第22話 戦後

 雑賀国に皇帝用ギャン、皇帝用ハイズゴックを引き渡した。

 孫一

 「あー楽しい散歩だった、じゃあな」

 時空門から帰る孫一。

 様々にソフトは活用。

 この渡るスパロボ世界の3個目。

 火星の先、皇帝用ヴァングレイをかる。

 孫一

 「へいへい、暇のない戦場だね、ヴァングレイ味方するぜ」

 この片手盾、片手剣、地雷兵装、多目的ランチャー、この敵機に地雷発射に一機撃破。

 このヴァングレイが攻撃、この二機目を片手剣に滅多打ち。

 この艦に入る形。

 孫一

 「一応、この皇帝用ヴァングレイも立派なヴァングレイなんだぜ?」

 銃を突きつける歩兵2名。

 孫一

 「間違ってない、ベストな行動だ、だがミサイルガードの中では当たらないぜ」

 射撃、だが当たらない、射撃、当たらない。

 孫一

 「ミサイルガードって精霊魔法でな、間違ってない、やっぱりミサイルガードに銃は効かんな、じゃあナイフだな」

 腰から引き抜いた剣、射撃が当たらないので、ナイフを引き抜いた歩兵二人。

 孫一

 「で剣にナイフで勝てると思うか?」

 長さが違う、他の歩兵達も射撃するが当たらない。

 孫一

 「じゃあこうしよう、携帯用の魔導書に吹き飛ばすということで」

 腰から魔導書を引き抜いた。

 魔導書を使い、雷撃を食らわせた。

 孫一

 「まあ雷撃だよね?」

 状況の歩兵達は困った顔、艦長に報告した。

 孫一

 「雷撃もいたいっしょ」

 治癒を与えて癒した。

 孫一

 「ヒーラーっていう治癒力が世界一の役割なんだよ」

 この困った顔の歩兵達。

 孫一

 「これが宇宙戦艦ヤマト、爺さんが第二次世界大戦に中国行きの歩兵だった、ガキの頃にヤマトは聞いたよ」

 困った顔が更に困った顔の歩兵達。

 孫一

 「まあ旅の珍道中に役に立って、この前は霊帝も倒したし」

 このヤマトの艦長が来る。

 孫一

 「雑賀孫一ってんだ、日本の雑賀衆ってしんねえ?」

 調べる面々。

 総人

 「確かにある、雑賀衆、雑賀寺、鉄砲傭兵」

 孫一

 「だろうね、古い軍人なら第二次世界大戦の超弩級戦艦ヤマト、どうなったか、知ってる?」

 総人

 「日本近海に沈んだ」

 孫一

 「そう、で日本は8月に降伏、なんだけど戦場は終わらなかった、バリバリに戦いは継続、だが全部は怨んだら早いんだが、個人的に日本もアメリカも怨むわけにはいかんわな、一応は恩はあるしな」

