第3話アラート


           第二話


ヴォーヴォーヴォ……けたましくサイレンの音が辺りに響きわたった。


「何事だ」


いち早く状況を整理しないとな…


「巨大な重力力場感知しました…このエネルギー数値は…」


「どうした、速く報告せんか!」


「は…はい、すいません、この力場のエネルギーが異常だったので…」


「何がどう異常なんだ、速く説明しろ」


「このエネルギーの数値は過去に一致するデータベースがありません…ですので異常としか…」


「そうか、総員、第一種戦闘配置につけ、それからエネルギーの観測地点に人員を派遣する…観測班、何か異常があったらすぐに知らせろ…私は派遣する人員を選んでくる」


さて…誰を派遣するか…観測班からの報告では重力力場が異常だったらしいからな…よし、あいつにするか!


そういいながらコンソールパネルに素早く入力する


「八代疾風中尉」


コンソールパネルにそう名前が表示された


「疾風中尉、任務だ…至急指令部迄直行せよ」


艦内放送でそう告げると早々に指令部に戻っていった…


「やれやれ、帰ってきてそうそう次の任務か…全く…人使いの荒い司令官なことで!」


そういいながら足早に指令部に向かった…


「八代疾風中尉参上いたしました!」


指令部の前で敬礼しながら挨拶をした


「うむ…入りたまえ」


「失礼します」


「うむ…先の任務ご苦労だった…それで次の任務だが………先程アラートが鳴ったのは知っていると思うが…君にはその現場に向かい調査をしてもらいたい!」


「調査ですか?」


「ああ、調査だ、先程今までにないほどのエネルギー力場が観測された…君にはその調査に行ってもらいたい」


「了解であります」


「うむ、頼んだぞ」


「では、準備できしだい出撃致します」


そういい指令部をあとにした


さてと…早急に終わらせて休暇でももらいますか……観測班現場までの距離は?


「距離は西に約80㎞の岩場付近です」


「了解、では行きますか…」



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