第10話 HP:ゼロだけど…ゾンビ、チガウ!オレ、ニンゲン!
HP:ゼロというのは、ステータスプレートの誤表示ではなく、実際に俺のHPがゼロらしい。
って、うわぁ、浄化魔法とやらが司祭様の手から俺に発射されて、ぐぅぁあああ!
…ん?アレ?成仏しないぞ俺、効いてないし。やっぱ生きてるじゃん俺!
司祭「ムムム!ゾンビじゃないのかな?」
イヤイヤ、ムムムじゃないですよ司祭様、見ればわかるでしょ生きてますよ。
司祭「聖女様ぁ!聖女様ぁ!
なぜそこで英語…いや、ステータスプレートもHPもみんな英語由来だけどさ。
聖女「ハイハイ聖女です何か御用ですか?」
地味~な感じの聖女様があらわれた!
出てくるの早!
この寺院の人えらくフットワーク軽いな。
鑑定受付から聖女登場まで10分かかってないぜコレ。
聖女「ふむふむ。ゾンビに浄化魔法が効かないと。了解。」
聖女の手からぶわーっと広がる浄化魔法らしき光…が、すでに俺に向けて発射されている。早!対応早!…ぐぅぁあああ!って、やっぱり効かないじゃん。
聖女「ゾンビじゃないですねぇコレ」
聖女様、棒で俺をつつくの止めてもらえませんかね。
聖女「弱体化魔法も効きませんねぇ」
聖女様は儀式で使うような細い棒で俺をつつき続ける。やめろ!
聖女「聖堂で再鑑定しましょう。奥へ…」
受付からトップまで
めっちゃ有能な寺院じゃね?ココ。
…俺は聖堂とやらに連行されていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます