第10話 廃線路の不思議

私、朝岡まどか。一応、二十歳。

一応というのは、誰も信じてくれないから……って、キミも信じてないでしょ?

 確かにね、平日ぶらぶらしてると補導されたり、お酒買うときは、必ずって言っていいほど年齢確認されたり、サブカル系の幼馴染には「合法ロリ、キター!」とか言われてるけど、ちゃんと二十歳だからね!

 身長150㎝、体重ナイショ、スリーサイズはバスト86のC……って、何言わせるのよっ………えっ、何もいってない?勝手に言ってるだけだって?

…………とにかくっ、私は本当に二十歳なのよ。お姉さんなのよ。

だからもっと敬意を持つべきだわ。



コホン……。

で、キミは今日も話を聞きに来たのね。

今日は彼女ちゃんも一緒と……仲直りできたみたいでよかったね。

……って、なに、その態度……彼女ちゃんも顔を赤らめて何かモジモジしちゃって……。

……あ~、そう言う事ね。

おめでと。だったら、こんな所に来てないで、若者らしくデートでも行ってきたら?

えっ?お金がないから、安上がりに話を聞きに来てる?

あー、はいはい、いいですよ、いいですよ。

私のお話がきっかけで別れることになっても知らないからね。


んー、とは言っても、大体のお話はしたからね、ちょっとネタ切れ、かな?

……じゃぁ、とっておきの話しちゃおうかな?


 これは本当にあった事なんだけど……誰も信じてくれないのね。

 だって、知っている人は誰もいないから……。

 何故私が知っているかって……それはこの話を聞いてもらえばわかるかな? 



 ところで、最近、めっきり夏らしくなってきたねぇ。

 夏って言えば階段………じゃなくて怪談よね。

 怪談話って言えば、少し前にはやった「きさらぎ駅」ってお話、知ってる?

 あ、知ってるの。私は知らなかったんだよね。


 結構有名な話だっていうけど……この間TVで特集見るまで知らなかったのよ。

 でもね、きさらぎ駅のお話を聞いた時、ふと思い出したのよ……私が昔出会った不思議な駅の事……。


 その駅の名前はないの……ただ、黄昏時に現れることから、みんな「黄昏駅」って呼んでるわ。


 ……黄昏時ってわかる?

 英語圏ではマジック・アワーって呼ばれる時間帯。

 昼と夜の境目、薄暗くなって、相手の顔が分からなくなる。

 「誰そ、彼」から「黄昏」になったっていうのは……アニメでもやってたから知ってるよね?


 ちなみに明け方の夜から朝に変わる時間帯。

 同じ昼と夜の境目……なんて言うか知ってる?

 「かわたれ時」って言うんだって。

 「彼は、誰」から「かわたれ」なんだって……どうでもいいですか?そうですかぁ……。


 この不思議な時間帯、景色は神秘的で美しくて……その時間帯にしか見られない風景がある……私は大好きなんだけどね。


 ただね、あまりにも神秘的過ぎて「魔」に逢う時間帯ともいわれているのよ。


 つまり「逢魔が時」


 迷信と言っちゃえばそれまでなんだけど……たまに、逢っちゃうから気を付けてね。


 話を黄昏駅に戻すけど……。


 ウン、単なる興味本位なら、ここで止めておくね。

 これ以上は聞かない方がいいよ。


 ……。


 ……。 


 この先のお話、聞く気があるなら……、覚悟が必要よ?本当よ?


 ……。


 ……。




 はぁ……後悔しないでね。


 あとから「聞かなきゃよかった!」って言っても知らないからね。


 ……最初に二つのお約束。


 「黄昏駅の話は他言無用」

 黄昏駅の話をしちゃダメなのよ。 

 黄昏駅の話を聞いた人は、いつか「呼ばれる」の……黄昏村に。


 黄昏村に行くとね……帰ってこれなくなる可能性もあるわ。


 黄昏村に行けるのは、偶然に迷い込むか、「呼ばれた」人だけ。


 だから不用意に話しちゃダメ。  


 そしてね、黄昏村から無事帰ってこれたなら……。


 今度は、「最低一人に、黄昏駅の話をしないといけない」の。


 矛盾してるって思った?

 私もそう思うよ。


 でもね、ちゃんと話をしないと……今度は帰れなくなるのよ。


 ……ここが最後の分水嶺。


 引き返すなら、今のうち、……この先を聞くと引き返せなくなるわよ?


 ……。


 ……。




 ……この先のお話、続けていいのね。


 え?他言無用じゃないかって?


 ウン……私はいいのよ。

理由は話を聞けば分かると思うわ。

じゃぁ、始めるね。


 ☆


 どこから話せばいいかなぁ?

 私の事、少し話した方がいいかな?

 前にも言ったと思うけど私は7歳の誕生日に事故にあったのね。

 色々不審な点はあるけど、とりあえずひき逃げってことになってるの。

 何故とりあえずかって言うと、いまだに犯人が分かってないからなんだけどね。


 まぁ、その事故があってからかな?

 ちょっとした不思議な出来事に逢うようになって……一つ一つは大したことじゃないんだけど、それが積み重なるとね……わかるでしょ?


 そして、子供って、精神が未発達だから、時に凄い残酷になるんだよね。

 自分たちと違うもの、理解できないものを排除しようとするのは、子供に限ったことじゃないわ。


 でも、大人ならば、それなりに理由をつけたり、搦手を使ったり……それなりに体裁を取り付こうとする分、逃げ道もあるんだけどね。


 子供は直接排除しようとするから……それしか知らないから……ね、残酷なんだよ。


 何がいいたいかって?ま、簡単に言えば、いじめを受けてたって事。


 と言っても、集団のボスにあたる子がね、私を敵視しているだけで、その子がいないときは割と普通なんだけどね。


 ただ、そう言う状態で私と遊ぼうという勇気のある子はいなくて……一人で遊ぶことが多かったのよ。


 そんな子供時代の、ある夏の日の話………。


 いつものように空き地で遊んでいたんだけど……草が覆い茂る中に線路を見つけたの。


 今から思えばね、ここが空き地になる前に工場か何かがあって、そこへ貨物を引き込むための線路だったんだろうと思うけど、子供なんてそんなことわからないでしょ?


 どこに繋がってるのかなぁって、何の気なしに歩いて行ったのよ。


 空き地を抜けて、雑木林の横を通り……気づいたらね、全く知らないところに居たのよ。


 特に変わった所はなく、普通の田舎の田園風景……町というより村という方がしっくりくる感じ。


 夕方で、日も沈みかけていたから、いつの間にそんなに歩いてきたのかなってビックリした覚えがあるわ。

 線路沿いに歩いてきたから、そのまま戻れば帰れると思ったんだけどね。

 気付くと線路なんかなくて、周りを歩いて見たんだけど、線路の場所が分からなくなってたんだよ。


 仕方がないから、誰かに道を聞こうと思って、私はお店とか探したんだけど全然人がいなくて……。


 普通ね、お店とかって、店員さんいるでしょ?


 でもね居ないの。


 声かけても誰も出てこなくてね。


 お店には、見た事のない物がたくさん並んでいたし、閉まっているってことはないと思うんだけどね。


 表通りと思われる、左右にお店が並ぶ道、民家が並ぶ家と家の間の細い道……どこを見ても誰も通り過ぎる人はいなかったのよ。


 店先には珍しい物や美味しそうなものが並んでいたけど、買い物する人も、お店の人もいなかった。


 途中にあった公園……遊んでる子はいなかった。


 周りはどんどん薄暗くなってくるし、誰もいないし……泣きそうに……ううん、ほとんど泣いてたと思うわ。


 そうしたらね、ふと人影が見えたの。


 後ろ姿だったけど……お婆さんだと思ったわ。


 すぐ、角を曲がっちゃったので慌てて後を追ったんだけど……角を曲がったら誰もいなかったの。


 道は真っすぐに伸びていて、横道とかもなかったから、見失うとは思えないんだけどね……当時はお婆さんがこの道の向こうへ速く行ったから姿が見えなくなったんだって思ったのよ。


 で、私もその道を進んでいこうとしたのね。 


 「どこ行くのかえ?」


 急に後ろから声をかけられて……それはもう、本当に飛び上がったわ。


 振り返るとお婆さんがいたの。


 「おんやぁ、迷い子かねぇ……最近では珍しいのぉ。」


 お婆さんは、私を見てそう言ったのよ。


 「線路沿いに歩いてきたんだけど、道がわからなくなって……ココはどこ?」


 「ここは狭間の村。時を止めた黄昏の村じゃ。お主のような幼子が来るところではないぞぇ。」


 お婆さんの言う事はよくわからなかったけど、私は迷った事、家のある町までどうやって帰ればいいかわからない事などを話したの。


 「この道を真っすぐ行くと……駅に着くのじゃ。」


 そう言ってお婆さんは、私の目の前に続く道を指したの。


 「そうすると、誰もいない駅があるのじゃが、その駅を見て左に伸びとる線路沿いに進むのじゃ。」


 そうすれば帰れるって教えてくれたの。


 「あと、2つ、気をつけねばならんことがある。

 一つ目は……駅には誰もおらんはずじゃが、もし、誰か居たとしても、一言もしゃべってはならん。

 色々話しかけてくるかもしれんが、喋らずに歩いていくんじゃ。

 もし、喋ってしまえば二度と帰れなくなるぞえ。

 そして、二つ目じゃ。

 お前さんが帰った後、いつでもいいから、駅で見たことを誰かに話すのじゃ……ただ、お父さんやお母さんなど、近しい者はやめておいた方がいいのぅ」


 お婆さんは真剣な顔で私に言ったのよ。


 私は、言われたことを整理してみたの。


 この道歩いて行って、駅に出たら左へ進む。


 駅に人がいてもしゃべらない。


 帰ったらお父さんやお母さん以外の人に駅の事を話す。


 そうお婆さんに伝えると、


 「それでよい……お主は賢いのぉ。」


 と言って頭を撫でてくれたわ。

 なんか懐かしい感じがしたのよ。


「ねぇ、おばぁさん。もし私が誰にも話さなかったらどうなるの?………私友達居ないから……。」

「どうにもならん、ここに戻って来るだけじゃ。そして代わりのものが迷い込んでくるまで彷徨い続けるのじゃ。」


 私は、クックック……と笑うお婆さんにお礼を言って、言われた通り歩いていったの。

 しばらくすると、お婆さんの言うとおり駅が見えたわ。


 駅名の看板を見たけど、難しい漢字で読めなくて、なんて駅かわからなかったわ。


 ただ駅名の下に「←ウツシヨ カクリヨ→」っていう文字は見えたんだ。


 ただ、私の住んでいた町に「ウツシヨ駅」なんてないんだけどね。


 私はお婆さんに言われた通り左へ向かって歩こうとしたら、呼び止められたのよ。


 「お嬢ちゃん、どこへ行くんだい?」


 振り返ったら、そこに男の人が立っていたわ。


 「お嬢ちゃんが行くのはそっちじゃないよ。よかったら案内してあげるよ。」


 そう言って手を伸ばしてくるの。


 イヤっって声が出そうになったんだけど、その時別の声がしたのね。


 「お嬢ちゃん、騙されちゃぁいけないよ。おばさんがお母さんの元へ連れてってあげるよ。」


 声のした方を見るとお母さんと同じぐらいの年の女の人がいたわ。


 思わず、そっちへ行きかけたんだけどね。


 さっきまで誰もいなかった駅に、人が一杯いたわ。


 みんな私を見て、「こっちだよ」、「一緒に連れて行ってあげるよ」って言ってるのよ。


 みんな見覚えのない人たちばかりなのに……。


 私は、お婆さんの言ってたことを思い出して、喋らずに左へ向かったの。


 後ろから色々な声が聞こえたけど、怖くなった私は夢中で走ったわ。



 どこをどう走ったのか覚えていないけど、とにかく線路が見えるように走ったのだけは覚えているわ。


 気づいたら辺り真っ暗。


 いつの間にか線路も見えなくなっていたけど、前方に明かりが見えたので、そっちに向かって行ったのよ。


 灯りの元に辿り着いたらそこは駅だったわ。


 そこには駅員さんがいたのよ。


 「ココはウツシヨ駅ですか?」


 私は駅員さんにそう聞いたら、駅員さんが不思議そうな顔をしながら駅名を教えてくれたの。


 その駅は、私の住んでいた町の外れにある駅だったわ。


 家からは遠いので、電話を借りて家に電話したら……すごく怒られた。


 迎えに来たお父さんとお母さんは、凄い勢いで怒って……そしてギュってしてくれた。


 なんでもね、私行方不明になってたんだって。


 お母さんに「遊びに行ってくる」って言ったまま夜も帰らず、次の日の朝になっても帰ってこない。


 何かあったんじゃないかって、警察には届けたけど何の情報もなく……そして次の日も朝から一日中、心当たりを探し回っていた所に、私からの連絡が入ったんだって。


 でも……私がお母さんに「遊びに行ってくる」って言ったの今日の昼間のはずなんだけどね?



 お父さんにもお母さんにも警察の人にも「どこに行ってたのか?」って聞かれたんだけど「線路伝いに歩いて行ったら知らない村に出て、迷った。だけど、線路沿いに歩いて帰ってきた。」とだけ話した。


 そうとしか言えないもんね。


 駅でのことは……お父さんやお母さんには言わないほうがいいってお婆さんが言ってたから黙っていた。


 警察の人はしつこかったので、お父さんやお母さんが居ないところで、「絶対に両親には話さないで」と言って、駅の事も話したんだけど……怒って帰っちゃった。


 まぁ、その後来なくなったからいいんだけどね。


 数日後、私はいじめグループに囲まれていた。


 私が行方不明になったことで、色々調べられたらしくて、苛めてることがバレちゃったんだって。

 まぁ、イジメとは関係なしに、行方不明になった子が居たら、まずはよく一緒にいる子に話を聞きに行くよね。それが遊んでいるのか苛めているのかは、外部からは分からないからね。

 それでバレたって言うなら、ある意味自爆でしょ?と思うんだけどねぇ。

 まぁ、そう言うことが分からない子供だから、こういう事するんだろうね。

……、囲まれて、叩かれて、罵詈雑言を浴びせられて……ただの鬱憤晴らしの捌け口よね。


 その後、どこにいたのかって聞かれたから、私は素直に線路を歩いて行ったら見知らぬ街に出た事、そこには見知らぬ駅があって、沢山声をかけられる事、街には見たことがない珍しいものが一杯あった事などを話してあげたわ。

 何となく、話したら怖いことが起きる気がしてたけど、この子たちなら、別にどうなっても構わないって思っちゃったのよ。


 「嘘つき!そんな街があるなんて聞いたことないわよ!」


 いじめっ子のボスが言ってくる。

 周りの子も、そうよそうよと囃し立てる。


 「自分が知らないだけじゃないの?知らないくせに嘘つき呼ばわりするなんて……あったらいい笑い者になるわね。」


 私は挑発してやった。

 いくら叩かれても、苛められても、こいつらに負けたくないと思っているから。


 「そこまで言うなら、案内しなさいよ。線路を辿っていけばあるんでしょ?」


 「線路のあった場所は教えてあげるけど、後は勝手にしなさいよ。帰れなくなるかもしれないけどね。」


 私は笑ってやった……その後叩かれたけどね。


 いじめグループは、私から、いつもの空き地を聞き出すと、「ふーん、見つからなかったらタダじゃ置かないからね。」と言い捨てて帰って行った。


 「好きにすればいいわ。」


 私は彼女たちが去っていった方に向かって呟いたの。

 理由はよくわからないけど、見つけちゃいけない、でもあの子たちが見つけるなら、別にいっか、なんて思ったのよ。


 数日後、警察の人が話を聞きに来た。


 いじめグループのうち、ボスの子を含めた3人が家に帰ってないんだって。


 名前を聞いたら、私をいじめていたグループの中でも、特に中心となって苛めていた子達だった。


 私は正直に、普段からイジメを受け、その日も殴る蹴るの暴行を受けた後、彼女達が先に帰ったので知らないと答えておいた。

 そのことは、残ったイジメグループの子たちが証言していたことと一致していたためか、それ以上何も聞かれることはなかった。


 残った子たちは、積極的でないにしても、私を苛めていた負い目があったんだと思う。それからは私と目を合わせたり会話することは一切無かったから、その後どうなったのかは知らないの。


 ただ、噂で聞いたところによると、居なくなった子たちは、翌日の夕方空地へ行ったみたいなのね。

 プールに行った後、行かないかって残った子たちも誘われたんだけど、イジメに嫌気がさしていたから、それぞれが理由をつけて行かなかったらしいのよ。


 その後も、証言に基づいて、警察や大人たちが空き地を探したんだけど、見つからなかったって……もちろん線路なんて影も形もなかったそうよ。


 ただ、危ないからって立ち入り禁止になっちゃったから、その後確認していないんだけどね。



 その後も、居なくなった子の親たちが、何度も私に聞きに来たけど……自分の子供が私をいじめていたことが近所に知れ渡ると、そのうち来なくなったわ。


 警察では、ちょっとした遠出のつもりが、事故か、何らかの事件に巻き込まれて帰れなくなったんじゃないか?という方向で捜査をしているみたい。


 だけどね、たぶんだけど、あの子達、線路を見つけたんじゃないかしら?


 そして私と同じようにあの村へ行った。


 まだ帰ってこないところを見ると、あの駅を見つけられてないんじゃないかな?


 私もあのお婆さんが居なかったら駅を見つけられなかったと思うのよ。 



 そして、今になってもあの子たちが帰ってきたって話は聞かないわ。


 当時は幼くてわからなかったけど、今から思えば、あそこはこの世とあの世を結ぶ、狭間の世界だったんじゃないかと思うのよ。


 だってね「ウツシヨ」は「現世」、「カクリヨ」は「幽世」って事でしょ?


 あの駅がこの世とあの世を結ぶ分岐点。


 あそこにいた人たちは……なんだろうね?

 無事に帰れたら誰かに話すってのも何か意味があるのかなぁ?


 わからないことは一杯あるんだけどね。

 


 ……さて、この話を聞いちゃったキミ。

 最初に言ったこと覚えてる?

 ………って、文句言われても困るわよ。聞きたいって言ったのはキミなんだからね。


 まぁ、一応忠告ね。

 もし……もしね、知らない村に入り込んだら、駅を探すのよ。そして間違えずに現世……「ウツシヨ」に向かうの。

 後、そこでの飲食は絶対しないこと。

ん?何故かって?

ほら、神話の時代からのお約束でしょ?

死者の国の食べ物を口にしたら帰れないって……


 私から忠告できるのはそれぐらいよ。


 後は……出来るだけ夕方に出歩かない事かな?

 ん、丁度今ぐらいの時間の事ね。

 黄昏時は逢魔ヶ時……魔に逢い易い時間帯だからね。


 、また来てね。

 新しいお話仕入れておくからね。

 じゃぁ、また、いつかどこかでね…………。

 


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