第4話 自給自足
仕様の一部改定です。
DP(ダンジョンポイント)の最大量は、10時間→24時間へ変更とします。
具体的なストーリー展開に影響は及ぼしません。
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そんなこんなで翌朝6時には、領地は72個にまで増えた。
すごいだろ?やればできる子なんだよ俺は!!
俺は夜中じゅうずっと仮眠を取りながら、2時間半毎に再部隊編成を行い、モンスターに指示を出し明け方になるまで領地拡大に努めた。
俺は夢中になるととことんやってしまうタイプなので、徹夜明けだったのに関わらず、領地拡大に没頭していた。
こんな訳も分からない世界になって【悠々自適なスローライフを目指す】ので、少しでもスタートダッシュを決めると決断し、領地拡大・防衛力向上だけを考えていた。
今では、配下召喚でモンスターも増やし、家や施設も徐々に充実して来た。
その中で、【支援スキル】の昨晩に検証も行ってみた。はっきり言って、支援スキルを使ってもあまり変化が無かったように思われる・・・・。
土地Lv1の戦闘中に【支援スキル】を使用すると、俺自身と配下モンスターが薄い緑色の光に包まれて、若干体が軽くなった感じがした。・・・・が、これと言って、土地Lv1の戦闘で苦戦をしていなかったので、変化が感じられなかった。
この薄い緑色の光は、約1時間ほど経過するまで、続いていた。その後、連続で使用できるのか試してみたが、2時間半経過(12回戦闘)しても次の支援スキルは発動しなかった。
時間的な制限か、何か制限があると感じていたが、これも後日わかったことだが、1日1回使用可能とのことが数日検証することで判明した。
【支援スキルLv1】なので、回数が少ないのか、ずっと1度きりなのか、まだまだ検証が必要なスキルであった。
そういえば、夜中に気付いたが、ステータスポイントを振るのが途中だったため、いろいろと迷ったが考える時間もあったので、少しポイントを振った。
全部ポイントを振り分けても良いと思ったのだが、俺は他のプレイヤーより、ステータスポイントが20多いというアドバンテージが有るので、もう少し、チャットなどで情報が出るまで待つことにして、一旦保留にしている。
結果がこうだ。
名前 葛城 風馬 (支援スキルLv1)
レベル 1
クラス なし
ステータスポイント 15
能力値
力 E(5)
魔力 F(0)
配下 E(5)
創造 E(5)
そして、【配下】【創造】をF→Eへ上げたことにより、以下の項目が新たに増えた。新たに召喚や創造できる配下が増え、どんどんとワクワクが増えてきた。
それに、副産物なのか【部隊編成】で出撃できる配下の数にも変化があることがわかった。
【配下召喚 E】
・コボルトローグ 30
・ゴブリンナイト 30
・オーク 50
・プチイグアナ 20
・ゾンビ 25
・イジザル 20
・バット 15
・プチゴーレム 30
・プチオニ 30
・ラット 20
・ウルフ 50
【創造 E】
武器防具等
銅シリーズ
ナイフ 25
剣 50
ナックル 50
槍 50
弓 50
杖 50
鎧 50
兜 25
盾 25
ローブ 25
指輪 150
腕輪 250
ネックレス 350
【部隊編成】
第1部隊 (20/40)
葛城 風馬 (リーダー)
ゴブリン4
コボルト4
スライム2
プチスネーク2
アジザル3
プチベアー2
プチラット2
そして、これまで食事とモンスター召喚に費やしてきたDP(ダンジョンポイント)を【創造】の装備品にまで回す余裕が出てきたので、1部隊分の武器防具も少しずつ揃えてる事ができた。
これまでモンスター達は森の中に落ちてる木の棒などを使って戦闘をしていた。
唯一、銅剣が1本初期装備として配られていたので、それを各部隊長に使い回させた。
また、数は多く無いが新たな種類のモンスターも増やしている。配下召喚のコストが大きいため、数は多くできなかったが、期待できる戦力である。
・コボルトローグ 1体
コボルトを一回り大きくした感じだが、俊敏性が段違いに上がっており、ダガーを得意とするタイプと弓矢を使用できるタイプがいる。
・ゴブリンナイト 2体
ゴブリンを一回り大きくした感じだが、腕が太く体の筋肉量も多いパワータイプ。防御力が高そうな感じで頼りがいがありそう。
・プチゴーレム 2体
プチという感じではなく、1.7〜1.8mほどの身長で岩で出来た人形。人間と同様の体つきで、装備品も一通り可能な感じだ。高い防御力と攻撃力を兼ね備えた頼りになる前衛という感じ。
