きみの髪を乾かすとき

わたしには姪っ子がいます。

姉の娘で、小学3年生の女の子。

姪っ子が生まれたときから近い地域で暮らしてきたので、昔も今も頻繁に会います。


今日はその姪っ子が我が家にお泊まり。

そういうとき、姪っ子のお風呂あがりにドライヤーをするのはわたしの役目。

もう8歳なので自分でドライヤーをすることもできるのですが、わたしが「ひとりでできる?」と聞くと、大きな声で「できない!!!」と言って甘えるので、なんだか今もわたしの役目なのです。


黒くてさらさらで、つやつや光る髪。

姪っ子の髪をわしゃわしゃとしながらドライヤーの風をあてて、いつまでもこの子が健やかでいられますように、しあわせでいられますように、と願うのです。

もちろん、ムムムと顔をしかめて願うわけではなく、なぜか自然とそういう愛おしい気持ちになるのです。

家族って不思議ですね。


なんだか姪っ子の学校では勉強に関して厳しいようで、夏休みの宿題など苦戦しているようです。

小学校の宿題ってこんなに量あったっけ!?と思うほど。

今日はそういったものもちょこちょこ手伝いながら、な一日でした。


姪っ子も寝る準備ができたとき、ほっと一息アイスでも食べるか〜と思ったら、6個ストックしていたアイスが0個になっていました。

ご自由にどうぞとメモ書きをしたのはわたしなのですが、あまりのスピードに笑いました。

きっと両親や姉や姪っ子がたくさん食べたのでしょう。

喜んでもらえたなら何よりです。

また買ってきます。


2022.8.9

ちはる林檎店

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