第13話 明るくなった未来

また閉じ込められてしまった当時2歳の私へ

そちらではまた暑い部屋に水もなく閉じ込められていますけど

こちらはその頃からすれば信じられないほど暑いです。

この時代にそんな目に遭わなかったのだけが救いだと思ってます。

私は自分との約束通り黄色いワンピースを買って着ました。

だからここまでは生きられます。


ずっと気にしていた株式は10年来の安値を更新するでしょう。

そしてとある要素で高止まりになってしまう事でしょう。

それはここには書かないし、買うこともない一人遊びだけれど

未来の私が私である証です。


生まれてすぐ首を絞められていた私が今日まで生き延びられ

幸せで長閑な時間を生きられている、なんと幸せな事でしょう。

折角の命、戦うのだ、最後まで戦え、それが私という人です。


こうやって人と人とが疎遠に生きられる時代まで生きて

悠々と生きられる知識を付けて毎日楽しく過ごしている。

やっと苦しみから逃れる事が出来るこの時代が私は好きです。

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