第42話 クソ魔女の自白調書④

複数犯だったとして…まあ単独犯じゃねえだろ特定の地域限定で来訪者激減してるんだし…いや、状況調査すらしてなくて、この世界がどうなろうと興味無い連中だったら、単独犯の可能性もあるか。まあ考えても意味無いし、その「施設」とやらに殴り込みだな。


Q【お仲間がいる「施設」はどこにあるの?】

A.ナビゲーションシステムが壊れたので、ワールドマップを見れない。戻れない。


Q【その魔法のホーキが移動手段兼ナビゲーションシステム?】

A.壊れて数時間経過してるから、もう異常事態発生を「施設」で察知してる頃じゃ…。行き先の位置情報も指示を受けてから出発しているので、救援が来ると思う。


Q【そいつらも高ステータス?撃墜しても死なない?】

A.撃墜する気?


Q【君が同僚に無断で収賄&殺人してたなら、同僚から罰を受ける?】

A.殺してない!


以下、聞き取りの結果、奴らの本拠地施設のおおよその位置が判明。

陸路で行くのは遠すぎて無理。

魔法のホーキは、かなりの高性能らしい。壊れたけど。

ホーキの修理は無理そうなので、連中が救援に来るのを待ち構えたほうが良いと判断。

連中は複数人乗れる「飛行船」という乗り物を持っているそうだ。

町の寺院の尖塔に設置された回転砲塔の照準を空に構えながら、のんびりと待つ事に。


Q【俺のステータス、オールゼロで超貧弱なんだけどお前のせい?】

A.知らない!位置情報も探知できないし、どうなってるのかこっちが聞きたい!


俺が全裸&ステータスオールゼロ状態でこのフラットアース世界に放り出されたのは、誰の仕業なのか。








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