025 村長ロングソ・ビレッジの疑念の解消。


 アーガス村の村長であるロングソ・ビレッジは、自宅に向かって一緒に歩いている自分の息子を横目で盗み見た。

(やはり、バスタは、こいつは俺の息子だった……! よかった……!!)

 息子は変わった。

 村を襲ったスタンピードの最中に、馬鹿息子で駄目息子で村の悪童だったバスタは変わった。変わってしまった。

 スキルを獲得したために戦闘に長けるようになったのもそうだが、人が変わったかのように真面目になった。頭も良くなった。

 遊び歩くことをやめ。仕事を自ら求め、孤児を世話し、未亡人を助け、村周辺の魔物を倒し、村に食料を齎してくれるようになった。

 それ自体は喜ばしいことだ。

 村が大変なときに悪童なままよりずっと良い。ロングソはずっとそう思おうとしていた。

 だが、内心では敵意にも似た疑念が渦巻いていた。


 ――俺の息子は、森の中で別の生き物になってしまったんじゃないのか?


 孤児の少女とともに入ったあの森で、なにか・・・に乗っ取られたのでは……?

 この世界には人間に成り変わる魔物が存在する。

 対象の肉体をそのままに複製コピーする『ミラー』や、肉体以外にも人格まで再現し、対象の立場を乗っ取る『ドッペルゲンガー』、死体の皮を被ってその人間になりすます『皮剥ぎ』や生きたまま脳みそを吸い取って記憶を奪い、魔法で対象の姿を模倣する恐るべき『ブレインイーター』や『マインドフレイア』などなど。

 もちろんロングソはそれらのモンスターに会ったことはない。

 ミラーやドッペルゲンガーは村の傍にある低等級の魔境である『アーガスの森』など及びもつかないほどの高難易度迷宮や魔境の中層から深層に出現するモンスターであるし、『皮剥ぎ』『ブレインイーター』も同様に高難易度ダンジョンや都市などの人口密度の高い地域に出現するモンスターだからだ。

 さらに言えば『マインドフレイア』などはロングソもその名を聞いたことがあるだけで、何をするモンスターなのかはわかっても、どういったモンスターなのかは、寒村の村長程度では知ることができないほどの高位の魔物だ。こんな村にいるはずがない。

(だから人間の姿かたちを奪うタイプのモンスターでうちの村を襲うなら、せいぜいが『人狼』程度だろうと俺は思った)

 とはいえせいぜいレベルの人狼でさえ、アーガス村に出現すれば一体で村を壊滅させることも可能な化け物だ。

 あるいは、同じく人間を模倣するモンスターとして有名な吸血鬼だろうか。

 奴らも人狼と同じく変化の魔法で肉体を変化させることができる。

 だが吸血鬼の美意識は高い。がっしりとした体つきに――レベルアップと多くの戦闘によって戦士の筋肉を纏った――なった今のバスタならともかく、あのときの、ただの太った子供だったバスタを乗っ取る理由は薄い。

 では消去法で人狼だろうか? だがバスタは人狼ではない。理由ももちろんある。

 人の姿を奪うという点で人狼は恐ろしいモンスターだが、奴らには生きている人間を襲わずにはいられないという本能的な衝動がある。

 一晩二晩ならともかく、一週間以上人肉を我慢できるわけがない。

 そしてスタンピードが終わってから、村で死者が出たことはなかった。餓死者すら、だ。

 そうやって理性的に、一つひとつ理由を排除していけば、愛すべき息子であるバスタが魔物であるという疑いはなくなっていく。

(それに……それに、バスタは、俺の息子は)

 ロングソは、どこか異質になってしまった息子に対し、自分の息子ではないのではないか? という疑いを常に持っていた。

 スタンピードの直後は特にだ。

 無論、その疑いは完全に晴れた。晴れたのだ。

 理由の一つは、村での生活で、バスタの現在レベルがロングソの想像よりも遥かに高いとわかったことだ。

 バスタは人が変わったようになったが、森で極端にレベルが上がった結果だと考えれば、それもそうだろうと思えるようになった。

 レベルが10も上がればもとの人間とは別人になる。20も違えば種族から変わる。レベルアップとはそういうものだ。

 自分の息子のレベルが上がって、今まで低かった知能が上がった結果、真面目になったなんて考えれば行動の辻褄も遭う。

 もちろん、疑念の完全払拭ではない。ほんの少しだけ疑念は残っていた。だが家の中にはバスタを溺愛する妻もおり、ロングソはことさらに強くそう思おうとした。

 魔物の成り代わりの可能性だって、先程のように可能性を理論的に排除したあと、バスタが教会の双子から『勇者の祝福』を受けたと聞いたことでロングソの中では完全に晴らすことができている。

