第9話 彼氏持ち巨乳サキュバスをNTRました。

「さあ! お楽しみのNTRタイム! はりきって行きましょー♪」


 頭の上で可愛くダブルピースをキメるレヴィアたんにうながされて、正座待機をしていた俺は、同じく、正座して手を縛られている金髪プリン頭の巨乳サキュバスおねーさんとご対面する。


「さあさあ、流斗りゅうと、ズリュっとやっちゃって!」

「ふぇえええん。お手やわらかにおねがいしますぅ」


 いや、ちょっとちょっとちょっと待ってよ! いきなり『NTRタイム』って言われても……セ、セックスしろって言われても正直言って……困る。というか、おねーさんの意思ってものがあるだろう!?


「ぐすん……もう覚悟は決まっています……どうぞ犯してくださぁい……めちゃくちゃにしてくださぁい……」


 めちゃくちゃ……って……まいったな。


 俺は、グスグスと泣きべそをかいている巨乳サキュバスおねーさんの前で、愛想笑いを返すことしかできなかった。

 

「はぁ……流斗りゅうとは本当にめんどくさいなぁ。このいくじなし!」

「じょ、常識的な人間の、いたって普通の対応だ!!」

「そんじゃ、その〝じょーしき〟てのを外しましょうか」


 そう言うと、レヴィアたんは、指を「ぱちん」と鳴らす。


 ぞくり。


 きた……もう、何度も感じたこの感覚。悪寒を感じた瞬間、巨乳のサキュバスおねーさんは瞳をトロンとさせて、俺にすりよってくる。


「う……うふぅん……」


 巨乳のサキュバスおねーさんは、目をうるませて俺に唇を重ねてきた。そして、すぐさま舌をぬるりとすべらせてくる。


 ああ、まただ。この、理性が少しずつ溶かされていく感覚。

 自分の常識が! モラルが! 貞操観念が! まるで熱々のコーヒーに落とされた角砂糖のように、もろもろと崩れ去って黒く染まっていく感覚。


「ぷは……はぁはぁ」


 巨乳のサキュバスおねーさんは、唇を離すと、うるんだ瞳で懇願してきた。


「……ねぇ……お願い……お願いだから、リリアをめちゃめちゃにしてぇ!」


 その叫びは、俺の最後のひとかけらの理性をぐずぐずに溶かした。


 俺は、縛られているリリアの両手をあげさせると、目の前に広がる巨乳パラダイスにダイブした。そして左手でリリアの左乳房をもみつつ、右の突起にむしゃぶりつく。


「あぁん……はげしい!」


 すごい! なんて柔らかな低反発おっぱいだ! おっぱいって女の人によってこんなに触り心地がちがうんだ。


 俺は、夢中で突起にしゃぶりつく。

 もっとだ! もっとしゃぶりたい。この低反発なおっぱいを無茶苦茶にしたい!!


「あぁあん……!」


 俺は、リリアを押し倒すと、両手ではげしくもみしだく。やわらかいおっぱいが激しく上下左右に暴れ出す。そしておれは、あることに気がついた。

 リリアの左右のおっぱいを中央に寄せる。こうすれば、ふたつの突起をまとめて吸えるじゃないか!!


「あ……なにこれ……すごい!」


 リリアの声が、より一層つややかになっていく。


「いいねいいね♪ 盛り上がってきたねー、せっかくだからギャラリーも多い方がいいよね」


 レヴィアたんが「パチン」と指を鳴らした。

 すると、さっきまで泡を吹いていた茶髪ヤンキーが目を覚ました。


「……ん? なんだ? リリア、なにやってんだ!?

 おいこらテメエ! 俺の女になに手を出してやがんだ!!」


 茶髪ヤンキーは、おっぱいに夢中な俺を蹴り飛ばしにくる。

 でも……


 パチン……しゅるるるるる!


 レヴィアたんが指を鳴らすと、あっという間に茶髪ヤンキーの腕と足が締め上げられた。

 バタンと横に倒れた茶髪ヤンキーは、まるで、モンスターをボールでゲットするゲームの最弱モンスターのごとく、海老反りになってじたばたとはねる。


「な、なんだこれ! オイ! こらクソガキィ! お前がやったのか!? 解きやがれ!」


 茶髪ヤンキーは、するどい眼光でレヴィアたんを睨みつける。でも、レヴィアたんは一向におかないなしだ。

 レヴィアたんは、ピチピチと、惨めたらしくあがいている茶髪ヤンキーの上にどっかと腰を下ろして、


「さぁ! やっちゃいなさい!」


 と、拳をにぎって突き上げると、人差し指と中指の間から「ずにゅり」と親指を貫通させて、スコスコと上下させる。


「やめろ! やめてくれ!! 頼む、お願いだ!! お願いします……お願いしますううぅ!!」


 茶髪ヤンキーの涙まじりの声が虚しく響く中、俺は、リリアのここには書いてはよろしくないところに、凶暴になった自分の分身を突き刺した。


「あぁ、気持ちいい! もっと! もっとぉ!」

「リリア? リリア……リリアああああぉあ!」


 ぞくり。


 金髪プリン頭の巨乳サキュバスの艶かしい声と、茶髪ヤンキーの絶叫が響き渡る中、俺は手に余る巨乳をにぎりしめ。夢中に腰をふりつづけた。

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