第11話 ラーメン屋で人を泣かせた話

数ヶ月前の話、うろ覚え。


久しぶりに外食したいなぁって気持ちになってラーメン屋に行きました。そこのラーメン屋はおろしニンニクが無料で提供されているお店なんですね。ニンニク健康信者の私としてはドッサリと入れるのが美味しいし、元気の源だと感じているのです。で、ズルズルと食べているとなんか視線を感じたんです。その方向を見ると女2人男1人がなんかこっちを見てんですよ。なんやろなーって思いながら気にしないようにしていたらさ、ニンニクあんなに沢山入れすぎてなんかあり得ないとかキモいとか、食べる気無くすとか言ってるのよ。なんで久しぶりに来た店で知らん他人から勝手に人の美味しい食べ方を見られてさ、それを貶されている声を聞きながら食わなきゃならないんだと、嫌だなーと思いながら過ごすんですけどこの日はカチンと来てしまったんですよね。


「あんさ人の食い方見て不味いだのキモいだの言ってさ、お前ら頭おかしいのか?だったら見るな、食べるな、そもそも来るな。」と言ってやったのよ。そしたらはぁ?なんなのお前、意味分かんないって言われたの。「てめえらの方が意味分かんない、特にてめぇ、人の事をあれこれ言ってたけどあんたは歯茎大きいよね。両親のどっちか馬かなんかなの?不愉快だから口開けんな。」って言ったら泣かれたの。それについて謝れだの何だの言われたんだけどさ「あんたらがした事ってそういうことじゃん、人の事を勝手に見て不愉快な食い方だと勝手に言ってきてさ。違うのか?同じ事してやってんだよ。こいつの歯茎は大きくないのか?言ってみろ、違うと言ってみろ。」と言ったらなんか黙ってしまいました。歯茎が大きいと思っていたんだろうね。私は麺だけ食べてスープは飲みきりたかったけど我慢して店を出たのでした。

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