第12話 私にはこう聴こえる

叔母「結婚してもいいけど、私里子を取ろうと思って」

大叔父「それで兄さんと姉さん同意したのかい。

はあ~呆れたね、俺は

兄さんと姉さんに任せるんじゃなかった。

例え兄さんが建て替えたとしても、ここは俺の家だぞ。

この家は俺の実家だ。そんな奴ら上がらせるな!

里子なんて貰うなんて奴は嫁に出すんじゃない!」


大叔父「お前喧嘩で里子に負けたってのか、え?」


私「違う。叔父が里子の権利として暴行などの不法行為が認められている

などと言ってくるのでもうどうにもならない。

叔父が指示して叔母が暴れてくるから何も出来ない。

それにそもそもあっちは男の子、私は女の子でしょう?」


大叔父「里子に負けているようじゃあ、さあ。

こいつ生かしておく意味あるのかい?

勉強だってなんだって同じだ!!!」


私「もうやだー。このおじさん頭おかしい!!

爺ちゃんの弟だか何だか知らないけど、私見た途端キレ散らかしてくる。

里子は向こうで私は普通の子なのに」


大叔父「お前違う。お前は結婚前に生まれた子だ」


私「だからなんだよ―――。クソジジイには変わりねーんだも――!」


大叔父「お前生かしちゃおかねえ。生かしちゃおかねえ!

俺もー。こいつの足全部折っていいか、え?」


大叔父が私のことが賢いなんて親の欲目だと言っていた。

だって私は全部覚えているんだ。

大叔父の息子なんかとは比べものにならないほど未だに優秀だ。

だって叔母が私を虐待して吹き込んでいただけなんですもの。


2023/08/01からこの話を思い出す全てを手に入れる事のできる未来の私へ

当時12歳の私から愛をこめて。

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