第38話 「運営」魔女を取り調べ

この世界「フラットアース」に辿り着いた「旅人」を導く「案内人」。

ゲーム開始時の説明役。

運営の人。

そう、あの、ホーキに乗った魔女モドキのクソ女だ。

俺が全裸でこのフラットアースに放り出された時に現れた「アイツ」が今、俺の狙撃で撃墜されて負傷した状態でここに転がっている。


俺「悪いが、取り調べタイムだ。」


コイツからイロイロ聞き出さなければいけない。


魔女モドキ「この(放送禁止用語)!てめえ(以下略)!」


うわ元気だな。

質問に答える気は全く無いらしい。ひたすら罵倒しまくる魔女モドキ。

そうですか…暴力も強要も嫌いなので、黙秘なら黙秘で結構ですよ。


俺「どうします?ボス?」


カイ「じゃあ死刑で」


俺「えっ」


魔女モドキ「えっ」


俺「ここで処刑ですか?さすがにちょっとそれは…、俺もひどい目にあったけど殺されはしなかったし…あ、いや、全裸で荒野に放置されたのは殺人と同じか。でもなあ。」


さすがにいきなり死刑はやりすぎでしょう。

俺は火炎放射剣「ヒノカグツチ」を振り回しながら、魔女モドキを見る。


魔女モドキ「ちょ…マテヨ!」


俺「ハムラビ法典でも『目には目を歯には歯を』って言ってるじゃないですか。え?知らない?罪と同等の罰を、っていう刑罰の基準ですよ。合理的でしょ?で、だ。…じゃあこうしましょう。『荒野で全裸放置の刑』で。俺がやるとセクハラになるので、処刑はカイにお任せしていいですかね?」


俺は疲れたので休みます。おやすみ。


魔女モドキ「ゆ…ユルシテ…」


お?喋る気になったかな?


カイ「質問に素直に回答してくれれば、刑罰は軽減されますが…どうします?」


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