第6話
「おはようございます。」
「おはようございます。」
俺と悠斗は挨拶して部室に入った。
「橘、如月、おはよう!」
とバスケ部部長の内原先輩が挨拶してくれた。
でも何やら部室が騒がしいような……。
「何があったんですか?」
と俺が聞くと、「高松が襲われた。」と2年生の先輩がこの部室で何者かに襲われたらしい。
高松先輩は救急車で病院に運ばれたらしい。ちなみに意識不明の重体だそうだ。
そして、凶器となる物は部室には無かったらしい。
「えっ怖っ!」
と俺は恐怖を感じた。こんな身近に殺人未遂事件が起こるなんて思ってもいなかったからだ。
「犯人の目的が分からない以上しばらく部活は中止だ。」
と部長が言った。
「まぁそりゃそうなりますよね。」
そして俺と悠斗は挨拶して部室から教室に向かう。
「陽介、高松先輩って襲われる理由ってあるのか?」
と悠斗は少し元気がなかった。
「悠斗………、確かに高松先輩が襲われる原因って分からねぇな。あんなに優しくてかっこいい先輩で皆からの人気者だしな。」
と話しながら教室に向かう。
そして教室に着くと時間が時間なのでまだ誰もいない。
「高松先輩が心配だな。」
「そうだな。意識回復するといいけど………。」
と重たい空気が流れていた。
とりあえずは暗くならないようにスマホゲームをしたりして悠斗とホームルームの時間まで過ごした。
そしてホームルームの時間になると担任の先生が来て、「来てそうそう悪いが今日は臨時休校だ。」と臨時休校になった。
他のクラスメイトは困惑しているようだった。
「陽介、俺の家に来るか?」
と悠斗に誘われたから行くと伝える。
悠斗の家では気晴らしにゲームしたりして過ごしていた。
そしたらバスケ部のチャットアプリで高松先輩が意識回復したとメッセージがあった。
「ひとまずよかったな。」
と俺達は一安心した。
だが犯人の有力な情報は得られなかったとも書かれていた。
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