アイスクリームを、5個。

Kqli

アイスクリームを、5個。

重い曇り空、君を連れて図書館に行く。

怖い怖いと言いながら、

図書館に向かうまでの道は、抱っこ。

途中から、降りて歩き出す。


冷房が効いた図書館は快適。

背中の汗が落ちていくのも気にならない。

「しー」と静かにするように 君の顔を見る。

君はまねし、「しー」とするように私に

顔を向ける。


借りる本を探し、私の用事は終了

あとは、君の飽きしだい。

アイスクリームの本を探し

一緒に見る。

一緒に、私が抱っこして、本を見ていたが

私にどくように指示。

一人で座って、いっちょうまえに本を見る。

私は隣に座る。


飽きたーと言って

図書館からでる。

アイスクリーム、といつもの決まり文句を言う。


帰宅途中 

アイスクリームを買う。

チョコレート1っこ

バニラ1っこ

チョコミント1っこ

チョコチップバニラ1っこ

ソフトクリーム1っこ

スナックを1っこ


お昼を食べずにアイスクリームを食べる。

私もソフトクリームを食べる。

その他は、あとで、それぞれが食べるだろう。


借りてきたアイスクリームの本をよむ。

地方には いろんなアイスクリームがあるんだな。

一番気になったのは、東京にある

ガラスの細長い、アイスクリームカップに入った

バニラアイス ウエハース添え。


おしゃれ。

多くは入っていないが、ザ・バニラアイスという感じ。


君のほうを、見る。

食べ方は まぁまぁきれいになっただろう。


このアイスクリームを上品に食べる、

君を想像できない。小さい君は、いつになってもずっと

小さいままなのだろうか。


口についた、少しのチョコレートを

湿らせたハンカチでぬぐう。

必死に食べ続ける君。


見慣れた君が、大きくなっていくのを願う。

しかし、

アイスクリームはあまり食べすぎないでほしい。

だけど、

「アイスクリーム、」と君から出たら

財布を見る私は、まだ続きそうだ。





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