第68話 美少女の努力とゲロ
「白金...南条さんをどう思いますか」
「まだまだですが、あの努力はまぶしい物がありますね」
「あのまま光の中で生きていくのが好ましいと私は思います」
「園崎さんが褒めるのは珍しいですね」
「だって、古木さん、貴子さまが嫌いじゃないと言われましたからね」
「白金さん...それ本当?」
「ええ」
「確かに言いましたわよ、東吾や私の為に一生懸命なんですもの、正直、私の頭の中じゃ 大統領より上よ、じゃなければ、北條特製のメイド服なんてあげないわ」
「そりゃそうか」
「ところで、彼女の年棒は幾ら位になさいますか?」
「流石に、貴方達みたいに億単位じゃ無くて年棒で6千万で良いんじゃない」
「最もお金なんて私使った事ないですよ?」
「そうね、あくまで一般向けの数字でしか無いけどね」
「北條家のメイドは何でも無料だから溜まっていくだけだしね」
「今日もバケツを持っているのか」
「ええっ東吾様は気持ち悪いので、いつ吐いても良い様に」
「僕や家族との付き合い方は教えたはずだが...」
「それでも私は、東吾様を見ていたいのです、おえっ」
「吐くなら辞めれば良いのに...どうせ俺はキモイんだろう」
「ええ、今迄見た男性の中で一番醜くてキモイですね」
だけど、それだけじゃなく世界で一番優しくて、暖かいんですけどね。
「はっきり言うな...だけど、ありがとう」
「はい」
少し、慣れたのかな、、、今のはキモク無い、、
「じゃぁ、俺はまた部屋に帰るから何かあったら呼んでくれ」
さぁ、私は読書だ。
読書と言っても、料理の本、、ミジンコでも出来る家庭料理だ。
少しでもおいしい物を食べさせてあげたい。
流石に毎日レトルトじゃ申し訳ないしね。
料理本片手に作ってみたが、うん、凄くまずい...どうやら私ってミジンコ以下だったようだ。
困った時の先輩だ。
隣の家に行けば門の所に誰かいるだろう。
「園崎さん」
「どうしたの南条さん、何かお困りごと?」
「料理を教えて下さい」
「料理、私も出来ないわ」
「あの、先輩、メイドですよね?」
「そうよ」
と、言っても裏メイドなんで裏工作専門なんだけどね。
「何で出来ないんですか?」
「逆に何で料理の技術が必要なの?」
「メイドですよね」
「だって北條付きのメイドだよ、自分で作る位なら有名なシェフを調べて作らせる方が良いじゃない」
「そうですね、でも私料理を覚えたいんです」
「それなら、白百合さんに教わって見たら、彼女、物凄く料理が得意だから」
「是非、紹介して下さい」
「料理を教えてくれって、えっ南条麗華さん、世界一の美少女、何で」
「それは昔の事よ...流れ流され、今は東吾様つきのメイド、ただの麗華」
なんか変なノリの人だな、昔のオーラが無くなってる。
「そうですか、確かにメイドなら料理は必衰ですよね、私に任せて下さい」
「ありがとうございます」
「その代わり、ファッションとかおしゃれについて教えて貰えませんか?」
「そっちなら、得意だから幾らでも聞いて」
「じゃぁギブ&テイクで行こう」
「じゃぁ最初の1時間は私が教えて、後半1時間を麗華さんが教えるって言うのでどうかな?」
「はい、お願いします」
「それじゃ、教えるけど、麗華さん、何が出来るの」
「何も出来ません」
「何も...出来ないんだ」
究極の美少女って言われても女だから結婚したら家事をしなくちゃいけないのに...案外ポンコツ?
「どうしたの? 固まって」
「いや、何でもないよ、それじゃ今日はご飯の炊き方を教えるから...そこからおにぎりでも作ろうか? あとお味噌汁のつくり方を教えるね」
「はい、白百合先生」
「先生」
案外、飲み込みはいいね、歪だけどおにぎりもお味噌汁も出来た。
うん、上等、上等。
「どうにか出来たね」
「でも、白百合さんのと比べたら、歪だけど」
「キャリアの差だよ、毎日してれば直ぐに上手になるよ」
「ありがとう」
「今度は私の番だね、白百合さんはどんな感じになりたい?」
「私は、黒木くんにもっと好かれるようになりたいです」
「ストレートだね、だけど、それじゃ解らないよ?」
「そうですよね、、だったら昔の麗華さんみたいな感じになりたいです」
「ようし、それなら簡単、今日は私がメイクするから、それを黒木様に見せると良いよ、何回か試して黒木様の気に入った奴があったらそれに固定しよう」
「お願いします」
「どうかな」
「凄く可愛い、凄いですね」
「これでも昔はファッションリーダーだからね」
「ありがとうございます」
「じゃぁ 今日はこれで失礼するよ、このおにぎり東吾様に食べさせたいから」
もしかして、南条さん東吾さんの事好きなのかな?
