産廃を不法投棄する勇者

第13話 呪われし滅びをもたらす魔剣

聖女「さあ!ケント寺院の仲間になっての初仕事ですよ!ツヨシさん頑張りましょう!まずは人体実験です!」


おい!カジュアルに仲間を生贄いけにえにするなよ!


聖女「呪われし滅びをもたらす魔剣、カモン!」


司祭が扉を開けると、扉の中には大量の禍々まがまがしい武器の数々が見える。


聖女「ツヨシさん!GO!」


当然のように禍々しい武器の山に物理的に投入される俺。

ヤメテ!


聖女「その武器たちは、触れただけでも呪われる非常にヤバいアイテムです!」


思い切り触っちゃったよ!触るどころか呪いのアイテムに埋もれちゃったよ!


聖女「即死とか、即死とか、あと…即死とか。呪いの内容は様々です!」


即死しかないじゃん!死んじゃうよ!


聖女「HP:ゼロのツヨシさんなら大丈夫!たぶん!」


たぶん、って何だよ!


聖女「『実験』ですから!」


なんだそのドヤ顔!おいふざけんなよ!


聖女「ほーら、なんともない」


…オオ、なんともないな。


聖女「即死のほか、近づいただけで体が腐り落ちるとか、見ただけで石化するとか、エグい呪い持ちアイテムの山です!」


やっぱふざけんなおまえ!


聖女「…呪いが一切効いてない…」


…俺、どうなっちゃってるの?


聖女「…貴方には魔法も呪いも効きません…」


…どういうことだってばよ…


聖女「鑑定してもステータスが無いので無意味…ただし読心術や誘導尋問等の心理テクニックはかかりやすい…」


…なんかディスられてます?


聖女「つまり…素晴らしい!実験を続けます!」


続くのかよ!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る