第5話

そして2週間後。

この日はバスケ部が体育館の点検で休みになった為、俺と悠斗はちょっと繁華街の方まで出ていた。

ちょうど見たい映画があった為映画館に来ていた。

「面白かったな!」

「最後ハラハラしたぜ。」

「陽介、めちゃくちゃ興奮してたよな!」

と会話しながら映画館を後にした。

そして俺と悠斗は駅ビルに向かって歩いていると「すみません、道を聞きたいのですが…。」と20代前半くらいのスーツを着た男性が声をかけてきた。

俺達はその男性がどこに行きたいのかを聞き、道を教えてあげた。

その男性はお礼を言って去って行った。


「陽介、優しいな!」

と悠斗に頭を撫でられる。俺の方が悠斗より背が高いのにいつもこんな感じで甘やかされてる気がする。

「それにしてもあの男性スマホ無いのか?」

と俺は疑問を口にした。

「電池切れだったりして。」

「それなら納得だわ。」

と改めて駅ビルの中に入っているレストランに向かうのだ。


「ここめちゃくちゃ美味いな!」

と俺は感激していた。このレストランはブッフェ方式でしかもどの料理がめちゃくちゃ美味いのだ。

しかも時間無制限で1500円という安さだ。

「陽介、めちゃくちゃ食うな!」

「悠斗だってめちゃくちゃ食ってんじゃん!人の事言えないぜ!」

と笑いながら食事を楽しんでいた。

俺達は満足して家に帰るのだった。

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