「それじゃ、次回は何時にしますか?」
「連絡先交換しない」
「そうですね、その方が電話でも聞けて良いかも」
「「じゃぁこれ連絡先です」」
「今日の夕飯はおにぎりとお味噌汁か」
「簡単な物ですいません」
これ、此奴の手作りだよな。
歪だけど、一生懸命作ったんだろうな。
「ありがとう、おいしいよ...本当に美味しい」
「どうしたんですか?」
「いや、何でもない、、あれっ南条さん、今日は吐かないんだ」
「あれっ本当だ、ウエげろろろろ」
意識したら気持ち悪くなった。
「あーっごめん、今日はバケツ持っていなかったんだな...スマン」
「すいません、後で掃除しておきます」
ゲロの匂いのする中、東吾は食事を続けた。
醜い、自分の為に作ってくれたおにぎり、その味を噛みしめていた。
目を反らせば良いのに幾ら言っても自分を真正面から見る南条...
そうしてやるのが...俺の役目だ。
少し気持ち悪いが...
「あれっあそこにいるのは麗華じゃないかしら?」
「ええ、お母さま、麗華姉さまですわね」
「貴方、まだこんな所に居たの、、この街から出て行ったと思ったのに」
「私が何処に居ようと関係ないじゃないですか?」
「目ざわりなのよ、たいした技量も無いのに麗華の会なんか作るから、北條家から目を付けられるのよ、本当に馬鹿な子ね」
「そうそう、美しすぎる美少女だっけ...大して美人でもないのに粋がって本当に馬鹿なお姉さま」
「言いたいのはそれだけですか? 仕事があるので失礼します」
「なにそれ、親に言う言葉ですか...あっそうね勘当したから親子ではないのよね...」
「はい、赤の他人なので放っておいてください」
「お金が無いと、心までやさぐれちゃってやーね」
「では、失礼しますね」
「ちょっと待ってお姉ちゃん、じゃなくて麗華さん、貴方のせいで北條に睨まれて生活が大変なんだけどどうしてくれるの?」
「そうよ、どうしてくれるの、責任を取りなさいよ」
「北條家は何もしてないと思いますよ」
「何で、そんな事が貴方に解るのよ」
「とりあえず、麗華土下座しなよ」
「それは致しかねます」
「北條家に言いがかり付けるのは辞めてくれないかな」
「北條、東吾」
「なんで、お前たちが俺を呼びつけできるんだ、本気で潰してやろうか?」
「東吾様、すいません」
「聞いていたけど、うちがあんた達に目を付けたって? 本当に目を付けたなら、お前たちはこの世に居ないよ?...それに何で、お前達のような虫けらを態々見なければいけない訳?」
「すいません、本当にそんな気じゃ無かったんです」
「いや、嘘はいけないよ、ちゃんと聞いたから」
「言っていません」
「そう、俺が嘘をついたって言うんだ...仕方ない、北條家としてすべての付き合いを」
「それだけ、それだけは辞めて下さい」
「土下座でも何でもしますから、それだけは辞めて下さい」
「そう、だったら俺じゃ無くて麗華に謝るんだな」
「何で、麗華になんか」
「なぁ、麗華が着ている服はうちの白金達と同じ服だ、その意味が解らないのか?」
「お母さん、それって」
「麗華、麗華様、私は悪気は本当に無かったのよ、寧ろあなたの出世を誇りに思うわ、これからは又親子として」
「すいません、貴方からは勘当されているし、さっきも赤の他人と言われましたから、私の縁者とは思いません」
「お母さん、こんな奴放っていこうよ」
「ねぇ、美香、口の利き方を覚えなさい、昔姉だったから今回は何もしないけど、その一言で貴方の人生は終わるのよ」
「お母さん」
「黙りなさい美香、良いから謝るのよ良いわね」
「謝らなくて良いよ 母さん、美香、それじゃね」
「麗華許してくれるの?これからは私も反省してちゃんと母親らしくするわ」
此奴らは本当にゴミだ...麗華の会があった時だって2人して散々良い思いもしたろうに、崩れてきたら私を捨てたんだから。
「母さん」
「なあに麗華」
「貴方達を家族だと思うのは今が最後だから、次にあったら生意気な奴としか思わない。だからこの街から消えてくれない? それであなた達には何も起こらない」
「そんな、家族に対してこの街から出ていけって言うの、実の親や妹に」
「では、実の子供や姉に貴方達は何をしたの? 貴方には産んでくれた恩がある、だから1回我慢してあげる、出ていけって言うのは最後の恩情、このままじゃ多分あんた達に何かしてしまう、だから、取引停止を言う前に消えて欲しいのよ」
