心を掴むために、まず胃袋を掴む。
確かに戦いは避けられぬとも、この作品の本筋は料理。
授けられた能力があろうと、ただ力が強いだけで、勝つだけでは誰もついてこないし誰も慕わない。
そも振るうための心が育っていなければ力を持つ意味がない。
神様から与えられた摩訶不思議な力を喜び振るのであれば、ただの三流未満。
ただ有頂天になって自らの力で破滅するのが所謂お約束である。
されど、自らが腕を磨いて会得した料理は誰もを笑顔にする。
……笑顔ってレベルを超えているが喜んでいるから結果オーライ。
作るのは、道か、料理か、お楽しみに。