第37話 転生案内人を撃墜して締め上げる。
まああれだ。勢い余ってヤってしまった。
そう。あの、魔女モドキだ。
態度がデカい転生案内人。
俺を全裸放置して去ったゴミ虫だ。
ちょっと脅してやろうと、魔物の大群を薙ぎ払うついでにクソ魔女にも呪いの炎を浴びせてやったのだが、普通にクリーンヒットして撃墜してしまった。
乗ってたホーキがボキっと折れて墜落、魔女モドキは地面に叩きつけられたが、低空だったためまだ生きてる。
あー、手元が狂った。失敗失敗。
まあ、うるさく飛び回るゴミ虫はどうでもいいとして、魔物の殲滅をしましょう!
回転砲塔に座って、火炎放射と電撃を放ちまくること数時間。
魔物の数が目に見えて少なくなってきたのを確認して、街の守備隊が城門を打って出る!残りの魔物をキレイに掃除して、仕事終了。
イヤー、いい仕事したな。
「我らの勝利だ!」
拡声器機能のある呪いアイテムを使い、俺が勝利宣言。
ウォー!と歓声が上がる。
「しっかりと休息を取ってほしい!そして。休息後には城門を開け、倒した魔物の素材剝ぎ取りタイムとなるわけだが…」
ここでちょっと間を取り、
「この聖剣で倒した魔物の素材についてだが…すべて、共に戦った守備隊にお譲りしよう!」
ウォー!と歓声が上がる。
「ケンカするなよ!モメてるやつは、この聖剣で撃つからな!ハハハハハ!…早い者勝ちだ!」
ウォー!と歓声が上がる。
…さて、こんなもんでOKでしょうか?ボス?
カイ「上出来上出来!」
ウチらのボスであるヒーラーのカイは、撃墜した例の魔女モドキの女に回復魔法をかけている。
おっ、尋問タイムですな?
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