「麗華様、温情を掛けてくれてありがとうございます。明日にでもこの街から出て行きます」
「お母さん、何で、お姉さま、美香、この街に居たいの」
「駄目ね、貴方は私の妹じゃない、さっさと消えなさい」
「お姉さま」
「お姉さまじゃないわ、麗華様、貴方とは他人なんだから」
「それじゃ、早く消えなさい」
「お母さま、どうしてお姉さまに、この街にもう居れないの?」
「直ぐに出て行くわ、まさか麗華が 北條家のメイドになるなんて思わなかったわ」
「それ、そんなに凄いの、よく貼り紙が貼ってあったじゃない」
「違うのよ、メイド服を纏える北條家のメイドが凄いの、あぁ何で私は勘当なんてしたんだろう」
「たかがメイドじゃない」
「じゃぁ美香、この国で北條様を抜いて一番偉い人は誰」
「皇族? 総理大臣かな」
「そんな人、今の麗華なら簡単に首に出来る」
「...謝ろう、そうしたら」
「無理ね...だから良い...早くこの街から出て行かないといけないの」
「...」
「あれで良かったのか、家族だろう?」
「良いんですよ、あの人たちにとって私は金ずるなだけだから」
「そうか」
「最近まで気が付かなかったんだけどね」
「そうか」
「それより東吾様は良かったんですか?」
「何が」
「本当は東吾様はあんな事いう人じゃないでしょう」
「そうだな、北條の名前はある意味暴力だから使わないな」
「だったら...なんで」
「お前の為だから、南条さんの為だからだ」
「そうですか、そんなに私が大切ですか?」
「あぁ、俺にとっては唯一の女性だからな」
それって好きって意味だよね。
東吾って顔以外は完璧じゃない。
うん、昔の私ならこの良さが解らなかったんだろうな。
「そうですか...それじゃこれから東吾様ではなく、東吾って呼んでも良いですか?」
「何でだ」
「私も貴方が好きだからですよ」
私は、東吾さま、いや東吾にキスをした。
「有難う...で良いのかな...つまり付き合ってくれるという事か?」
「そういう事ですよ...ちなみにあれは私のファーストキスです...男には...うえぇぇぇぇげろろろろ」
私のファーストキスは、、ゲロの味がした。
多分、東吾様も同じかもしれない、口を付けた時にはもうこみ上げていたから。
「ありがとう、顔はどうする事も出来ないが、他は麗華に相応しくなるように頑張る」
何を言っているんだろう? 貴方は顔だけ除けば、最高の王子様だよ。
大好きな人...だけど、吐き気と震えが止まらない...どうしよう。
こうしてゲロまみれの恋が始まった。
「今日はバケツは持って無いようだが、何で防毒マスクをしているんだ」
「防毒マスクじゃなくてゲロマスクです」
「何だ、それは?」
「よく見て下さい、これをつけて吐いたら...腰につけているボトルに吐いた物が入ります」
「そんな物、良く売っていたな」
「特注ですよ、北條の名前を出して医療メーカーに作って貰いました」
「俺としては顔半分隠れるのがちょっとな」
「仕方ないじゃないですか、こうでもしないといつ吐くか ゴボ、わからないんですから、しかもこれ声も籠らないすぐれものなんですよ」
「仕方ないか...だけど屋敷に居る時はバケツの方にしてくれ」
「東吾って変態? 私がゲロを吐く姿を見て興奮するとか?」
「違うぞ、ただ俺はお前の顔が」
「冗談ですよ、ちゃんとわかって ゲロロオェ ますから」
「確かに便利そうだな」
「ええっ、それでは行きましょう」
麗華は東吾の手を取った。
「どこに行くんだ?」
「おぇぇぇぇゲッ 貴子様に ウプ 挨拶ですよ、、貴子様や姉妹 ウプに 東吾は忘れがちですが、ゲロ お坊ちゃまなんですから」
「そうか、そうだな...苦しいなら...手を放しても良いんだぞ?」
「気持ち悪いけど、嬉しいから平気です」
「そ、そうか」
隣の家に東吾を引っ張っていった。
東吾の顔は...うん嫌そうだな。
考えて見れば、隣はそれなりの化け物が多い...私は北條家の貴子様を含み3人以外なら大丈夫だけど、
東吾は駄目なのかも知れない。
「一応、バケツを持ってきたよ」
「要らない、コツは覚えているから」
今日の門番は園崎さんだ。
「園崎さん...貴子さんに今、お会いできますか?」
「本当はお忙しい方ですが、貴方相手なら、黒木様と一緒でなければ会ってくれますよ...所で...そのマスクは何ですか、、毒物処理でもするんですか?」
「その、東吾様や貴子様を見ると吐いてしまうので...工夫してみました」