 総人

 「成る程、後の時代の産まれ?」

 孫一

 「第二次世界大戦の昭和、産まれた昭和、結局は令和も生きたからな」

 この調べる。

 孫一

 「便利な道具だな、それより飯を食いたいけど」

 総人

 「君は攻撃したが、治した、個人的には敵とは思えないが、かといって味方ともいえん」

 孫一

 「だが皇帝用ヴァングレイを基本的に戦場の兵器だしな、傭兵に雇うってのはどうだ?」

 総人

 「皇帝用とは?」

 孫一

 「多重世界の複合国家の雑賀国当主兼皇帝雑賀孫一だから、皇帝用ヴァングレイ」

 全員が困った顔。

 総人

 「成る程、多重世界の複合国家か」

 孫一

 「ああ、皇帝用ヴァングレイ、雑賀国は10の機種を運用中、このヴァングレイ系の皇帝用だな」  

 総人

 「成る程、国産機か?」

 孫一

 「厳密には設計図を買い取り、国産機化した機種だな」

 片方のヴァングレイをみた。

 孫一

 「あれはヴァングレイ系の設計図の初期型」

 このヴァングレイと皇帝用ヴァングレイ。

 総人

 「成る程、君の目的は?」

 孫一

 「ドゥーハー・デ・ダナン、そしてヤマトと後は故郷になるな」

 総人

 「成る程、故郷か、兵器は足りない、白兵用でもましか」

 孫一

 「厳密には皇帝用ヴァングレイだから修理機能はない、白兵用って訳でもないが、かといって違うわけでもないな」

 総人

 「まあ乗船は許可する、君の癒しの力は役に立ちそうだ 」

 この食堂に飯を食べに行く。

 パイロットの孫一、パイロットのチトセが挨拶した。

 孫一

 「ヴァングレイのパイロットのチトセなんとかって人だな、設計図に名前は有ったぜ、だがヴァングレイは買った俺が言うのもなんだが、修理機能がある、なんでついてるやら」

 チトセ

 「多重世界の複合国家の雑賀国当主兼皇帝雑賀孫一、ヴァングレイ系って、なんです?」

 孫一  

 「ヴァングレイの初期型から派生したヴァングレイシリーズの系統、ヴァングレイ系」

 チトセ

 「成る程」

 孫一

 「ヴァングレイ系は修理機能があるんだ、性能の沢山も、なんで修理機能があるかは、わからないだよ」

 沢山のクルーは困った顔。

 孫一

 「厳密には、ヴァングレイ系は性能を引き出したパイロットはいないだ、設計図のチトセなんとかって人位になるな 」

 チトセ

 「成る程」

 孫一

 「厳密には、ヴァングレイ系は役不足だ、厳密には老朽化も酷い」

 チトセ

 「成る程」

 孫一

 「厳密には、ヴァングレイ系は終了した系統、だがヴァングレイ系はファンが多い」

 チトセ

 「ファン?」

 孫一

 「ああ、パイロットの7割がまた乗りたいと希望した、まあファンだな」

 チトセ

 「理由は?」

 孫一

 「3割のパイロットは性能に満足できない、七割は性能ではなく、デザインが気に入った」

 チトセ

 「成る程、ファンね」

 孫一

 「実際にヴァングレイ系はデザインが最高とファンがいうな、性能は役不足も、デザインに勝る」

 チトセ

 「異世界からきた皇帝はデザインでしたか」

 孫一

 「皇帝用ヴァングレイはデザインじゃないな、純粋な攻撃性能だな」

 チトセ

 「へー」

 孫一

 「雑賀国人は特有でな、神聖魔法耐性、聖戦士レベル1、アンチマジック、歩兵能力、風精霊シルフィ召喚を遺伝すんだ」

 チトセ

 「成る程、遺伝」

 孫一

 「パイロットスキルは援護攻撃、援護防御、支援攻撃、ダッシュ、聖戦士レベル1、6番目は適当」

 チトセ

 「へー、聖戦士レベル1ってなんです?」

 孫一

 「オーラバリア可能なパイロットスキルだな」

 話を考えるチトセ。

 孫一

 「陸はS、海はB、空はA、宇宙はS、この地形だな 」

 チトセ

 「優秀なパイロットの人種だと?」

 孫一

 「パイロットじゃないな、国民の中心は医学、沢山の医者がいんだ、パイロットじゃないな」

 困ったチトセ。

 孫一

 「だから文字通りに医者が沢山いる医学が中心の国」

 チトセ

 「なんでパイロットをしないの?」

 孫一

 「代々に医学が中心、力の遺伝は後から」

 チトセ

 「力の持ち腐れね 」

 孫一

 「だが力があっても困らんだろ」

 考えるチトセ。

 孫一

 「国民の中心は医学、信仰は幸運神チャザ、癒しの女神イーリュン、誘惑の女神ティフティータ、混沌の女神アーライナ、大地母神のマーファ、知識神ラーダが大半だ」

 考えるチトセ。

 孫一

 「厳密には、雑賀国の魔女集団の雑賀衆が様々なんだけど」

 チトセ

 「魔女?」

 孫一

 「ああ、魔女集団だ、なんせ死なない、ずっと生きてる」

 考えるチトセ。

 孫一

 「厳密には魔女集団が術を教える教師なんだ、つまり師弟関係だ」  

 チトセ

 「その魔女集団って何人?」

 孫一

 「約80万人」

 考えるチトセ。

 孫一

 「大変な作業だな、だが厳密には無理だ、チトセなんとかって人も雷撃とか無理、ミサイルガードとか無理、ナイフで剣とやりあうかったら無理」

 考えるチトセ。

 孫一

 「厳密にはチトセなんとかって人、あんたくらいのもやしじゃあ無理だ、屈強な歩兵じゃないと、無理だ」

 現実的に歩兵が勝てない以上は誰も勝てない。

 孫一

 「そもそも治癒を使えないチトセなんとかって人じゃあ無理だ」

 癒しの力、激しい雷撃を一回に癒した力。

 孫一

 「だが厳密にはあんたの様々は無駄っていうぜ、理由はもやしだから」

 厳密にはチトセはパイロットなので、歩兵からしたらもやし。

 孫一

 「レーザーも用意したが、そこまで慌てる理由もまたないんだよ、あんたにはない癒しの力は残念な事に有効なんだ、科学よりもな」  

 癒しを展開、広域に癒しの力場を作る。

 孫一

 「癒しの領域、チトセなんとかって人じゃあ無理だ」

 本物の癒しの力、様々な判断は無駄になった形。

 チトセ

 「あー、バカみたい」

 孫一

 「そりゃそうだろうね、雑賀国は治癒力が世界一なんだ 」

 力場を解除。

 孫一

 「そんな訳で、長い旅には必要かなと判断は正しかった訳だ」

 文字通りに治癒力が世界一の使い手。

 孫一

 「パイロットを怪我しても、たいがいは治るよ」

 沢山が納得した治癒力が世界一の雑賀国の意味。

 チトセ

 「なんでヴァングレイに乗ってるの?」

 孫一

 「実は皇帝用ヴァングレイ、練習もしたことはない」

 練習中の皇帝用ヴァングレイ。

 孫一

 「だから装備も白兵でいいやって」

 射撃用ヴァングレイ、白兵用ヴァングレイ。

 チトセ

 「成る程」

 孫一

 「霊帝を倒した時は拳だったから、なんとかなるって」

 チトセ

 「なんです霊帝って?」

 孫一

 「復活する悪霊」

 戦いという。

 孫一

 「まあ消費型治療活動は変わらないが、魔力を消費しても、精神力を消費しても、他を消費しても、変わらない消費型治療活動だからな」

 チトセ

 「成る程、消費型治療活動ですか」

 孫一

 「そっ、治療、回復、蘇生だね、変わらない」

 癒しの領域は消費型治療活動となる。

 




































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