 女神と敵対する種族である魔物は勇者の祝福を受けることはできない。当然のことである。

 それをバスタは毎朝のように双子から重ねて受け続けている。

 ロングソは、バスタが憎いわけではない。

 ただ、こいつは俺の息子なのかという疑念があっただけだ。

 だが、過去のことを改心して村のために努力するバスタの姿を見れば、村長であるロングソにバスタを受け入れないという選択肢は存在しない。そういう姿勢を見せなければ誰だって真面目に働かない。

 それに先日、ありがたくも村にいてくれている老司祭の掌中の珠である双子との婚約も内々に決まった。

 バスタが望んでいた孤児院の院長にも村内会議の結論を得て、就任が決定した。

 結婚と就職、一人前になる条件をバスタは満たした。

 優秀すぎる次男だが、懸念だった長男との仲も悪くなっていない。

 バスタは兄であるショトソの顔を立て、ショトソが村の人間から尊敬されるように立ち回ってくれている。

 そう、できの悪い次男が立派になったのは良い事。

 良い事だが……それでも、今日の朝までは疑念はほんの少し残っていた。


 ――俺の息子が、こんな立派なのはおかしい、よな?


 だがそれも、今回の、ダイナ一家を領都に送るという一件で完全に晴れた。

 隣を歩くバスタを見る。立派な一面しか見れなかった息子は、やはり性根は悪童だ。邪悪だった。よかった。

(さすが俺の息子だ。邪魔なレックスを子爵様のところに送りつけて、二度と双子に会えないようにするとはな)

 ロングソの息子らしい邪悪な部分。それを見たために、ロングソが抱いていた全ての疑念は晴れた。

 ああ、よかった。ロングソがほっとした気分でバスタの肩を叩けば「なんだよ親父」とバスタは嫌そうな顔で自分を見上げてくる。

「最近はよくやってくれてるな。お前の親として俺も鼻が高いぞ」

「へへッ、婚約も決まったし、まぁな」

 心配は対帝国戦線への徴兵だけだが、ここまで強い次男なら問題なく生きて帰ってくるだろうという希望をロングソは持っているし、双子の夫になるなら村の老司祭が子供が生まれるまではどうにかするだろうという信頼もあった。

 なお、ロングソはレックスが子爵家で出世してバスタに仕返しするなんてことは全く考えない。

 騎士の下働きといっても騎士の見習いたる従騎士に取り立てられるわけではないからだ。

 馬の世話や、鎧磨き、荷物持ちをする従者未満の召使いとなるべく、レックスは村から送られた。

 これが都市の重鎮や大商人の子供が送られたなら、騎士となるべく教育も受けられただろう。

 だがレックスは寒村の、学のない、心身健康な子供でしかない。

 ゆえにこそ、ロングソもバスタも、レックスが騎士になれるとは全く考えない。

 ちなみになぜこんな寒村の子供を子爵が求めるかと言えば、徴税の一種として労働力の提供がアーガス村に課されているためである。

 だからレックスに加えて、両親もロングソは送ることにしたのだ。これで今年の麦の徴収に関してはいくらか余裕が与えられるだろう。

 なおレックスはともかくダイナに関して言えば元冒険者ということもあってレベルも高く、村でそれなりに重用していた人間である。

 ゆえにロングソ自身、適当に孤児でも送るかと考えていたのだが、今回のレックスの密猟紛いやライナナの奴隷扱いの件に加え、バスタに頼み込まれたことによって、ロングソはレックス一家を領都に送ることにしたのだ。

(くく、バスタのアホは最近、良い事ばっかりやっててよ。なーんか気に食わねぇと思ったが……うんうん、やっぱりバスタは俺の息子だったな)

 内心のみでにやりと嗤うロングソ。村長を長年やっていれば気に食わない人間なんていくらでも出てくる。

 そういう奴らに対し、ロングソは水利用の順番を後回しにしたり、森の採集地を微妙な部分にしたりと、楯突くほどではないがなんか嫌だな、と思う嫌がらせを多くしてきた。

 そして気に入った人間や、強い人間、金のある人間を優遇してきた。

 そうやって村を回してきたし、今後も回っていくとロングソは思っている。

 なおロングソの経験上、公正公明にやると村は崩壊することがわかっている。

 皆を平等に扱うと村にいる技能持ちなどが一般農民と同列に扱われて怒って、村長の手綱を引きちぎって村内で強力な反村長派閥を作ったり、他の村に移住してしまうからだ。実際にロングソが持つ村の記録ではご先祖さまがやらかしており、ロングソの行動の根拠となってくれている。

(そういう意味で、長男ショトソのやつは真面目すぎて不安だが……理屈として教えてやれば大丈夫かぁ?)

