8月4日
8月4日、昼食を食べながら今日もオオバさんに会いに行きたいという気持ちでいっぱいになっていると、かかってきた電話を終えて母さんが食卓に戻ってくる。
けれど、その表情は少し暗く、その様子に疑問を覚えた僕は首を傾げながら母さんに声をかける。
「母さん、どうかした?」
「え……ああ、うん。アンタ、
「いたようないなかったような……その夏子伯母さんがどうしたの?」
「この前から姿が見えないって実家から電話が来てて、持ってた服やメイク道具、後は財布以外は置いていってるようなんだけど……覚えてないんじゃ仕方ないわね」
諦めた様子で母さんが言った後、僕は昼食を食べ終えて自室へと向かい、外へ行く格好に着替えた。そして母さんに行ってきますと声をかけてから外に出ると、眩しい太陽の日差しが降り注いできたけれど、オオバさんに会えると思ったらそれすらも辛くなかった。
「よし……早くオオバさんのところに行こう」
母さんの言う夏子伯母さんがいなくなったのは大変な事だと思うけど、オオバさんに会いたくてたまらない僕からすれば些末事だった。
それくらいオオバさんは僕にとって魅力的な人で、ここ最近ずっと続いているオオバさんとの秘め事を思い出しただけでオオバさんへの愛が僕の中で溢れ出すのだ。
同じくらいの年であれば、男性である僕がリードをして、オオバさんに快感を与え続けて絶頂による快楽に酔いしれさせるべきだが、年下でまだ中学生の僕ではオオバさんに逆に導かれながら快楽に負けた情けない顔で果てさせてもらうくらいしか出来ない。
それは男として悔しかったが、オオバさんがまだ名前しか知らない僕に連日体を許してくれる事は心から嬉しかった。
そうして歩き続ける事数十分、いつもの廃墟に着いてみると、縁側にはオオバさんが立っていたが、その姿を見た瞬間に僕はドキリとした。
「お、オオバさん……!」
「……あら、青志君。今日も来てくれたのね、嬉しいわ」
太陽の光を吸収しやすいという黒色の下着姿のオオバさんはいつもとはまた違った魅力で僕を滾らせ、額からゆっくりと首を伝って胸元まで垂れてきた汗はそのまま谷間へと入っていき、汗を至るところから滲ませながら下着姿で外にいるその姿があまりにも官能的に見えて、僕はまたふらふらとオオバさんへと近づいた。
「オオバさん……」
「ふふ、こんな姿を見られるなんて恥ずかしいわ。なんて、いつもはもっと恥ずかしい姿を見せてるのにね」
「お、オオバさん……き、今日も……」
「ええ、涼んでいきなさい。だけど、私もちょっと着替えたいし、少し手伝ってもらえるかしら?」
「は、はい……」
「ありがとう。それじゃあ上がって」
その声に誘われて僕は今日も縁側に上がり、待ちきれなくなりながらオオバさんの下着のホックに手を掛け、そのまま和室へと入ってから障子を閉めた。
その後、僕が着替えを手伝った後にオオバさんは風呂場へ行ったが、オオバさんに誘われて僕も風呂場へ行き、その綺麗な体を洗ったり揉みほぐしたりする手伝いもして、その後はまた“あつさ”で汗をかいた事だけは最後に言っておこう。
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