時計の星

 この星は機械仕掛けの部分がある。都市にあるのは金のゼンマイのミルフィーユ構造なんだ。僕はそこの守りをしている。水色の帽子を右手でかぶり直しながら、僕は第一層の元に走り寄った。シャン、シャン。銀と金のコラボレーションに眺めいる。青い空は暮れかかっている。すみれ色の液が流れ出す前に、調整を終わらせよう。僕は舞を踊った。時計の舞だ。世界で僕しか踊れないのは誇り。途端に、時計は速度を変える。ゆんゆんゆんと花束が空を横切っていった。誰かの元にゆくのだろう。ありがとう、時計。あなたのおかげで、主は人と関われる。もう一度。もう一度。何度でも。試すよ。歩いていこう。僕のたましいを懐に携えて。

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