第77話 新戦力(4)
〜風馬side〜
朝からどちらかが俺のベッドへ潜り込んでイタズラをしている。
俺がイク前に終わってしまったので、不完全燃焼の俺がどちらかの腰をしっかりと抑えて逃げられないようにして、代わりにピストン運動をした。
いつもより、結構中がキツかった気がするが、快楽に任せてそのまま俺のものを全て解き放った。
「あぁ〜スッキリした。」
シーツを捲ると目が点になってしまった……。そこには半裸でぐったりしている静香さんの姿があった……。
「なぜ?夢なのか?………って、ごめんなさい〜。」
俺は静香に中出ししてしまっていた。「………。」ただ、静香さんは昇天しており反応がない。
そこへタイミング悪く奈緒が部屋に入ってきて、俺と目を合わせた。
「おはよ……………これはどうゆう事?」
奈緒の言葉の語尾に怒気を感じる……。
静香さんは幸せそうな顔をしてまだぐったりしている。
「いや、俺もさっぱり状況が分からないんだ…。」
「そんな言い訳が通用すると思っているの…?」
「いや、マジなんだって!」
「でも、この状況からすると…やっちゃった事実は変わらないでしょ?」
「…………はい、そのようです。」
静香さんの着衣を奈緒に正してもらって、静香さんが回復するのをただただ黙って待っていた。
その間にミレーネまで部屋に入って来てしまった。
静香さん曰く、ねーちゃんとの間に子供は作れないので、ねーちゃんと同じ血を引く俺との間に子供が欲しくなったからタネを頂いたと意味不明な説明を受けた…。
ミレーネの参加が更なる泥沼化になると思っていたら、何故かミレーネがすんなり納得する事によって事態が大きく傾いた。
「…シズカの言う事は分かるわ!強い男の遺伝子を残したいと思うのは、当たり前のことよ!」
「「っえ!?」」
俺と奈緒は互いに見合ってしまった。
「俺って、許された感じか?」
「そんな訳ないでしょ!ミレーネ良いの?フーくんに新しい女が出来たのよ!」
「良い男には女が大勢いるのが当たり前だもの私は構わないわよ。ただし、胸が大きいのが条件よ!」
因みに静香さんは奈緒にも負けないくらいのナイスバディーだ。
「エルフ理論だな…(うんうん)。」
「なに勝手に納得しているのよ!話が終わってないわよ。」
「今日はいつも以上に夜頑張るから勘弁してくれ。」
奈緒は俺の言葉を受けて顔を赤くしながら、諦めモードでモジモジしてしまった。
しかし、こんな良い思いをして良いのだろうか…静香さんは俺の体目当て?だが、学生時代かなり男性から人気があった。
俺も一時期憧れていたが、静香さんはねーちゃん一筋だったことを知って諦めた。それが、変な形だが男と女の関係となってしまった。
こんな良いことばかり続いて、何か不吉な事が起こらなければ良いのだがと祈るのだった。
後日談。
何故か静香さんとの関係はねーちゃんにすぐに伝わっていた。
「それだったら、静香を風馬の家に住まわせてやってくれ!奈緒ちゃんたちと差ができたら、静香も可愛そうだろう……。」
「いや、そせが女の言うセリフかよ!受け入れるの早過ぎだろ。」
「静香はちょっと変わってるからな…。トランスジェンダーも当たり前になってきている時代だし、人それぞれ愛の形は違うさ。」
「それはちょっと違う気がするが……。」
そんなこんなで、静香さんが家に住む事になった。スペース的には2階の部屋が空いているので問題ない。
ただ、夜の方はというと、ミレーネが要望していた3Pが実現してしまった。
静香さんが結構乗り気で、俺、ミレーネ、静香さんの3人で夜の営みをする事が多くなってきた。
俺も最初3Pが恥ずかしかったが、慣れっていうのは凄い。何度かしているうちに慣れてしまった。
たまに2人でマッタリしたい時はそれはそれで対応している。
静香さんのハーレム加入により俺もいろいろな経験を積むことができた…。
こんな幸せ続きで本当何か不吉な事が起こらなければ良いのだが……。
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おまけ
<風馬派閥>
・恋人 : 2人 ミレーネ、高橋奈緒
・セフレ : 1人 笹野静香(恋人公認)
・従属配下 : 9人 ミレーネ、ナビル、ジェイド、サミュエル、田村秀樹、高橋奈緒、田中一雄、田中和美、田中美咲
<他作品>
最強のクズ職〜てめぇら見てろよ召喚士だがこれからは俺のターンだ〜
https://kakuyomu.jp/works/16817330647505909489
よろしければ、ご覧ください。
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