・プチオニ 1体
プチという感じではなく、1.7〜1.8mほどの身長でマンガに出て来そうな顔で、ボディービルダーの様な筋肉隆々のマッチョマン。装備品も一通り可能な感じだ。プチゴーレムに比べて防御力は劣るが攻撃力は高い、頼りになる前衛という感じ。
あと、昨晩に酷い失敗を起こしてしまった。
それは、土地lv2へ挑戦したことだ。
俺は、これまで連戦連勝で順調だったので、天狗になっていた・・・・これがまずかった。俺を含むモンスター20体の大所帯で土地lv2で「占領」を行った。
別次元が解放されて目の前に100体ほどのモンスターの大群が現れたのだ。このピンチに対し配下のモンスターを壁にしてどうにか俺だけは逃げ出すことは出来たが、惨敗だった。
土地lv1で連戦連勝だったので、どこか油断した結果がこれだ。
朝になってからのチャットの数が凄い事になっていた。
完全に日本のいや、世界の今までの生活スタイルが変わったのだった。
『何なんだこの陣取りバトルとは』
『本当にモンスターが出てきた』
『政府は今後どういう判断をするのか』 など様々だ。
まあ、政府がどうとかもう既にそんな力が手に及ばない事態になっているだろうに、現実逃避なのか他人事の様に感じている人々も一定数いるのも現実だ。
まあ、俺はというとチャットの話しなどお構なしに黙々と領地拡大に努めている。東西南北どこでも構わず周りの土地lv1をとりまくっていた。
そんな矢先、お昼を過ぎた頃に不可解な事が不意に起きた。
北側に200mくらい進んだある土地lv1が取れなかったのだ。
その土地には、何か壁があるみたいで入る事も出来なかった。
まあ、考えていても解決しないので、警戒しつつも別の方向へ向かって領地を拡大した。
それから、休憩中にまたステータス画面をいじっていたときのこと、領地数が100を超えて、105個になった時ある異変に気付いた。
【DP管理】
DP量 274/2,640
DP獲得量 110DP/時間
従属契約
配下召喚
創造
「あれ?DP獲得量が110DP/時間で止まっているな。いままでは、領地を増やすごとにDP獲得量が増えていたので、115DP/時間になっているはず……。
これも検証が必要だな。これ以上DP獲得量を増やせないのであれば、モンスターを増やし過ぎると食料消費だけでDPを消費し切ってしまう。だったら、自給自足の生活をしないとまずい・・・・・。」
またもや、食料の問題も浮上したのだった。
その食料問題は、実際に目の前で起きた。
昨晩、配下モンスター達に食事を与えず、休憩場所もそのあたりの草原のままにしていた。そしたら、土地lv1の戦闘において配下モンスターが少数だが死亡したのだった。
そして、次の方法により配下モンスターが死亡した理由を知ることができた。
配下モンスターは言葉が分からないので、俺から質問して「はい(頭を縦に振る)。いいえ(頭を横に振る)。」で回答させた。
いろいろな質問をぶつけ、理由を絞っていったら『腹が減った』や『疲れが溜まっている』ような事を伝えたいようだった。
つまり、モンスターたちを無下に扱うと本来の力を発揮しないのではないだろうかとの持論に辿り着いた。
使い捨てとして配下召喚を使えばいくらでもモンスターは召喚されるが、あまり気持ちのいいものではない。
そのため、俺の配下モンスターには、食事と住居を提供するようにした。
その結果、土地lv1において配下モンスターが死亡する事はなくなった。
次に自給自足を目指す為に主拠点の一角に田畑を設けて作物を植えたのだった。
それに水も必要なので川も設置して田んぼへ水を引き入れる作業も行った。
「検証として田畑を1面づつ作ってみたが、ダンジョン化したこの世界でちゃんと育ってくれるか心配だ。
まあ、育たないのに【創造】のリストに入っているのがおかしいから、そこは大丈夫だろう。」
主拠点の地下室の荒野でも昼夜の区別があって、辺りは地上と同様に暗くなる。
いろいろと田畑の整備・農作業にのめり込んでいたら、あっという間に夜になってしまった。
ここまでのめり込んで田畑の整備・農作業に時間を費やしたんだから、どうにか実を結んでほしいものだなぁ〜〜。
そんなふうに考えながら、時間は過ぎていくのだった。
<他作品>
最強のクズ職〜てめぇら見てろよ召喚士だがこれからは俺のターンだ〜
https://kakuyomu.jp/works/16817330647505909489
よろしければ、ご覧ください。
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