第4話 これからの登場シーンに備えて

さて、成長の仕方は決まった。

となれば次は、フラグ対策である。

まず、リストデルの登場シーンは5つである。その内、3回は主人公にえぐい妨害でストーリーを詰ませようとする。そのあと2回は転落の予兆と絶望である。


特にその妨害内容からプレイヤーのヘイトが凄まじく、それを解消するかのように、リストデルはヤク漬け廃人になり、リスカした傷口から雑菌が入り病に苦しみながら死ぬのである。ちなみに、手足も腐っていたらしい。グロ映像を流すわけにもいかず、文章のみで死に様が表現されていた。

これでテキトウに作ったキャラなのだ。製作者の性格の悪さが滲み出ている。


まあそれはそれとして、対策だけでいえば、妨害をしないことと安定した収入である。そもそも、転生したので、貴族の誇りとか権威への執着とか要らないプライドがないのである。故に、敵を作らず、安定した収入を得ることこそが、最高のフラグ対策である。


では、どうやって安定した収入を得るかというと、それこそまさに、改変魔法の出番である。そこらへんの土を改変して、偽札にすればよい。え、憲兵の捜索?じゃあ憲兵さんの認識「改変」しよっかぁー(圧倒的悪役思考)


そして、何より懸念すべき事象が、世界の強制力の発動である。

これの厄介なところは、自分が強制力から逃れても代役を立てる可能性が高いところにある。そもそも、そんな悲しいキャラを誕生させることが主義に合わないので、何とかしたいものである。

やはり改変魔法がこの人生での鍵となるようだ。

これからは、改変魔法発動のため、魔力量をふやしていこう!


なお、ただ暴飲暴食するだけである。

案ずることはない、太る才能だけはある。


_______________

ここまで読んで下さり、ありがとうございます。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る