第5話 レベル2
仕様の一部改定です。
DP(ダンジョンポイント)の最大量は、10時間→24時間へ変更とします。
具体的なストーリー展開に影響は及ぼしません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2030年4月3日深夜(謎の声が聞こえてから約38時間経過後)
陣取りバトルが開始され2回目の夜中のこと、とうとう待ちに待った瞬間が訪れた。
なんと、なんと、なんと、俺のレベルが2になったのだ。
「やっとレベルが上がったか、よっしゃ〜。」
眠気も一気に吹き飛び、ステータス画面を開き各項目を確認していく。
「おぉ〜ステータスポイントが5増えている。あとは何か変わった事は無いかな・・・・・・。
おおぉぉ〜〜〜〜、よっしゃ〜〜。2部隊派遣できるようになってるし!!これで、領地拡大のスピードが更に上がるぞムフフ。
更に部隊派遣数も変化がある。これで、再編成して土地lv2を獲得しに行くか!」
俺は今考えられる最高の部隊編成を一気に第2部隊まで実施した。
そして、土地lv2の攻略へ向けて動き出したのだった。
名前 葛城 風馬 (支援スキルLv1)
レベル 2
クラス なし
ステータスポイント 20
能力値
力 E(5)
魔力 F(0)
配下 E(5)
創造 E(5)
【部隊編成】
第1部隊 (80/80)
葛城 風馬 (リーダー)
ゴブリンナイト8
コボルトローグ4
バット5
プチベアー2
ゴブリン30
コボルト10
アジザル10
プチスネーク10
第2部隊 (80/80)
ゴブリンナイト (リーダー)
コボルトローグ10
ゴブリンナイト9
プチオニ4
ウルフ2
ゴブリン30
コボルト20
アジザル4
「では、皆の者行くぞ。」
「「「「「グギギギーーーー」」」」」
「「「「「グオーーーー」」」」」
「「「「「ギキキーーーーー」」」」」
様々なモンスターの声が交じる中、俺は土地lv2の占領へ向けて進軍した。総勢160体によるモンスターの進軍は大迫力があった。
土地lv2は100体のモンスターが出てくる。それを相手にするので、味方が多いに越したことはない。
そして、ついに目的の土地に着いた。
一度敗北しているので、少し緊張しているのが自分でもわかった。心臓の鼓動が少し高鳴っているのが分かる。それと同時に少し手も震えていた。
深呼吸をして、自分の160体の部隊を再度見て心を落ち着かせた。
その時間はどれだけだっただろうか・・・数分程度だろうが偉く長く感じたが、俺はついに「占領」を行った。
いつもの様に別次元が解放されこの前と同様に敵モンスターの大群が目の前に現れた。
「皆の者、この戦いは今後に大きな意味を成す。必ず占領を成功させるのだ進めー。」
俺はこの土地lv2の攻略の為に【創造】でDPを消費して、銅シリーズの装備を生成していた。その装備一式を纏った俺が先頭を行き率先して敵を倒していく。
更に創造ランクEで召喚が可能となったゴブリンナイト、コボルトローグ、ウルフなどの高ランクのモンスターが俺に続き敵モンスターを殲滅していく。
配下モンスター達は、士気も高く敵モンスターが次々と殺られて行くのをみて、更に勢いに乗って攻め続けている。
10分もしないうちに敵モンスターの数は半数を切り、こちらの被害は、10体ほどと少数だ。
召喚ランクの高いモンスターに被害はなく、プチスネーク、アジザル、コボルトなどFランクモンスターに被害が出ていた。もう少し被害が出ることを想定していた俺にとってこの状況は想定以上の成果であり、この程度の被害で済んだのは良かったと安堵した。
「敵はもう半数以下だ!こっちの被害はほとんどないぞ!!完全にこちらが押している、もうひと押しだこのまま敵を殲滅せよぉ〜〜!」
更に味方全体へ喝を入れて、そのままの勢いで敵を倒して行き・・・・戦闘から20分経過した時点で土地lv2を占領した。
初めて土地lv2を占領したことへの達成感が大きく余韻に浸っていた。
そして、俺はこのままの勢いで、次々と土地lv2を取り続けた。減ったモンスターは都度補充して、万全の体制で領地拡大をしていく。
2時間ほど続けたところで、lv2土地を6個占領した。その後、休憩のために別部隊に領地拡大を指示した。
近くに他プレイヤーの姿は見えないし、2部隊の進軍で着実に領地を拡大している。
休憩がてらステータス画面を眺めているとあることに気がついた。
【DP管理】
DP量 388/2,784
DP獲得量 116DP/時間
従属契約
配下召喚
創造
「あれ?DP獲得量が増えてる。110DP/時間だったのが、116DP/時間になってる。何でだ・・・・?。
変化といえば、lv2の領地が増えたことだよな……。ってことは、lvの高い領地を獲得するとDP獲得量が増えるって可能性が高いな。
このことがわかっただけでも、大きな成果だな。
領地の範囲を増やすことも大事だが、これからはlvが高い領地を積極的に占領していこう。」
2日目の夜中も2時間半おきに起きて、部隊編成をし直し土地lv1の占領を進めさせた。
夜中も土地lv2の占領を進める指示も出せるが、俺がいないと何かあった場合、早急な対応が出来ないので、無理はさせずに着実に領地拡大を進めさせている。
最初に謎の声が聞こえてから48時間後のことまたあの声が聞こえてきた。
『プレイヤーの皆さま48時間が経過しました。
しっかりと現実を受け止めて、自身の強化に努めていることかと思いますが、残り24時間で保護時間が終了して、本格的な陣取りバトルが始まりますので、それまで十分に戦闘準備を整えてください。
それでは、皆さまの今後の行動に期待しております。また、ご健闘を祈ります。』
それからの1日間俺は、高ランクのモンスターを増加させたことにより俺がいなくても1部隊のみでlv2土地を占領できるようになり、領地拡大のスピードが増した。
北側はlv1土地が残っているが、何故か占領出来ない箇所が多々あったため可能な範囲で進軍した。
東側と南側は市街地があるため、今後他プレイヤーが進軍する可能性があるので可能な限り進軍した。
西側は水沼ダムというダムがあるので、そのあたりを当面の目標として進軍した。
そして、更に24時間が経過し、とうとう陣取りバトルの本番ともいえる保護期間が切れることになった。
それと同時に西側に進軍できない理由がはっきりした。
「なんとなく想定していたがやはりこういうことだったか・・・・・。」
俺は西側の進軍出来なかった場所近くで謎の声が言っていた72時間の保護期間が切れるのを待っていたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます