014 悪童バスタ、毎日の大盤振る舞い


 バスタに連れられたルナとマナは、バスタが自分のために作った、他より少しだけ豪華な個室風呂に入っていく。

 そうしてその個室の中で、バスタが抱える巡回警備による戦いのたぎり。それを少女たちは自らの身体で慰めつつ、彼へと授けている祝福の重ねがけに、検診、各種治癒魔法による健康管理などをしてやっていた。

 ルナとマナはまるで話に聞く娼婦のようだと思い、何をやっているんだという気持ちになるものの――頭の片隅でバスタを自らの勇者や恋人として認めてしまえばいいという提案が浮かぶのを抑えられなかった。

 そうすれば自分たちは娼婦もどきではなくなる。自らが認めた勇敢なる戦士に対し、愛情と恋情をもって、純粋な労いとしてその肉体を癒やしてやっていることになる。

 つまるところ気持ち次第で状況は変わるのであるが――二人はどうにも頭に幼なじみレックスの顔がちらつき、選び難かった。

(はぁ、どうしよう……)

 バスタへの奉仕を終えたあとに広場に戻り、そんなことをとりとめもなく考えていたマナは、双子の姉であるルナと一緒に、風呂上がりのよく冷えたフルーツ牛乳を飲んでいる。

 これはバスタが森の奥地で取ってきた果実に加えて、牛系魔物のドロップアイテムであるミルクを混ぜ合わせたものだ。

 ミルクにはHPやスタミナの回復効果、果実にはMP回復効果があり、風呂場で消耗した体力や魔力が回復されていく。

「ふぃー、すっきりしたな。また頼むぜ、へへへ」

 蜘蛛糸を布にしたものを腰に巻き、下半身を隠したバスタが椅子に座りながらそんな言葉をマナにかけてくる。

 彼はフルーツ牛乳を飲み干し、ゲフッと下品にゲップをすると、森で採取した胡桃くるみのようなナッツをバリバリと食べつつ、隣で同じナッツを口に運んでいるルナを抱き寄せている。

 バスタに抱き寄せられているルナは嫌がりもせずに、バスタが口を開けば、甲斐甲斐しくもその口の中にナッツや肉の薬草包み焼きなどを放り込んでやっていた。

 マナは小さい声で調子に乗るんじゃないわよ、とぼそぼそと呟きつつも、そのバスタの頼みを拒否はしない。


 ――できない・・・・のだ。


「……しょうがないから、やってあげるわ、よ……」

 呟けば「おう」という機嫌の良い声が返ってくる。

「ほらほら、バスタくん。出来たわよ!!」「場所あけてー!」「どっこいしょー!!」

 バスタと双子がついている席。

 それは巨大なテーブルだ。

 そこに焼けた肉だの、山積みにされた芋餅だのが巨大な皿に載せられ、次々と並べられていく。

 今も料理担当の未亡人たちが笑顔を浮かべ、料理をどかどかと音を立てて運んできていた。

 マナやルナも準備を手伝おうしたが、自分たちが任された仕事だからと、バスタのそばから動かないように言い含められている。

(私たちが、まるで夫婦みたいに扱われてる、のは……)

 気分が落ち込んでいるのだか、高揚しているのか。

「ほら、マナ」

「はぁ……しょうがないわね」

 マナはよくわからないままに、バスタに請われるままルナと共に、ナッツなどを食べさせてやる。

 ルナとマナがバスタに胸を揉まれたり、抱き寄せられて唇を合わせたりしていれば、風呂から上がった孤児たちや未亡人、料理を作っていた者たちや、未亡人が一度家に帰り、連れてきた子どもたちも――図々しく振る舞いすぎて追い出されないよう警戒してか、子供を家に置いている女もいる――やってきて席についていく。

 そうして、いつのまにかキリッとした顔で立ち上がったバスタがジョッキを片手に「おう、てめぇら揃ったな! 本日もたっぷりといただいてやった森の恵みを女神様に感謝しながら、腹にぶちこんでやろうじゃねぇか!!」と音頭を取れば、皆がバスタと女神に対して感謝の祈りを捧げ始める。

 そんなバスタの近くにはいつのまにかケスカがいた。

 ケスカ・ブルーウィンド――バスタが最初に助けた孤児の少女だ。

 彼女は、油の臭いのする身体で「バスタさんの装備の整備終わりです。未亡人と孤児、全員揃ってます。あと、ネス一家はお子さんがまだ小さく、泣いてうるさいだろうから食事は家で取るそうです」と告げてくる。

 バスタは「おう、ご苦労。ああ、めんどくせぇからネスんとこは次からガキもこっち連れてきていいって言っとけ。小さいガキは他にもいるしな。よし、ケスカも飯食え。席戻れ」とケスカに言う。ケスカははい、と嬉しそうに戻っていく。