「そこまでして、本当に頭が下がるわ...成程、吐いた物は腰のボトルに入るのか」
「はい、声も籠らないし、匂いもしない優れ物です」
「そこで、今日は何の御用?」
「はい、東吾様とお付き合いする事になりましたのでご報告です」
「はい?...聞き間違い、かな」
「聞き間違いじゃないですよ」
「おい、園崎、、俺が居るのに酷いな」
「あっ 東吾さ...うっごく」
久々だから耐久が落ちたかな、まずい直視してしまった。
「そういう事だから、取り次いでくれないか」
「はい、ただ今」
「貴子さまあああああああああああああああああ」
「どうしたの?園崎さん、貴方が驚いた顔初めてみたけど、何があったの?」
「東吾様が、お坊ちゃまが」
「東吾がどうしたの?...まさか殺されたの?」
「違います...東吾様に彼女が出来ました」
「嘘よね、今日は4/1じゃないですし」
「母さん」
「あれっ、東吾どうしました、母は夢を見ていたのですが、南条さんそのマスクは何ですか? そうですか、此処に幻惑剤か何かが蔓延していて」
「貴子様、、落ち着いて深呼吸」
すーはーすーはー
「落ち着きましたか 貴子さま」
「ええ、もう大丈夫よ、園崎さん」
「東吾、その相手というのは、まさか南条さん?」
「はい、母さん」
「南条さん、、本当に東吾と付き合うの? 一時の気の迷いで人生を棒にふっちゃ駄目よ、もし脅されているなら私に言って」
「違います、貴子様、あああたしが好きになって告白したんです」
「貴方からですか、吐き気がするほど気持ち悪いのに?」
「はい、気持ち悪いです、だけど大好きなんです うぷ」
「それで、そのマスクは、何ですか?」
「その、東吾様が好きなんですが、見ると吐くので作りました」
「へぇー良く出来ているわね、、吐いたら、横のボトルに入るのね、消臭機能と声が通るような機能がついているのね」
「はい」
「私は、貴方達の恋を祝福しますよ、南条さん、いえ、いつかは家族になるのだから、麗華と呼ばせていただくわ」
「はい、えーと 貴子様」
「もう、お母さまでも良いのよ?」
「お母様、」
「はい、よくできました、貴方は本当に頑固で意思が強くて...立派ですね、この子を宜しくね」
「はい」
「玲奈や美優の所に行くんでしょう?」
「はい」
「面白いから此処に呼ぶわ、園崎さん、皆んなを呼んできてくれる、白金さんと古木さんも」
「はい、ただ今」
「お呼びですか貴子さま」
「もしかして東吾様と南条さんが何かやっちゃったのかな」
「母さん、何か用」
「美優になにかよう?」
「驚くわよ、何と、東吾に彼女が出来ました」
「「「「「「えー」」」」」
「嘘だよね、美優の聞き間違いだよね」
「母さん、今日は4/1じゃないぞ」
「貴子様、、洗脳はよくありません、この白金が責任を持って返してきます」
「そうですよ、人間として最低ですよ」
「あんた達、私をそんな風に見てたの? だけど、違うわ、何と告白をされたんだって」
「可哀想な東吾様、多分勘違い」
「うん、お兄ちゃんの勘違いかな」
「違うぞ」
「じゃぁ 相手はだれ?」
「そこにいる麗華だ」
「うそだー世界一の美少女が相手をするわけ無いんじゃん、東吾、おかしくなったのか」
「ち違います、私から告白しました、うぷ、ゴボゲゲゲげ」
「「「「そう、それじゃお幸せに」」」
「なんかあっさりしているな」
「そんな物だよ、お兄ちゃん」
「そうか」
私は、絵夢にも報告をしにきた。
「そんなに思い詰めなくても良いのに」
「違うよ、本当に好きになったの」
「麗華って完璧美少女だけど、目だけは腐ってたのか、そうか」
「何を言い出すのかな」
「いいや、こっちの事、おめでとう」
「ありがとう」
「で、麗子ちゃん、どうする? 私は許してあげたいんだけど」
「そうよね、二条家の人には良くして貰ったから、今度、貴子様に頼んでみるよ」
「そうしてあげて」
「東吾、お待たせ」
「あぁ」
「どうしたの?」
「そのマスクもう一個作って貰えないかな?」
「どうして?」
「いや、麗華が顔を見て話すと母さんも姉妹たちも嬉しそうだったから、俺も頑張ろうと思ってな」
「そう?」
「それじゃ帰ろう」
「その手は私と手を繋ぎたいのかな?」
「わざわざ聞く事ないだろう」
「はい、じゃぁ帰ろうか、、ウゲッゲロロ」
2人は仲良く手を繋いで家へと帰っていった。
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