第参話 結成!七不思議調査部!

「なんだアイツ」


「声に出てますよ」


「えっ、まじ?」


「マジです」


「マジかぁ」


馬鹿みたいなやりとりして少しテンション下がったがとりあえず行動する事にした。


「はぁ、とりあえず誘いに行こうか」


「良いですけど、誰を誘うんですか?」


「安達」


「千里さんですかなるほど」


安達あだち 千里せんりはここの学校の女子バレー部に入っている生徒で、短髪の茶髪をした女子で男子人気も高い。


「おーい、安達」


「ん?あれ?漱じゃん、どしたの?」


「夏休み期間中、七不思議について調べようって話があってそれで誘いに来たんだがどうだ?」


そう言うと安達は少し悩んだ末。


「うん、良いよ。今年は数える程しか部活ないからね」


「よろしく、漱と未来」


と、笑顔で言ってくれた。


「そうか、ありがとな。それじゃあ後は健一を待つだけなんだが」


「おっす、お待たせ」


「噂をすれば早速来たね、やっほ〜」


「やっほ〜安達ちゃん」


健一は帰ってくるなり早速安達と絡んでいて多分さっき怒られてきたのを反省していないようだ。


「それで、これで全員揃ったようですね」


「あぁ、これ以上はれない。そうだろ?」


「あぁ、四人じゃなくなっちまうからな」


まぁ、何はともあれ準備は出来た。


「結成!七不思議調査部!」


「うるせぇ」


そう言うと健一は。


「なんか言わなきゃいけない使命感を感じた」


なんだそれ。


心の中でそうツッコミ入れたすぐ後に昼休み終了のチャイムが鳴った。


「とりあえず詳しい話は夏休み入ってからにしよう」


そう言って今日の所は解散した。




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