この子ケスカは何をやって……)

 バスタの秘書みたいなことをやっている幼馴染に呆れるマナ。それもあんなに嬉しそうに。

「よぉぉし、祈ったな。おら、食え! 食ってでかくなれ!!」

 食前の祈りの後、バスタが手に持った肉に口つければ、わっと身体の大きな子どもたちが大皿に手を伸ばして、料理に次々ととっていく。

 小さな子供たちには気の利いた年長の女子や、未亡人の一部が料理を取り分けていく。

 穀物、肉、果物。彩り豊かな食卓だ。

 だがパンはない。

 小麦は税として徴収されるために全員分の小麦の入手が難しいからだ。

 もちろんバスタが望めば彼の分のパンぐらい焼くことは造作もない。

 だが彼はそうしない。

 彼は皆と同じものを食べるのだ。

 なおパンの代わりはある。彼が森の奥地から引きずってきた、モンスター化した巨大芋の化け物。それを生きたまま砕いたことで得られた粉から作られた芋餅だ。それがテーブルの大皿に山積みにされて並べられている。

 生きた魔物だのに加えて、こういったもの、他にも果実だのなんだのとバスタは森から大量に採取して皆に与えていた。

 マナはバスタに思うところがないわけではない。だが、彼のおかげでみんなが飢えずに済んでいた。

 この光景を見るたびにマナは自身が頭を下げて回っても麦粒一つ貰えなかった日を思い出してしまう。

「ねぇバスタ……往復するの、面倒だったんじゃないの?」

 ケスカに関する疑問はあるものの。マナはそれを先にバスタに聞いてしまう。

「あ? 往復?」

「毎日毎日、こういう食べ物のために、奥に行って魔物を半殺しにして引きずってきて、また採取のために奥に行って、みたいなことしてるんでしょ?」

 バスタにそう言えば彼はけけけ、と笑って「この俺様がそんな非効率なことすっかよ。芋の化け物は結構前の奴そのままだよ。群れでいたからな。ここの傍まで引っ張ってきて、弱らせてから女どもに砕かせたからたっぷりあんだよ」と説明してくる。

「でな。あー、あれは人間ぐらいでけぇ化け物の群れだったからな。村の全員で食っても三ヶ月分ぐらいにはなったんじゃねーか? だから兄貴にも芋をくれてやってるわけだしな」

「村の傍までって……ねぇ、危険じゃないの?」

「危険なことがあるかよぉ。ちゃあんと引き込んでも大丈夫な場所ぐらい作ってるっての」

 へぇ、と感心した声がマナの口から漏れる。

 ただ、やはりマナの中でのバスタの評価は悪童のほうが比率が高いのだと自分でも思ってしまった。

 あのバスタが賢いことをしているというだけで感心してしまうのだから。

「あー、食った食った。さぁてとこのあとはどうすっかな」

 バスタの独り言。彼はテーブルの上にオークの革でできた本のようなものを取り出す。彼がいうところの、バインダーという道具だ。

「なにそれ」

 マナはバスタが広げているものを覗き込む。

「これは……へぇ」

 バスタが眺めているのは孤児の名前とステータスが書き込まれたオーク革だ。

 オーク革は丈夫であることから、火魔法で焦げ目を作ることで、紙代わりにバスタが使っているのである。

 紙というには多少厚いそれを捲って、バスタは言う。

「ガキどもに何やらせっかなってな。解体でレベル上げをさせてやるか。槍だの剣だのの訓練をつけてやるか。それとも文字の読み書きか」

 おい、ケスカ。とバスタが呼べば孤児の少女が骨付き肉を片手にバスタのもとに急行する。口をもごもご動かしていた彼女にバスタが飲めとばかりにジョッキを押し付け、口の中のものを胃に流させてから未亡人や子供たちが午前に何したかをケスカに聞けば、ケスカは「婦人たちは解体、燻製、縫製や刺繍などの作業。男子は婦人の手伝いに加えて、文字と計算の勉強。女子は料理の下ごしらえ、洗濯、小物作り、です」と報告する。

 刺繍はバスタが自分の服をおしゃれにするためにやらせているもので、小物作りは冬場のために今から手袋だのマフラーだのを用意していた。孤児の数が多いために今からでも数を揃えておけとバスタは指示を出していた。

 なお孤児たちの成長を加味してサイズは多少大きめに作られている。

 ふむ、とバスタが悩んでいれば、立っているケスカのためにルナが椅子を持ってきた。ちょこんと椅子に座ったケスカにマナは「あんた、何やってるのよ?」と問いかけた。孤児とはいえ、同じ年齢の少女であるケスカは、マナとルナにとっては幼馴染で親友だ。

