第30話 この世界に対する僕の考え
この世界について解った事について僕なりに考えてみた。
1、この世界の人間は基本、物凄くブサイクで気持ち悪い者しかいない。ただ、その気持ち悪さには差があり、二度と見たくない化け物クラス~物凄く気持ち悪いけど、人間には辛うじて見えるクラス(整形等で失敗した人や病気で顔が崩れた人レベル)までいる。
2、美醜が逆転しているのでは? そう考えてブサイクと言われる人を多数見てみたが、一部の人を除いてやはり化け物にしか見えなかった。
3、その中で何故か、白百合さん、金剛さん、金剛さんのお母さん、東条さん、他、男性で1人、壇上に金剛さんと東条さんと一緒に居た女の子 計6人だけが人間に見えた。しかも、人間に見えた6人はいずれも超がつく程美形だ。
4、男女比のせいか、男性には凄く優しい世界
5、この世界で僕はかなりの美形らしい
こんな所だ。
僕だってただ、遊んでいた訳ではない。
それなりに行動した。
学園でブサイクランキング10位という女の子にあったけど、やはり化け物にしか見えなかった。
これで、完全に美醜が逆転した世界とは言えなくなった事が解ってしまった。
つまり、ブサイクでもブサイクなままに見える者が殆どだった。
但し、美人と呼ばれる人間と比べると、ブサイクと呼ばれる人間の方が若干は気持ち悪さや怖さがましに感じる。
実際にテレビでアイドルとお笑い芸人を比べたら、お笑い芸人の方が遙かに気持ち悪さが無かった。
とりあえず、考えなければいけない事はなぜ、白百合さん達はちゃんと人間に見えるのか?
化け物に見える人間との違いはなんなのか?
その二つだ。
だが、それ以外にも調べなければいけない事もある。
僕が狂っていないのかだ。
普通に考えたら世界がおかしいのか、僕がおかしいのか、どっちだ?
そう考えれば、僕個人がおかしいと考えるのが普通だろう。
そして、僕はこことは違う世界で暮らしていた記憶がある。
そう考えたら、僕自身が実は精神が病んでいた人間。
そうであってもおかしくない。
幾ら考えても今は答えはでない。
最悪、ちゃんと人と見える人間が6人しかいない可能性もある。
とりあえず、今できる事は、早目に時間を作って残り二人に接触する事しかないだろう。
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