第9話 核に対抗できる手段を探す。

ユーディー、何か策はあるのか?と少年。

うーむ。核ミサイルがミサイル迎撃装置で100%撃ち落とせれば、核の軍事力を背景とした外交は終わるんじゃないのか?小型でスピードがあれば、核を発射する国に、そのまま落としてしまえれば、核の時代は終わりを告げる気がするけど。そもそも核なんて使うやつはペニス羨望の危ないやつだからな。仮に迎撃装置が出て、それでもそれに対抗して、新たな核ミサイルを作ろうとした時点で国際社会でハブだよ。

それと、古い機械だけど、VRで、原子爆弾や戦争の恐ろしさの体験を共有するとか。


そんなのは君の善意に過ぎないな、と少年。一番古いギア 【歯車】がどうなったのかを知っているかい?僕たちは、下界で生き残り、超常の力を振るうものをギア 【歯車】と呼んでいる。君もそう。そして最初に見た、あの巫女もそうだと言われている。神の妹。世界を癒す歌。ギア・プロジェクト【星の都】。このプロジェクトはずっと続いていてる。【星の都】は人々の善の力と記憶によって作られた。君の見た、異世界の落ちていく大陸もそうだよ。ギア・プロジェクトの一環なんだ。人間の喜びと罪を記録していくために。永劫の時間ときを過ごす機械。それが君の正体なんだ。


何を言ってるんだ?俺はそろそろじっちゃんのところに帰るよ。



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