 そんなケスカは「バスタさんに、女にしてくれって頼んだら、役に立つならしてやるって」と嬉しそうに言う。

「役に立つなら? 女に?」

 信じられない気持ちでケスカを見たあとに、目を見開いてバスタを見るマナ。

 ケスカは磨けば美人になる素質がある。否、マナの目から見ても今のケスカは十分に綺麗だし、純粋でとてもいい子だ。

 親がいたならとっくに村の子供が群がっていただろう。


 ――孤児は結婚相手としては望まれていない。


 ケスカがどれだけ美少女であっても、村の子供が彼女に目を向けないのは、孤児ゆえに財産を持たないがためだ。

 結婚後――独り立ち後のことを考えれば財産を持たないというのは夫側の負担が大きい。持ち出しの財産がないために夫が妻の家具だの服だの備蓄用の食べ物だのと、様々な生活用品を負担しなければならない。

 とはいえ、ケスカの器量が知られていけば村の少年たちはいくらでも努力をしたかもしれなかった。

 それぐらいに、他の少女よりもケスカは優れているように見えた。


 ――だがケスカはすでにバスタに心を囚われている。


 それをマナは残念に思う。ケスカならもっと良い縁が得られるのに、と。

 バスタが来てから孤児たちは肥えるようになった。

 運動に勉強もさせているから頭も回るようになったし、運動能力も高い。

 それに病気の予防だと言って風呂にも入らせている。

 バスタは贅沢にも彼らに灰と獣脂で作った石鹸まで使わせているから、彼らは村の子供よりも身ぎれいと言っていいぐらいだ。

(本当に、ケスカは変わった)

 マナから見て、ケスカから以前のような、薄汚れた孤児といった雰囲気は微塵も感じない。

 新しい服も着ている。こんな村じゃなくて、領都を歩いたって、十分に美少女として通じただろう。

 だからマナは信じられなかった。

 このケスカに誘われて、あの・・バスタが断った? 自分が散々に弄ばれているだけにマナは目を見開いてどういうこと? と呟いてしまう。

 そんなマナの呟きに「俺の利用価値が上がってるからな。親父だの兄貴だのが今後適当な縁談を持ってくるはずだ」と、バスタがオーク革をめくりながら呟いた。横目で三人の方に視線を向けただけで、バスタは皮紙に視線を集中させている。

「わかるかぁ? 王都出身のよ、神聖魔法が使える修道女インテリエリートのお前らならともかくよ。孤児のケスカが恋人だ、とか周りに言ってみろ。親父に別れさせられかねねぇからな。手なんか出せねぇんだ。だから、役に立つなら・・・・・・、だ」

 ケッ、とバカらしそうに言うバスタだが、その意味がわかってマナはああ、と納得の息を漏らす。

 確かに、そこらの農民の息子ならともかく、これだけのことができるバスタとケスカが付き合っても周囲の嫉妬はひどいものになるだろう。

 ケスカは確かに変わった。だがバスタとは釣り合わないのだ。

 だから孤児であるケスカがバスタと付き合うなら、ある程度の実績、それと年月による周囲の理解が必要なのだ。

「なので、いろいろやって、お役にたちますよ!!」

 ケスカがふんすふんすと鼻息荒くバスタに宣言すれば、バスタはにやにや笑う。

「おう、お前は見どころがあるから役に立つならいずれ俺の副官・・にしてやるよ」

 副官? 妙なことをバスタは言う。どういう意味だろうとマナが思うも、バスタは「午後の予定だが、女子は文字の読み書き計算、男どもはアスレチック訓練にしとくか」と予定を決めるのだった。


