第6話 何故私はまたここに

私の両親は何を考えていたのだろうか、私を生贄にして

父方の祖母に救われるまで私は、精神が崩壊して気が狂ったままだった。


父方の祖母の家に着いてやっと眠れた。

ずーっと眠りたかった、永遠に眠り続けたかった。

でも悪夢ばかり見た。

あの家について何も考えたくない、両親の顔すら見たくなかった。

それでも少し落ち着いてきたころ電話がかかってきた。


ケルビムの4つ目の首は母方の祖母だった。

人面の首は言う「私に娘にもう会うなっていうのかということか」

私には暴言、罵倒、暴行、近寄りたくもない。

人面の首は言う「お前には人の心はないのか」

最初は甘言でおびき出し、次は私を攫った。


そして私は気が振れた。

気が付けば長期休暇の度に犯罪者の巣窟にいた。

「何故私はまたここにいるんだろうか?」

遠くから天使がまたここにいるとさざめかれた。

その日は極悪人に詰め寄られどうにか帰った。

私が寝込むまでそんな日々が続いた。

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