第139話 4人の初訓練(2)
私の宣言を聞いて、姿勢を正す4人。
「訓練の最初は、各人の
体の中にある
田中さんが手を挙げて
「
と聞いてきた。
「
能力者の魔力は、この
まずは、
意識を体の中に集中して、
では、始めてください」
4人共目を瞑り、意識を体内に集中している。
都竹さんと土田さんは、お腹に手を置いている。
田中さんは、胸の前で手を組んでお祈りをしているみたいだ。
鳥栖さんは、腕を下ろし、拳を握っている。
極稀に、心臓や頭部にある人も居るが、基本的にお腹辺りにある。
あと、一般的に
余談だがある程度魔力制御が出来る様になると、
ちなみに彼女達の
時折唸り声みたいなものが聞こえるが、そのまま
「なにか感じ取れた?」
と声をかけると、皆首を横に振り
「全然ダメ」
と言って落ち込む。
「今から、私が皆の
まずは、田中さんから始めるよ」
田中さんの前に立つと、
「えーと、私は何をすればいいの?」
「体の中に意識を向けて、刺激された
「分かった」
女性能力者の場合、子宮近傍に
田中さんの
右手をお腹に当て左腕を背中に回し、細心の注意を払いながら、私の魔力を田中さんの魔力の共振波長に合わせて、
「え、あ、ちょっ、あ、あ、あ、、、、」
田中さんの切羽詰まった声が聞こえ、私の体にしがみついてきた。
「そのまま、揺さぶられている
「あ、これ、ダメ、あ、おかしくなる。あ、あ、あ、う、う、う、う」
何かを堪える様にして耐えている様だ?
急速に鼓動と呼吸が早くなっている。
前者2択は、私の魔力で行うと高確率で
最悪、死亡案件になってしまう。
最後の共振による振動も加減を間違うと損傷を与えてしまうが、前者2択に比べるとその可能性はかなり低い。
そのまま、30秒程
「じゃあ、次は土田さんね」
笑顔でそう告げると、田中さんの様子を見て、顔を赤らめて呆けて居た土田さんが正気に戻ったが、抵抗する前に捕まえて田中さんと同様に
「へ、あ、ちょっとまってーーー、あ、あ゙、あ゙、あ゙、、、、」
変な声がするが気にしない。
「はい、しっかりと
しっかり、30秒揺さぶってから開放する。
こちらも、座り込み、顔を赤らめて放心しています。
残り二人を見ると、鳥栖さんが逃げ出そうとしたので、素早く回り込んで
仰け反って、激しく反応しているが、構わずに続けた。
終わると、魂が抜けた様に床に伏せた。
最後の都竹さんを見ると、顔を真赤にして、内股になった膝がガクガクと震えている。
「大丈夫、怖くないよ」
と笑顔で声を掛けるが、顔が引きつっている。
そのままゆっくり近づいて、他の3人と同じ様に
声にならない悲鳴みたいな物をあげていた。
都竹さんの
「そろそろ、訓練を再開しようか?
4人は、ノロノロと顔を私の方に向けるだけだった。
「まだ、
追加で、刺激を与えましょうか?」
笑顔で問いかけると、魂の抜けた表情をしていた4人の顔に生気が戻り、直立不動で声を揃えて「いえ、大丈夫です」と返した。
その後は、手をお腹に当て、目を瞑り、自身の
若干、顔が赤い気もする。
訓練校で
まず、
ある程度活性化した
ある程度活性化して大きくなった
4人が
「8時を回ったので、今日の訓練時間は終わりです。
提案なのですが、この後の予定が無いなら、訓練時間を延長しませんか?
訓練初日なので、このまま終わっても問題ないのですが、その場合、明日の訓練は
当然、知覚出来なかったら、また外部から刺激を与える所からやり直しになります」
4人は、顔を見合わせ、頷いた後
「訓練の延長をお願いします」
と声を揃えた返答が返ってきた。
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