                ◇◆◇◆◇


 木々が開かれた平地に、様々な道具が並んでいる。杭に縄が結ばれたものや丸太を組み合わせて作られた障害物だ。

 全部バスタが作ったものだった。大変だったの? とマナはバスタに問いかける。

「身体強化を使って作ったから風呂ほど時間かかってないぜ。いや、風呂は風呂本体よりも排水設備が一番手間かかったわけだけどな」

 言いながらバスタは笛のようなものを口に加えて、ぴっぴと音を鳴らしている。その音に合わせて孤児の男子たちが走り、停止、走り、を繰り返していた。

 マナとルナはタオルの山や果実水だのを用意しつつ、男子たちの走力記録を取っている。

 バスタが言うにはマネージャーという仕事らしい。

 なおケスカは女子に混じって、文字の読み書きの勉強だ。残念そうにしていたのが印象的だった。

「よぉし、短距離終了! 次は長距離、休憩後に障害物だな。おーい、お前ら、俺がお前らの前を走るから真似してついてこい」

 言いながら短パン半袖に着替えたバスタが孤児たちの中に入っていく。

 そうして丸太で作られた障害物の周りに縄で線の引かれた円形のコースの間を、笛を鳴らしながら走っていく。

 驚くべきは、あのバスタは無闇矢鱈に走って子供たちを置いていくのではなく、そこそこ早い男子の速度に合わせて、一定の速度で走っていることだ。

 ペースメーカーの意味を知らないマナたちだが、バスタが孤児たちに気を使って速度を調整していることぐらいはわかった。

「何でこんなことやってんだろ……まぁ、孤児院で楽になるからいいけど」

 うん、とマナの呟きにルナが応える。バスタが孤児たちにこのようなことをする前の孤児院では、元気な男子がよく暴れていた。

 だが、今の男子たちは孤児院に帰っても暴れたり喧嘩することなく真面目に・・・・暮らしている。

 それはこうして昼間に元気を使い果たしているということもあるが、主な理由は孤児たちが家に持ち帰っていいと言われたオーク革の単語帳を片手に読み書きの練習をしているからだ。

 なお字の書き方の練習は紙とインクではない。木板に水で書くか、木板の上に砂を満たして、その上を石筆でなぞるなどの方法を行っている。バスタが考案した何度も使えてお得な勉強道具である。

 ちなみになぜ孤児たちがそこまで勉強熱心なのかと言えば、バスタが開催している勉強会で優秀な生徒はパンクラチオンと同じように皆の前でバスタに激賞されて、甘味や肉などがもらえるからである。

 パンクラチオンで初戦敗退するような運動が苦手な子供たちもこういった勉強会では活躍しており、バスタは公平であると認識されて運動が苦手な子供からも懐かれていた。

「ねぇ、ルナ。バスタの奴。何考えてると思う?」

 走っているバスタを見ながらのマナの呟き。

 教育熱心なバスタは不気味だった。

 彼はガキどもがなんでもできたほうが便利だろうと言っているが……これだけの熱意をかける意味がわからないために、マナはバスタの動きを不審に思っている。

「わからない……けど」

 けど? とマナはルナに問う。蜂蜜に漬けた柑橘類の切り身を口に咥えていたルナは、ちゅるちゅると甘い切り身を吸いつつ「悪いことではない、と思う」と言った。

 それはまぁ、とマナはルナの意見に賛成する。

 体力はあって損はしない。読み書き計算も、街の商人に雇ってもらえる希望がもてる特殊な技能だ。

 だけれども、とマナはバスタの考えが読めずに困惑するのだった。


 ――あれは、本当にバスタなんだろうか?


 悪童だった頃とは雲泥の差――かもしれない。

(私、前のバスタのこと……全然知らないのよね)

 だからこその、かもしれない、だった。


                ◇◆◇◆◇


 TIPS:アーガス村近郊の森&バスタが与えるもの

 バスタが提供している食品の多くは、低等級エリア『アーガスの森』や低等級エリア『彼方まで広がる草原』と称される、村近郊の採取エリアで採取されるアイテムである。

 アイテム。そう、アイテムだ。


 アイテムとは鑑定スキルによって名称、効果が確認できる物品である。


 例えば村の少年が木片を加工して細工物を作ったとしても、それがアイテムと判定されなければ鑑定スキルはそれを木片としか判定しないし、逆に言えばそれがひどく不出来でおぞましいものであっても、アイテムであれば鑑定スキルはそれに宿る名称と効果を教えてくれる。

 もっともアイテムの判定はゆるい。生産スキルが関われば簡単に物品はアイテムへと変じていくからだ。

 ゆえにこの世界に存在するアイテムの、実に八割以上はたいした効果がないか、全く効果のないアイテムとなっている。

 ゆえに、HP回復やMP回復などの『効果』を持つアイテムは特別な品としてこの世界の人間に認識されている――のであるが。

 相手が寒村の孤児と未亡人たちに、未だ成人していない修道女見習いである。

 物の価値を多少なりとも知っている村の重役や村長は彼の食卓に呼ばれていない。

 ゆえにバスタ・ビレッジ――彼がどれだけの大盤振る舞いをしているかを正確に判断できる者は誰もいないのだ。


 食肉に適した美味なる魔物肉はスタミナ増強作用を持ち、魔物の出現する採取エリアの奥から取られた果実は様々なステータス成長促進効果を持つ。

 腹をすかせた子供や婦人はそれらを腹いっぱいになるまで食べ、満たされる。

 加えて彼らはアイテム化した石鹸などで身体を洗い、清潔を保ち、アイテムを素材とした衣類で身を守る。

 そして低級の貴族並の学習と訓練・・が徹底的に行われる。


 その結果、何が起こるのか。

 バスタは何を望むのか。


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