第25話 エピローグ TSした男の娘は幸せを噛み締める
結奈と橘先生による誹謗中傷の犯人逮捕から3日後、犯人の神崎彩葉には3ヶ月の停学、退学勧告というかなり厳しい処分が下った。
そして、その処分が下った日と同じくして
「本当にもう学校に行くの?」
「うん。これ以上休んでも仕方ないし、勉強だって遅れちゃうよ」
「でも、ママは心配だわ」
「大丈夫だよ。お姉ちゃんが守ってくれるから」
「えぇ。必ず守ってみせるわ」
「ね。何かあればお姉ちゃんのところに行くから、ママは心配しないで」
「でも、、、。そうね。頼れるお姉ちゃんだものね」
事件から解決までの全てを涙を流しながら告白し、謝罪した姉はスッキリとしていた。ママは未だに心配しているが、徐々に元気を取り戻し、笑顔も戻った。そして、事件を自力で解決してみせた姉を以前より更に信頼するようになった。
一方、僕も元気を取り戻し、ついに学校へ向かうことにした。未だに恐怖はあるし、もうトラウマになってしまった。でも、
(家族がみんな心配してくれて、先生たちやみんなも心配してくれたのは嬉しかったなぁ)
そう。家族が目に見えて暗い雰囲気になったのも、先生やクラスのみんなが姉に協力して事件を解決してくれたのも、全て薫を愛しているからこそであった。薫を愛しているが故に、悲しいことがあればみんなで悲しみ、愛しているが故に、困難に直面したらみんなで解決した。そんな愛を感じたからこそ、薫は学校に戻ることを決めたのだった。
「「それじゃあ、行ってきます!」」
「えぇ。気をつけてね」
TSした男の娘は今日もみんなからの愛を感じながら、幸せを噛み締めて学校に向かった。
どうも、作者のAhmedです。これで、1章が終わりました。お付き合い頂き、ありがとうございました。
明日は作者が1章を読み返し、おかしな箇所を修正する日にします。もし、修正した場合は近況ノートでお知らせします。そのかわり、明日は本編の投稿はありません。(代わりに人物紹介を投稿する予定です)
百合+男の娘という万人受けはしないジャンルながら、多くの方に本作品をご覧いただき、大変感激しております。これから2章・3章と続きますが、またお付き合い頂けると幸いです。これからもよろしくお願い致します。
P.S.
読者の皆さんのおすすめの漫画やアニメがありましたら、コメントにて教えてください。特に、今期の夏アニメはまだ1作品しかレパートリーがありません。dアニメとアマプラ、漫画はピッコマを使用しています。また、ピッコマで私の好きな百合漫画『ふたりべや』が公開中です。無料で読めますので、そちらも是非読んでみて下さい。
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