 村を回すのに十分な能力を持つロングソは近くの不安が消滅し、未来のことを考える……――。


 ――ロングソ・ビレッジが持っていた疑念は正当なものだった。


 バスタはあのスタンピードから立派に立ち振る舞うようになった。親として立派に思うほどに。

 だが同時に彼は思った。誰だこいつ? 本当に俺の息子か? と。

 それは立場こそ違えど村の多くの人間が持っていて、だけれどバスタに懐柔されて消えていった疑念。

 もちろんロングソから見えないバスタの邪悪な行動は多くある。

 双子をギャンブルでハメた件や、孤児たちを保護する本当の理由。

 それをロングソが知れば、さすがは我が息子よ、と早々に疑いを放棄していたに違いないだろう。

 とはいえ、そんな部分が見えないロングソが今日遭遇したのが、バスタによるダイナ一家の実質的な追放劇だった。

 もともと街の冒険者生活が長く、故郷とはいえ寒村の農村であるアーガス村をああでもないこうでもないと、村長に隠れてこっそり批判していたのがダイナだ。

 もちろん今まではその元冒険者としての知見をロングソは頼りにしていたが、息子であるバスタの方が強く、頼りになるようになったことでロングソの中では自分に反抗する人間の旗頭になりやすいダイナは切ってもいいんじゃないかと思うようになった。

 もちろん、ダイナ一家が減った分、人口は減少する。

 気に食わないからといって片っ端から嫌いな人間を排除していれば村はあっという間に廃村になってしまうだろう。

 それらの対策はもちろん出来ている。

 いや、出来ていたからこそ、バスタの言を受け入れて、ダイナ一家を追い出せたのである。

「それでバスタよ。きちんと難民ども・・・・は受け入れられるんだな?」

「ん? ああ、大丈夫大丈夫。燻製小屋や倉庫を増設するぐらいには食料も毛皮も溢れてるよ」

「そうか。そりゃあよかったよ」

 ロングソはそんなに余ってるなら、村によこせ、とは言わない。

 村民に与え過ぎると奴らは増長するからロングソではなくバスタが管理しているぐらいでいい。溜め込んでいるバスタに対する悪評が出るだろうが、未亡人と孤児に対してあれだけやっているのだ。好悪は相殺されるだろう。

 なおロングソが村民に食事を与えているのは後継者である長男の点数稼ぎと冬ごもりのために各自が食料を貯められるようにするためである。餓死されると困るから与えているだけで、村民に対する慈善事業という気持ちは一切なかった。

 そしてバスタから魔物素材を取り上げて子爵様に献上する気もない。

 ロングソから見て、子爵は上役だが、そこまでの義理はない。

 むしろ子爵様は我々に感謝してもいいのにとすら思っている。

 バスタの活躍によって、この辺りの瘴気濃度は低下している。それに対して未だに勲章一つ送ってこず。なんだ、村は無事なのか、と周辺の壊滅した村の難民をこちらに押し付けてくる始末なのだ。

 そんな子爵に対し、ロングソは愛想を尽かしかけていた。無論、態度にも口にも出さないが。

「親父はどうなんだよ? 大丈夫なのか?」

「ん、ああ、まぁぼちぼちってとこだな。空き家も多いし、徴兵で男手がなくなって放棄された農地もある」

 子爵領の領都では現在、スタンピードによって崩壊した子爵領の五ヶ村。その生き残りが逃げてきている。

 もちろん全てではない。道中盗賊やモンスターに襲われて死んだり、街に来て犯罪を犯して捕まったり、金がなくて餓死した者が数多くいる。

 子爵も彼ら彼女らに何もしなかったわけではない。

 領都の食料庫の一部を開けて炊き出しをしたり、生活のための一時金としていくらか金をくれてやったりもした。

 だがもともと裕福でない子爵領で。

 それも長年続く魔王や帝国との戦争によって、蓄えは多く削られている。

 子爵の限界――それが近かったところにアーガス村では余裕があると、巡回している騎士たちから報告が入った。

 余裕があるなら受け入れられるだろう、と居丈高な騎士から子爵の言葉を告げられたロングソとしては苦い顔をするしかない。

(五ヶ村からの生き残りだぞ。冗談じゃない)

 だいぶ魔物に食われて死んだとはいえ、かなりの数だ。

 それにアーガス村の人口は全盛期に比べればさほど多くない。

 具体的に言えば難民を受け入れれば村内の人数が倍になってしまうぐらいに。

 難民全てを受け入れろなど無茶である。だが子爵領の他の村で、アーガス村ほど安定している村は他になかった。

 またロングソも子爵に逆らってまで強く反対できなかった。

 というのもこの問題に際し、バスタが食料や毛皮、魔物の骨や牙から作った様々な道具を提供してくれると言ってくれたからだ。乗り切れるとわかっていればわざわざ上役に反対して心証を悪化させる理由はない。もちろん手間を掛けさせられるのだからと生活が苦しい演技をして、減税などの措置をしてもらう確約もとっている。

