第13話 明るくなった未来
また閉じ込められてしまった当時2歳の私へ
そちらではまた暑い部屋に水もなく閉じ込められていますけど
こちらはその頃からすれば信じられないほど暑いです。
この時代にそんな目に遭わなかったのだけが救いだと思ってます。
私は自分との約束通り黄色いワンピースを買って着ました。
だからここまでは生きられます。
ずっと気にしていた株式は10年来の安値を更新するでしょう。
そしてとある要素で高止まりになってしまう事でしょう。
それはここには書かないし、買うこともない一人遊びだけれど
未来の私が私である証です。
生まれてすぐ首を絞められていた私が今日まで生き延びられ
幸せで長閑な時間を生きられている、なんと幸せな事でしょう。
折角の命、戦うのだ、最後まで戦え、それが私という人です。
こうやって人と人とが疎遠に生きられる時代まで生きて
悠々と生きられる知識を付けて毎日楽しく過ごしている。
やっと苦しみから逃れる事が出来るこの時代が私は好きです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます