内容をおろそかにしてまで優先させることじゃないなと個人的には思う。


 ハードかソフト、どちらが目的で手段なのか、時々考え直すようにしよう。

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