 もともと男性奴隷を買おうとしていたぐらいにはロングソは男手が欲しかったのだ。

 難民を受け入れれば村の人口が増える。喜ばしい? そんなわけがあるか。

 送られてくる人員の内訳を知れば苦い顔をすることしかできないし、けして態度には表さないが子爵には憎悪すら抱いている。

(子爵様は、うちが潰れてもいいと考えているのか?)

 ロングソが欲しい鍛冶屋や料理人、薬師、狩人などに使えるスキルを持つ人間は当然、子爵が次に子爵領から帝国戦線に派遣する軍に使うべく回収されている。

 送られてくるのはノースキルの人間や農民に加え、手足の一部を失ったけが人、また重罪こそ犯していないが窃盗犯などの軽犯罪者もいる。

 そして働きの薄い、孤児と未亡人も多く混ざっていた。

 農奴扱いにするしかないような人間たち。子爵の思惑――仕事を用意するのはめんどくさいし、支援もしたくない、だけど都市で死なれて疫病の温床になると困るという――が透けて見えている。

 なおこのメンツで開拓村を作るのは不可能である。村長ができるようなリーダーシップを持つ人材はいないし、鍛冶屋や薬師などの技能職もいないからだ。

 だれかが風邪でも引けばそのまま開拓村が全滅しかねないようなものを荒野に解き放っても、結局のところ開拓費用を無駄にするだけである。

 そして押し付けられた未亡人たちであるが、彼女たちに子供を産ませれば子供が増え、村の人口増加に寄与するという考えはロングソにはない。

 むしろ今のアーガス村の村民たちは人口抑制のために子供を増やさないように、一人か二人子供が出来たら避妊を徹底しているぐらいだった。

 その理由は重税だ。子供が一人増えればそれだけ税が高くなり、その一家の、全滅の危険が高まるからである。

 戦争前の税率であれば村の男一人に対して妻三人子供が十人いても村が大きくなるから問題ないぐらいにロングソは思っていたが、今の税率なら男一人に対し、妻一人、子供はせいぜい二人が限界だ。

 だからほしいのは成人した男である。子供を育てる余裕は一切ない。即戦力がほしいのである。

 一応難民の中にはノースキルとはいえ成人男性はいるようだが、どの程度の人材だろうかとロングソは溜息を吐きたくなる気分を抑え、バスタに問う。

「バスタ、未亡人と孤児はお前が世話できるんだな?」

「ああ、問題ないぜ。余裕すぎるぐらいだ」

「ならいいが……」

 なお他の難民を引き取れ、とまでは言えない。そうすると長男であるショトソより、次男のバスタを次期村長にしたい派閥ができかねない。

 ロングソが安心して未亡人と孤児を預けられるのは、教育も力もない彼ら彼女らが村内で力を持つことはない、と彼が思っているからである。

 なおロングソはバスタが抱えている未亡人たちがすでに村の成人男性たちよりレベルが高くなっていることは知らない。

 レベルの高い人材は貴重であり、何をさせても役に立つ。

 知っていれば未亡人を村に寄越せとロングソはバスタに命令していただろう。

 また裁縫スキルを持つ未亡人たちが作るスキル付きの布などの存在をロングソが知れば、足の腱を切って彼女たちの逃亡阻止すら行ったはずだった。

 そういう親の一面を知るからこそ、バスタはロングソに自分がやっていることの多くを教えていない。

 むしろわかりやすくて目立つ自分の狩りの成果だけを過大に誇示することで、ロングソの目を誤魔化してすらいた。


                ◇◆◇◆◇


 TIPS:ビレッジ家の男衆命名ルール。

 ショトソ・ビレッジ。バスタの兄。ロングソの長男。

 シナリオライターによる命名由来はショートソードちんぽ。彼は短小包茎である。


 ロングソ・ビレッジ。バスタの父親。

 シナリオライターによる命名由来はロングソードちんぽ。彼のちんちんは長い。


 バスタ・ビレッジ。第一の勇者レックスの最初のライバル。

 バスタードソードちんぽ。バッドエンド担当シナリオライターの裏設定ではバスタは寝取りちんぽ持ちでヒロインたちが裏でこっそり寝取られていたというものがあったが、ゲームが全年齢であったために勇者幼少期の最初の村で絶対に死ぬように運命が定められた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る