9 自動マシンガン、舌切りマシン、首切り装置による、拷問を一日中受ける。

 「んっんんんっ。」

 真っ暗だ。




 僕は、拷問部屋という部屋に連れてこられた。




 破滅ちゃんの、豪邸の中にある部屋だ。




 目隠しをされて、両手を、頭の後ろで縛られている。




太ももと足首を、縄で、ぐるぐるに、され、猿轡さるぐつわを嚙まされている。




 バン!




 「んふふ、かわいい。」

 破滅ちゃんは、銃で、僕の心臓を撃った。




 「どう?今日は、死ぬの、今ので103回目だねえ。きもちいでしょ?」

 破滅ちゃんは、僕の方へ、近づくと、100万ボルトの電気を帯びた鞭で、僕の身体を叩く。




 ペチン、ペチン、ペチン!!!




 「うう。」




 「ビリビリ、して気持ちいねえ?」

 破滅ちゃんは、僕の顔を両手で優しく、なぞる。




 「まだ、死んだらダメだよ?お仕置きだからね。」




 シュパ!




 破滅ちゃんは、刀を持ってくると、僕の首を落とした。




 「新しい、頭が生えてくる所をみるのが、好きなんだあ。」

 破滅ちゃんは、地面に落ちた、僕の頭を両手で持ち上げて、キスをした。




 チュウウ




 死んでいる僕に意識はない。




 ニョキ




 首から、頭が再生して生き返る。




 「あ、生き返ったんだねえ?えらいえらい。よしよし。」

 破滅ちゃんに、褒められると、どうでもよくなる。




 何度、殺されても、酷い事をされても、喜びに変わる。




 癖になる。




 もっと、酷い事が、されたいな―




 「よしよし。」

 破滅ちゃんは、僕の口から猿轡さるぐつわを取り外した。




 「歯を抜いてあげまちゅねえ。」

 破滅ちゃんは、ペンチで、僕の歯を掴む。



 

 ゴキッ




 「抜けまちたねえ。」




 ゴキッ、ゴキッ、ゴキッっつ―




 破滅ちゃんは、僕の歯を全部抜いた。




 「叫ばなくてえらいねえ。」

 破滅ちゃんは、僕の頭をポンポンと撫でた。



 

 「次は、舌を抜きまちゅねえ。」

 破滅ちゃんは、僕の舌をペンチで、摘む。




 「行きまちゅよお。」



 

 グイン!ドバ




 「んんっ。」




 うぎゃああああああああああああああああああああああああ!




 あまりの痛みに、頭の中で叫び散らす。




 「うん。悲痛な表情がいいねえ。苦しみの匂いと脳波を感じるよ。」

 破滅ちゃんは、喜々として、笑った。




 「爪剥がし、しよーっと。へへへ。」




 グリョーん




 右親指の爪が剝がされた。




 グリョーん、グリョーん、グリョりょりょ―




 足の爪を全部剥がされる。




 手の爪も、めくられる。




 「指折り、いくよ。」

 破滅ちゃんは、ペンチで、手の指を折り始めた。




 ボキ、ボキ、ボキ―




 一本、また一本。




 折られていく。




 曲がっていく。




 千切れていく。




 「指が、なくなっちゃったねえ?」

 破滅ちゃんは、にこやかに、笑う。




 「よちよち。」

 破滅ちゃんは、僕の頭を撫でる。




 「よいしょ。」

 破滅ちゃんは、僕にしていた目隠しを取った。




 ゼロ距離でみる破滅ちゃん―




 美しくて、尊くて、綺麗だ。




 「今日は、これくらいにしておくか。」

 破滅ちゃんは、銃を僕の目の前に設置した。




 「自動マシンガン 3秒置きに、100発の弾丸が、あなたをお仕置きしてくれるわよ。」




 バン!バン!バン!バン!―




 「あと、舌抜きマシンと、首切り装置もセットしとくわよ。」




 グイン!ドバ




 口の前に、付けれられたペンチが、自動で、舌を掴み、引っこ抜く。

 



 シュパ




 首の横につけられた、刀が、自動で振られ、首を真っ二つに、切り落とす。




 「じゃあねえ。」

 破滅ちゃんは、部屋から出て行った。




 301回、302回―




 もう、何回死んだのか、わからない。




 僕は、意識を失った。


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