第76話 新戦力(3)




〜理沙side〜


悪い予感がして、すぐに静香たちの元へ向かったが、時すでに遅かった…。


如月雷太の衣服にはおびただしい血が付いており、その手にも血が……。


そして、ヤツの足元に静香たちが致死量ともいえるほどの血を流して・・・・、戦闘であちらこちが傷ついた姿で倒れていた。


「貴様ぁ〜〜!」


殺気を雷太へ向けて放ちそのまま思い切り雷太の顔面を思い切り殴った。


それにより鼻と頬の骨が折れた雷太はかなりの勢いで吹っ飛ばされた。私が静香に近寄ると微かに息があった。


「生きてる!」


急いで念の為に持ってきていたポーションを取り出して静香たち5人へ飲ませた。


傷が元通りになり何とか一命を取り留めた

ただし、血の流し過ぎで危ない状況なのは変わらなかった。


そこからは、その場にいる相手を片っ端から倒していったが、正直あまり記憶が無かった。


涼真たちに連絡を取っておいたので、後に彼らが現場へ着いたときにはすでに如月連合は壊滅していたのだという………私もただ呆然として佇んでいたとの事だ。



そして、目を覚ました静香たちが私の目の前に正座している。


今回、如月道場に敗北をしそうになった事への謝罪だそうだが、私は彼女たちが生きていればそれで良かった。更に厄介なのが彼女たちの申し入れだった……。


「それで、お前たちは本当に私の配下になるのか?連合を組むという訳にはいかないのか?」


「……みんなで話し合いましたが、連合だと師範と瞬時に連携が取れません。領地を共有して移動出来るのが必要ですです。」


「まあ、それはそうなのだが、それだとお前たちの自由が多少無いし減るぞ?それでも良いのか?」


「それは結構です。仮に立場が逆な状況で今回のような件が起きても、連合だと師範を瞬時に助けに行けないのが嫌なのですです。それに田村さんは配下になっているじゃありませんか!!」


「田村さんは私の配下じゃなくて、風馬の配下だけどな……。」


「いや、一緒ですよ。いつでも師範の元に何の支障もなく行けるんですもん。そんなのズルイですです。」


「いや、ズルイって……。」


「ズルイものはズルイんですです。」


彼女たちの意思は固い様であった。(静香が理沙と一緒にいたいとの意思が一番揺るがないが……。)


その後、なぜか如月連合の一派も纏めて私の配下に加わる事になった……。

(如月道場の門下生たちは、直に理沙の強さに触れて、恐怖を覚えると共に強い憧れを受けて理沙の配下になった。)


そして、によって25人ほどの配下が増えたのだった。



如月連合に制裁を下した後、を探していると、静香たちを彼らが追い詰めた事には違いないが、自らと分かった。静香たちが自ら切腹したとの事だった。


そこまで追い詰める行為は決して許される事ではない。しかし、怒りのまま無抵抗の相手を処分するのも躊躇して今回の形となった。


:BがCを配下にする。AがBを配下にする。そうすれば、Aの元にはBとCの配下ができる。これを繰り返せば、10日間の配下待機期間を回避して、一度に数十人でも従属配下として加える事ができる。





〜笹野静香side〜


憎き如月雷太は理沙師範の配下となっている。如月一家と纏めて呼ばれており、理沙師範の命令により、私たちに対して決して危害を加えられない事になっている。


住居に関しても、私達や如月一家の要望をいろいろと聞いてくれて提供してくれた。


そして、私は理沙師範のお家に住まわせてもらっている。理沙師範の家が私の家にもなったので、いつでも出入り出来る様になったのである。


「これは素晴らしいです。ぐふふ。」


夜な夜な理沙師範と旦那さんの夜の営みを隠れて覗く様になった。下半身が疼くのが分かる。


「私も理沙師範としたい……あのDNA…。」


その場で自分の下半身を刺激して、イッテしまった…。


日に日にその欲求が高まっていった・・・。

そしてある事に気がついた。


「理沙師範では無いが、弟である風馬くんなら理沙師範と同じDNAを得られるのでは? この欲求を満たしてくれるのでは……。」


(決して風馬と理沙のDNAは一緒では無いが、そんなことはお構えなしに、静香は暗示にかかったかの如く納得している。)

そして、ここに歪な愛の形が生まれてしまった。



今日は理沙師範が風馬くんの家に朝食を食べ行くので、私も一緒に行く事になっている。


ただし、私だけが1人で先に風馬くんの家に来ている。先と風馬くんの家におじゃましていると言っても、早朝も早朝。


朝4時で誰も起きておらず寝静まっている・・・。そして、私はある部屋の前まで足を運んでいた。



そっと扉を開けるとベッドにある人が1人だけで寝ている。足元のシーツをまくると男らしい筋肉質の足が出てきた。


風馬くんの足だ……そのままシーツの中に入って足の付け根の方へ移動すると…好都合なことに生まれたままの姿であり、朝で大きくなっているモノを見つけた。


想像よりも大きくて太く立派だった。


見ているだけで、自分の下半身が疼くのがわかり、自分の左手を秘部に持っていき刺激を加える。「っっっあ、あ、あう〜〜〜でしゅでしゅ。」


私は声を殺しながら、風馬くんを起こさない様に聳り立つ大きなモノを口に咥えて、口に咥えたモノに刺激をくわえていく……暫くシゴイていると、ビックと動き熱いモノを解き放ってきたので、私は口で受け止めてた。


「っっしゅ、しゅごいですです。ゴクリ。」


濃厚な濃い味だった。「たまらない…。」

私の下半身も限界で、その場で軽くイッテしまったが、これ以上は風馬くんが起きそうなので慌てて部屋を出ていった。


寝ぼけている風馬くんが「奈緒かぁ?」などと小声で呟いていた。その一日は清々しく過ごすことができた。



その後もたびたび同じことを繰り返し病みつきになってしまった。しかし、その日はとうとう我慢の限界に達してしまっていた・・・・・。


いつもの様に明方、風馬くんの部屋に忍び込み風馬くんの立派なモノを味わっていた。


一度出しただけだと風馬くんの立派なモノはまだまだ硬い状態だった。シーツの中に入った状態でそれを私の中に受け入れた……。


「あぁぁ〜〜♡想像以上…。良いところにアタル〜♡」


騎乗位の状態で腰の動きに集中して、絶頂を迎えてしまった。


「ふあぁぁぁ〜♡スゴイ……でしゅでしゅ。」


すぐに部屋から出ていこうと気を引き締め直したその時。


風馬くんの両手が私の腰をおさえつけて、腰を何度も何度も何度も打ち付けてくる。


イッタばかりなのに風馬くんが自ら動いてくる。ヤバイ…声出ちゃう♡


何とか声に出すのをどうにか堪えたが、風馬くんがイクまでその行為が続いた…。


その間に私は更に2回も絶頂を味わって、力尽きて動けなくなってしまった。


「想像……以上……でしゅでしゅ♡♡。」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


おまけ


<風馬派閥>

・恋人 : 2人 ミレーネ、高橋奈緒

・従属配下 : 9人 ミレーネ、ナビル、ジェイド、サミュエル、田村秀樹、高橋奈緒、田中一雄、田中和美、田中美咲





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る